日々の覚書

MFCオーナーのブログ

パン・茶・宿直

2023年08月20日 22時04分27秒 | 音楽ネタ

唐突だが、先日アマゾン・プライムで、マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』を見た。

今さら言うまでもなく、マイケルが亡くなったのは2009年6月、久々のイギリス・ツアーを一ヶ月後に控えていた時で、ほんと衝撃的な出来事だったけど、その大規模ツアーのリハーサル映像をまとめたのが『THIS IS IT』で、ツアーのタイトルでもあった。聞いた話だと、元々映像ソフトとして発表する予定はなく、ただ単に記録として撮影されたものらしいが、そのせいか、マイケルはじめ出演者たちが、実に"素"の状態で記録されていて、なかなかに面白い。

いわゆるツアーやレコーディングのリハーサル映像って、ミョーにピリピリとした緊張感に支配されていて、アーティストやディレクターからの怒号や叱責が飛び交う中、戸惑いながらも指示に従おうとするスタッフの様子を記録した物が多いように思うが、この『THIS IS IT』では適度な緊張感は漂っているものの、怒号が飛び交ったりといった殺伐とした雰囲気はなく、マイケルも積極的にアイデアを出したり、演奏やダンスにアドバイスをしたり、とかはするが、怒鳴りつけたりなんてことはなく(カットされたのかもしれないが^^;)、スタジオ内は非常に良い雰囲気に思える。

公演の約4ヶ月前の映像らしく、構成やら振付やら色々な事がまだ未完成で、試行錯誤の最中でもあり、下手するとダラダラしてしまいそうだけど、出演するシンガーやダンサーの大半が、マイケルに憧れてこの世界に入ってきた、という人たちで、その憧れのマイケルと同じ舞台に立てる、という非常に幸運で光栄な境遇にあり、そういう人たちが憧れのマイケルを目の前にしてダラダラするはずもなく、マイケルを見る目つきや指示を受ける態度にしても尊敬の念に溢れ、尚且つ真剣で良い意味での緊迫感でいっぱいだ。ガチガチに緊張しているのではなく、適度に心地よい緊張感なので、良いパフォーマンスが出来るだろうし、実際良い雰囲気。マイケルも、ひたすら良いショーにしようと、自分でも考えるし、スタッフに意見を求めたりもする。それが決して尊大な態度でないのが大スターなのに凄いな、と感じてしまった。

と、まぁ、そんな(どんな?)マイケルの『THIS IS IT』なのだが、これのサントラ(?)には、個人的に好きな曲が多く収録されていて、映像を見たのを機に買おうかな、なんて思ったのだが、結局こちらにした。

という訳で、最近買ったCDから。

Dangerous/Michael Jackson

たった2枚のアルバムで、80年代を席巻してしまったマイケルが、世話になったクインシー・ジョーンズから離れ、テディ・ライリーやビル・ボットレルと組んで、1991年に発表したのが本作である。驚いたのはビル・ボットレルと組んでる事で、ご存知シェリル・クロウの初期のプロデューサーだ。シェリルのアルバム聴くまで知らない名前だったけど、実はマイケルのアルバムで共同プロデューサーを務めるほどの人だったのである。知らなくてすいませんでした(爆)

という訳で、大成功を納めた80年代を経て、マイケルが90年代を迎え新たな地平に踏み出したアルバム、と言っていいのだろう。テディ・ライリーと組んだ曲が並ぶ前半は、ダンス系で占められているが、このリズムを強調した音が、(今更だが^^;)なんというか斬新な響きである。この方面は疎いのでよく分からないのだが、こういうのニュー・ジャック・スイングって言うの? ドラムを大きくミックスし、ボーカルなどを控えめにして、ひたすらリズム主体のアレンジで聴かせる音楽。やや単調に感じるかもしれないが、よく聴けば大きくミックスされたドラムの裏で、意外と曲も展開されてたりしてて、決して一本調子ではない。90年代以前から、ブラック系にはこういうアプローチ多かったけど、でも、なんか全く違うものに聞こえる。ブラコンを定着させたのは、クインシー・ジョーンズとマイケルの功績と思うが、この『デンジャラス』では、既にブラコンを見切っている感じがする。

