ザ・ビートルズ 1962年~1966年
Disc1
1.ラブ・ミー・ドゥー
2.プリーズ・プリーズ・ミー
3.フロム・ミー・トゥー・ユー
4.シー・ラブズ・ユー
5.抱きしめたい
6.オール・マイ・ラビング
7.キャント・バイ・ミー・ラブ
8.ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!
9.アンド・アイ・ラブ・ハー
10.エイト・デイズ・ア・ウィーク
11.アイ・フィール・ファイン
12.涙の乗車券
13.イエスタデイ
Disc2
1.ヘルプ
2.悲しみはぶっとばせ
3.恋を抱きしめよう
4.デイ・トリッパー
5.ドライブ・マイ・カー
6.ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森)
7.ひとりぼっちのあいつ
8.ミッシェル
9.イン・マイ・ライフ
10.ガール
11.ペイパーバック・ライター
12.エリナー・リグビー
13.イエロー・サブマリン
ザ・ビートルズ 1967年~1970年
Disc1
1.ストロベリー・フィールズ・フォーエバー
2.ペニー・レイン
3.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
4.ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
5.ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
6.ア・デイ・イン・ザ・ライフ
7.愛こそはすべて
8.アイ・アム・ザ・ウォルラス
9.ハロー・グッドバイ
10.フール・オン・ザ・ヒル
11.マジカル・ミステリー・ツアー
12.レディ・マドンナ
13.ヘイ・ジュード
14.レボリューション
Disc2
1.バック・イン・ザ・USSR
2.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
3.オブラディ・オブラダ
4.ゲット・バック
5.ドント・レット・ミー・ダウン
6.ジョンとヨーコのバラード
7.オールド・ブラウン・シュー
8.ヒア・カムズ・ザ・サン
9.カム・トゥゲザー
10.サムシング
11.オクトパス・ガーデン
12.レット・イット・ビー
13.アクロス・ザ・ユニバース
14.ロング・アンド・ワインディング・ロード
現在40代の洋楽好きにとって、ビートルズとの出会いは『サージェント・ペパーズ』でも『アビー・ロード』でもなく、この2種類のベスト盤だった、という人がほとんどのはずである。実は、僕もそう(笑) ジャケットデザインも秀逸なこのベスト2種、周囲にも持ってるのが多かった。赤・青両方持ってる、という人は少なかったのが、不思議というか納得というか(笑) ま、しかし、この2枚があれば、ビートルズは一通りカバーできる。シングル曲もアルバム・トラックもバランスよく聴ける。本当に、“ベスト・オブ・ベスト”と呼ぶにふさわしいベスト盤なのである。
このベスト盤が出たのは、70年代前半だそうで、ジョージ・ハリスンが選曲を担当した、と後に聞いて驚いてしまったが、よく考えれば納得だ。ジョンとポールという2人の天才が牽引したビートルズというバンドを、客観的かつ愛情を持って評価できるのは、メンバーであるジョージしかいないだろう。実際、完璧な選曲だ。なんたって、自分の曲を4曲しか選んでいないのが、奥ゆかしくてよろしい(笑) けど、その4曲がこれ以上ないという必殺チューンであるのも、また彼らしい。自分をよく分かっている人なのだ。ジョンやポールも、この点ではジョージにかなうまい(笑)
前述したように、必ずしもヒット曲ばかりではないのだが、「イン・マイ・ライフ」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」「フール・オン・ザ・ヒル」といった曲が、今でも名曲として人気が高いのは、このベスト盤に収録されたからなのではないか、とすら思える。文字通り、この2枚でビートルズの全貌を知る事ができるのだ。
てな訳で、ビートルズの想い出のアルバムといったら『赤盤』もしくは『青盤』という人は多いと思う。特に40代(笑)
ついでに言うと、僕にとって、もう一枚ビートルズ想い出の一枚がある。それは、
『ロックンロール・ミュージック』である。1976年という、アメリカ建国200年つーかビートルズ来日10周年つーか(笑)、とにかく1976年に出た編集盤だ。この頃、よくFMでかかっていたので、耳にする事も多かった。もしかすると、『赤盤』『青盤』より先に聴いてたかもしれない。タイトル通り、ビートルズのロックロール・ナンバーを集めたアルバムで、カバーがほとんどなのだが、「ヘルター・スケルター」「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」といったオリジナル曲も収録され、ほんとカッコいいアルバムだった。収録曲のリストを掲載できないのが、実に残念だ(笑)
という訳で、我々の世代は、この『赤盤』『青盤』『ロックンロール・ミュージック』がビートルズへの入り口であったのである。なので、早いとこ『ロックンロール・ミュージック』をCD化してもらいたい。自分で編集すれば、と言ってしまえばそれまでなんだけど(笑)