後半のビル・ボットレルと組んだ曲は、ロック寄りのアプローチで、ジャンルにとらわれない音作りを目指していたようだ。あのスラッシュが参加した「ブラック・オア・ホワイト」は、当時から好きな曲だった。そして、自身のプロデュースによる、自然保護を訴える「ヒール・ザ・ワールド」も、好みはともかく名曲である。

このように、『デンジャラス』でマイケルは、新たなブラック・ミュージックの確立、ジャンルにとらわれないサウンド、環境問題等の社会的メッセージの発信、といった90年代ならではの、新たな方向性を打ち出した。これまでのスタイルに安住しない姿勢は素晴らしい。『デンジャラス』は大きな転機だった。

続いては、

Number Ones/Michael Jackson

さすがにマイケルはベスト盤多くて、2枚組で1枚目はベスト・2枚目はオール新曲、なんてアルバムも出してるし、前述の『THIS IS IT』もベスト盤と言えなくもないのだが、本作は比較的早い時期のものでは、と思う。1979年以降の主要なヒット曲はほぼ網羅されている。個人的には、空耳アワーでもお馴染み「スムース・クリミナル」や「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラビング・ユー」といった『BAD』収録の曲が聴きたかったんだけど、『BAD』を買うのも何だし、ってとこだったので、このベスト盤はちょうど良い(笑) タイトルだけ見ると、1位獲得曲ばかりが収録されてるのか、と思うけど、実際はそうでもない。シングル・カットされてない曲もあるし(笑) よってアルバム・タイトルの意味は不明(笑)

ま、改めて聴いてみると、やっぱマイケルは凄い。シンガーとしてもパフォーマーとしてもソングライターとしても、とてつもない才能の持ち主である。90年代後半から2000年代の頃の曲は、今回初めて聴いたが、やはり素晴らしい。『デンジャラス』から続くダンス系もいいし、R・ケリーと組んだメロウ路線もいい。本当に惜しい人を亡くしたなぁ、と今更ながら思うのである。

今生きていれば、マイケルはどんな音楽を作っていたのだろう。存命なら64歳、まだ引退する年齢でもない。全く意味のない事と分かっているけど、つい夢想してしまう。マイケルに限らないけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MFC presents 500 Favorite Albums Of All Time 200-181

2023年08月16日 11時45分59秒 | 私的歴代最高のアルバム500選

MFCオーナーの私的歴代最高のアルバム500選
200位→181位

私的アルハム500選も、いよいよ200位圏内に突入しました。この辺りから、想い出のアルバムが増えてきます。どうぞよろしくお願いします(誰に言ってんだか。笑)

☆200位☆

Rock Of The Westies/Elton John (1975)
ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ/エルトン・ジョン
『キャプテン・ファンタステイック』に続き、2作連続で全米アルバム・チャート初登場No.1という快挙を達成したアルバム。いかに、この当時のエルトンが凄かったか、を物語るエピソードだ。アルバム自体はバンド・メンバーを一新し、かなりロック色の強いサウンドとなっている。そんな中にあって、唯一のバラード「さすらいの弾丸」は名曲中の名曲。

☆199位☆

Ritchie Blackmore's Rainbow/Blackmore's Rainbow (1975)
銀嶺の覇者/ブラックモアズ・レインボー
パープルを脱退したリッチーは、本当はどんな音楽をやりたかったのか? ロニー・ジェイムス・ディオらエルフのメンバー達とレコーディングした脱退後の第一作は、ハードロックにとどまらない、多彩な音楽性と曲調に満ちている。パープルとのいわくつきの「黒い羊」、アコースティックな「王様の宮殿」、3拍子の「自画像」など、リッチーの意図はともかく出来は良い。

☆198位☆

The Allman Brothers Band At Fillmore East/The Allman Brothers Band (1971)
フィルモア・イースト・ライブ/オールマン・ブラザーズ・バンド
ロック史に燦然と輝く名作ライブ盤、と評価は高い。その評価に異論はないが、デュアンを中心にしたジャム・バンドとしてだけではなく、グレッグを中心にボーカル物もいけるバンドである事を、もっと知って欲しいと思う。オープニングのブルース・カバー2曲なんては鳥肌モノだ。C面のインスト2曲も、コンパクトながらもスリリングで素晴らしい。

☆197位☆

Rocky Ⅳ - The Original Soundtrack (1985)
ロッキーⅣ~炎の友情/オリジナル・サウンドトラック盤
映画はともかく(未見)、サントラは実に充実している。前作で当てたサバイバーの新曲やジェームズ・ブラウンの参加も話題になったが、白眉は何と言ってもジョン・キャファティーの「ハーツ・オン・ファイア」であろう。この曲の為にアルバム買っても惜しくはない。それ以外ではゴー・ウェストやケニー・ロギンス&グラディス・ナイトの曲が良い。映画は知らんけど。

☆196位☆

Make It Big/Wham! (1984)
メイク・イット・ビッグ/ワム!
本作でワム!はコンテンポラリーなポップ路線に切り替え、アメリカでの成功も手中にした。とにかくA面ラストの「消えゆく想い」以外は、見事なまでに隙の無い完全無欠のポップ・ワールド。文句なし。全米No.1になった3曲もさることながら、シングルになっていない「ハートビート」「クレジット・カード・ベイビー」といった曲にもジョージ・マイケルの才能が光っている。

☆195位☆

Giuffria/Giuffria (1984)
美伝説/ジェフリア
元エンジェルのグレッグ・ジェフリアは、自身のリーダー・バンドを率いてロック・シーンに戻ってきた。本作はそのバンド、ジェフリアの1st。自身のシンセを前面に出し、プログレ風味も加えた、素晴らしい産業ロックである。キャッチーな曲作りとアレンジがよろしい。声がスティーブ・ペリー似のボーカルもなかなか。80年代ロックの隠れた名盤と呼ぶべき。

☆194位☆

Madonna/Madonna (1983)
バーニング・アップ/マドンナ
あのマドンナの1stである。当時注目されていたヒップホップ風味のダンス・ミュージックだが、ストリートっぽい感覚もあり、ボーカルも意外と魅力的で曲も良く、ほぼ無名だったシンガー&ダンサーのデビュー作としては、かなりいい線行っているのではなかろうか。8曲中5曲がマドンナ作で、ここいらもお見事。売れなかったら、レア・グルーブの名盤だったかも。

☆193位☆

Slowhand/Eric Clapton (1977)
スローハンド/エリック・クラプトン
「コカイン」「ワンダフル・トゥナイト」とライブの定番曲を含むアルバムであり、カントリー風の「レイ・ダウン・サリー」もヒットしたし、代表作と言ってもいい内容ではある。レイド・バックした雰囲気ながら、「ザ・コア」のようにスリリングな掛け合いを聴かせる曲もあり、名盤には違いない。バック・ポーカルのマーシー・レヴィも素晴らしい歌を聴かせる。

☆192位☆

How Dare You/10cc (1976)
びっくり電話~ハウ・デア・ユー/10cc
ジャケットからも察せられるように、10ccらしさ全開のアルバム。本当にやりたい事を好きなようにやってる、という感じ。「世界征服」「氷山」「電話を切らないで」あたりはゴドリー・クレーム組の真骨頂。スチュワート・グールドマン組は「アイム・マンディ」「芸術こそ我が命」などアバンギャルドでポップな曲で本領発揮。それらが違和感なくまとまっているのが、本作の素晴らしいところである。

☆191位☆

Threads/Sheryl Crow (2019)
スレッズ/シェリル・クロウ
1曲ごとに、シェリルが敬愛する先輩たちと共演したアルバム。スティービー・ニックス、キース・リチャーズ、ジョニー・キャッシュなど、錚々たる顔ぶれである。そこで展開されるアメリカンな世界がたまらない。スティービー・ニックスとの「プルーブ・ユー・ロング」、ジョー・ウォルシュとの「スティル・ザ・グッド・オールド・デイズ」が出色の出来。

☆190位☆

Restoration Reimagining The Songs Of Elton John And Bernie Taupin (2018)
(日本未発売)
カントリー系のアーティストによるエルトン・カバー集。参加ミュージシャンは、ウィリー・ネルソン、エミルー・ハリス、ドン・ヘンリーといったビッグ・ネームから、ケイシー・マクブライブス、マイリー・サイラスなどの若手、そして僕なんか名前も知らない人たちも含めて多士済々。どのパフォーマンスも全く違和感なし。エルトンの曲は誰がやってもハマる、懐の深さがある。

☆189位☆

Home For Christmas/Sheryl Crow (2008)
ホーム・フォー・クリスマス/シェリル・クロウ
クリスマス・アルバムとはいえ、アメリカ音楽のエッセンスを抽出して集めたような、まるでオリジナル・アルバムのような趣がある。ブルースやR&Bの香り濃厚な収録曲を聴いていると、山小屋で暖炉のそばでくつろいでる気分になる、そんなクリスマス・アルバムである。クリスマスは好きな人と過ごしたいの、などと言ってる連中には本作の深みは理解できまい。

☆188位☆

The Cosmos Rocks/Queen + Paul Rodgers (2008)
コスモス・ロックス/クイーン+ポール・ロジャース
このバンドは、フレディの代わりにポール・ロジャースが加入したのではない。ブライアンとロジャーがポール・ロジャースと組んだ新バンドなのである。彼ら唯一のアルバムで、決してクイーンではない事を証明した。ややロジャース色が強く、ブルースに根ざしたロックという印象だが、ブライアンとロジャーの個性も消えていない。ベテランの味が堪能出来る傑作。

☆187位☆

Greatest Hooks/Dr. Hook (2007)
(日本未発売)
ドクター・フックも、70年代後半にチャートを騒がせたヒット・メーカーである。現在では、あの頃の人気が嘘のように、知る人ぞ知るバンドになってて、リトル・リバー・バンドと境遇が似てるが、奇を衒うタイプではなく、良い曲をじっくり聴かせるバンドであり、派手ではないが優しく暖かいサウンドが特徴、というのもリトル・リバー・バンドみたい。もっと知られてもいいバンド。

☆186位☆

After The Flood : Live From The Grand Forks Prom, June28, 1997/Soul Asylum (2004)
アフター・ザ・フラッド/ソウル・アサイラム
洪水の被害に遭った高校でのライブ盤。元々、ライブには定評があるバンドだけに、非常にテンション高く充実した演奏が聴ける。オリジナルだけではなくカバーも多くて、その点も楽しい。マービン・ゲイの「セクシャル・ヒーリング」が素晴らしいが、「いつも心に太陽を」「ラインストーン・カウボーイ」といった選曲は意外過ぎて、並のバンドではない事を思い知る。

☆185位☆

A Bigger Bang/Rolling Stones (2005)
ビガー・バン/ローリング・ストーンズ
21世紀最初のオリジナル・アルバムは、ストーンズ本来のスタイルに戻った感じ。キャッチーなリフとメロディが印象的な曲で占められ、風格と若々しさの両方が感じ取れる。焼き直しには違いないが、それでもこれだけのクォリティの曲を書ける、という事実には感嘆しかない。「Rain Fall Down」「Streets Of Love」等々ストーンズの新たなスタンダードとなり得る佳曲ばかり。

☆184位☆

Harmonium/Vanessa Carlson (2004)
ハーモニウム/バネッサ・カールトン
2ndでのバネッサは、成功した1st以上にソング・ライティングに磨きをかけ、収録曲はどれも充実しており、「ホワイト・ハウセズ」「アニー」など、幅が広がった感もある。が、それ以上の聴き物はU2の「約束の地」のカバーである。あのイントロをピアノで再現する、という試みが実にプログレッシブだ。他の曲が霞んでしまうくらい強烈な印象を残す名演。

☆183位☆

Astronaut/Duran Duran (2004)
アストロノート/デュラン・デュラン
ほぼ20年の時を経て、オリジナル・メンバー5人が再集結してのアルバム。これがまた素晴らしい出来映えなのである。決してここまでの20年低迷していた訳ではないが、オリジナルの5人が揃うだけで、こんなに素晴らしいアルバムを作れる、という事に単純に感動してしまう。シングルになった「サンライズ」はじめ、どの曲も躍動感に溢れ、前を向いているのが凄い。

☆182位☆

C'mon, C'mon/Sheryl Crow (2002)
カモン・カモン/シェリル・クロウ
ひたすら良い曲を並べてきた、という印象。時流に乗ったアメリカン・ロックという雰囲気のサウンドも良い。スティービー・ニックス、ドン・ヘンリー、キッド・ロックといったゲストも多彩でありつつ筋の通った顔ぶれ。白眉はスティービーと共演したタイトル曲であろう。当時売れっ子だったジョン・シャンクスと組んだ曲もあり、そこいらの目配りはさすが。

☆181位☆

Brainwashed/George Harrison (2002)
ブレインウォッシュド/ジョージ・ハリスン
ジョージの遺作で、亡くなる3年程前に録音されていたらしいが、そんな事は微塵も感じさせない、明るくポジティブな印象のアルバムである。曲の出来も良い。音楽性という点で見ると、これまでのジョージの様々なスタイルの集大成という感じ。スワンプ風あり、AOR風あり、インド風の曲もあり、どれも充実していて飽きさせないアルバムである。

次回は、180位→161位です^^

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロックTの現状

2023年08月15日 08時17分26秒 | 与太話

クソ暑い日々が続いておりますが、皆さま如何お過ごしでしょうか? 今年の暑さは異常ですが、まだ続きそうなので、ご自愛下さい。

夏といえば暑中(残暑)見舞いですが、なんと!寒川神社様より残暑見舞いを頂いてしまいました。有り難いことです。

という訳で、真夏の話題あれこれ^^;

東海道新幹線の車内ワゴン販売が廃止になるそうで、こういう話を耳にすると、やっぱりJRというのは、こういう会社なんだな、と思ってしまう。運行時間は正確この上ないし、安全第一を貫いているのは凄い事だけど、それ以外の、利用者にはメリットあるけど、自分とこには全くメリットのない案件については、やる気がないというか真剣に考える事すらしない。車内販売にしても、乗客のほとんどが乗車前にホームの売店などで買い物を済ませてしまうので、利用する人がいなくて無駄である、というのが建前だろうけど、要するに維持するのが面倒で人件費もかかるので止めたい、大した売上にもならんし、というのにすぎない。利用者へのサービスなんて事は、全く頭にないのだ。ホームからゴミ箱を全て撤去したり、駅構内の時計をいずれ全部撤去する方向で進めていたり、とにかく自分とこの都合だけ。ゴミ箱がなくなってどれだけ困ってるか、時計がないとどれだけ不便なのか、なんて事は自分には関係ないから考える事もない。ユーザーは言われた通りにするしかないしね。困ったものだ。

困ったものだと言えば、今の内閣というか岸田首相のやってる事はひどい。いわゆるサラリーマン増税はもちろんだが、LGBT法案を強引に押し切って通したり、入管法の改正をすると見せかけて、意味不明の救済措置を盛り込んだり、と無茶苦茶である。一体誰に褒められたいのか? 少なくとも、日本国内では、自民党支持者からも野党支持者からも顰蹙を買っている。そりゃ支持率も下がるよな。解散さえしなければ大きな国政選挙も当分ないし、なんとか政権を維持することは出来るので、安心してこのような暴挙に出ているのだと思うが、国民はもちろん、自民党もそれでいいのか? ま、確かに、自民党がこんなでも野党が輪をかけてひどいので、支持者が野党に流れる心配はないし、そうなれば選挙にも有利だし、ってんで打倒岸田政権を掲げる党員が出てこないのは理解できる。自民党も地に墜ちたな。岸田総理には不満はあるが、かといって代わりもいないし、なんて考えてるのも多いのだろう。しかし、それは間違っている。代わりというか、次にふさわしい人はいる。現時点では、次期自民党総裁は高市早苗氏しか考えられない。なんとしても、高市内閣の実現に向けて自民党は動いて貰いたいものだ。

と、クソ暑いせいか(笑)愚痴ばかり書いてしまったので、ちょっと違う話題を。

夏といえば、Tシャツである。MFCオーナーは実は隠れたTシャツコレクターである、というのは知ってる人は知ってると思うけど(笑)、近頃、TシャツそれもロックTの人気が高く、古着でもかなりの高値で取引されている、というのを耳にした。自分でも、ほぼ全国チェーンの古着買い取り店で、ただのTシャツがだいたい1500円から2000円くらいで売られていて、それでも高いのに、ロックTとなると値段が跳ね上がるのを確認している。その店では、ロックTはだいたい5000円前後、中には8000円前後の値がついていた。まぁ、とにかくひたすらびっくり。こんなTシャツを5000円も出して買う人がいるなんて、ほんと信じられない世界だ。しかし、まだまだ甘かった^^;

原宿とか渋谷とかの、若者の集まる街には、TシャツそれもロックT専門の古着屋がたくさんあり、信じられない値段がついているらしい、と聞いたもんで、先週の、とあるクソ暑い日に、原宿まで現状調査に行ってきたのである(笑) いやはや、35度の気温をものともせず、原宿は若者で溢れかえっていた。どんなかというと、

ま、こんな感じです、分かるかな(爆)

で、Tシャツ専門店には、5軒行った。確かに、とんでもないことになっていた。こちらが確認出来た限りでは、古着とはいえロックTで一番安かったのは5990円、店にもよるが、7990円~12900円あたりが相場らしい。もちろん、それ以上、50000円超えのロックTを置いている店もあった。色々見てると、ただのロックT(アーティストのロゴとか写真がプリントされただけの)より、いわゆるツアーTの方が値段は高いようだ。期間限定なんで価値が上がるのだろうか。なんというか、何かが狂っているとしか思えなかった(笑)

ご存知の通り、ツアーTとはコンサート会場で売ってるものだが、昨今だと1枚3500円くらいである。昔は、3000円前後だったと思う。それが、いつの間にか、下手すりゃ10倍近い値がついているのである。お宝ところの騒ぎではない。100枚くらいロックT持ってたら、もう立派な資産家だ(爆)

ちゃんと数えた事はないが、おそらく僕の持ってるロックT(ツアーT含む)は、今手元にあるのだけで3~40枚程度と思う。ところが、それが全て10000円で売れるとしたら、3~40万円になってしまうのだ。決して少なくはない。葬式代にはなる額だ(爆)

それにしても、何故こんなにロックTが人気で、値段もつり上がっているのか。正直言うと、理解に苦しむ(笑) 誰か教えて下さい(笑)

という訳で、原宿で色々見てきた結果から類推すると、僕の持ってるロックTのなかで、状態も良く最も高値で売れそうなのは、以下2枚かと思われる。

 

 

ストーンズにキッス、どちらもツアーTだが、この2バンドはやはり人気あるのか、もしくは他と比べるとアート性が高いビジュアルのせいか、どの店でも高値がついていた。せいぜい大事にすることにしよう(爆)

あと、おまけだが、別に売るつもりではないが(笑)、Tシャツを整理して、着る順番とか決めてたら(一体何してるのだ)、こんなのが出てきた。

これは何を隠そう、大学生の頃、当時やってたバンドのメンバーが皆に買ってきたもので、デザインは同じで色違いが4色(4人組だったもんで)、僕は青を貰って、人前で演奏する時は、全員でこのTシャツを着ていたのである。懐かしいな。40年くらい前のTシャツで、卒業後も結構着ていたんだけど、なかなか状態も良くてまだまだ着れる。これを眺めてたら、あの頃の事を色々と思い出してしまった。あのバンドまたやりたいな、とか思ったりして^^; このTシャツはストーンズとは違って二束三文だろうけど(爆)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする