goo blog サービス終了のお知らせ 

日々の覚書

MFCオーナーのブログ

Cyndi Lauper Girls Just Wanna Have Fun FAREWELL TOUR

2025年04月29日 10時34分29秒 | ライブレポート
今回もコンサート・レポートで、今年に入って3回目のコンサート・レポートってことで、例年より多いと思うが、今回のレポはなんと!あのシンディ・ローパーなのである! 正に大スター、今風に言うならレジェンド。しかも、外タレのコンサート・レポートなんて、めちゃ久しぶり。よくよく思い返してみると、2015年のエルトン・ジョン以来ではなかろうか。

という訳で、今回はシンディ・ローパーのコンサート・レポートです。

シンディについては、今さら説明するまでもないが、とにかく80年代から90年代にかけて多くのヒットを放っており、特定の世代からすると、80年代を象徴する存在である。親日家としても知られる彼女は、これまでに自身のツアーで14回来日し、サマソニにも2回出演していて、14回のツアーでは全部で116回も公演を行っている。クラプトンも真っ青である(笑) で、今回のFAREWELL TOURは4公演(大阪1回・東京3回)なので、日本公演の通算回数は120回になる訳だ。これは、ほんと、凄い数字だと思う。コンサート以外にも、プロモーション等でも来てるだろうし、プライベートでも何度か来日してるという話だし、チャリティ活動もしてたし、本人も覚えてないくらい日本に来てるのではなかろうか。親日家をアピールする外タレは多いが、シンディは間違いなく本物と言えるのでは。

さて、で、そのシンディ・ローパーのFAREWELL TOURである。実は、以前にも言ったかもしれないが、僕は特にシンディのファンではない。CDだって持ってないし、何度も来日してるのはなんとなく知ってたけど、もちろんコンサート観た事もない。なので、今回もあまり気にしてなかった。が、何故、コンサートに行く事にしたかというと、妻が見たいと言ったからである。最後のツアーらしいから、どうしても見たいというので、それなら行こうかという事になり、チケット購入の抽選に応募するもののあえなく玉砕、しかし、追加公演の時は見事にリベンジを果たし、めでたくチケットを入手したのであった。コンサート当日は会社も午後半休にして、これで準備OK。こうなってくると、やはりワクワクするもんだね(笑)



という訳で、いよいよコンサート当日、場所は日本武道館にやって来たのである。会場前に、かなりの人が集まっていて、会場外のグッズ売り場には行列が出来ていた。このグッズだが、よくよく見ると、Tシャツは既に売り切れており、パーカーやトレーナーの類しかなかったので買うのは止めた(笑)

余談だが、武道館前にダフ屋が何人かいたのには驚いた。まだいるとは。

さて、我々の席は2階。久々の武道館でふと気づいたのだが、僕は武道館には何回か来てるが、アリーナ席は経験ない。どうでもいいことだが(笑) で、席はステージから見ると斜め左側、という感じで、見る方からすると結構横から見る感じ。ま、仕方ないかな。

ステージの両脇にスクリーンが設置され、そこにシンディのアップが映し出されるのだろうけど、開演前は、そのスクリーンにUDOの今後のコンサート告知を流していた。既に始まっているクラプトン、38年ぶりの武道館だというマイケル・シェンカー、その他サラ・ブライトマン、リッチー・コッツェン、ナイト・レンジャーの告知が流れたが、ナイト・レンジャーは近年の外タレにしては比較的リーズナブルな方だったので、なんとなく食指が動きそうになった(笑)

開演前、お馴染みの、観戦に関しての注意事項のアナウンスがあったが、そこで、今回の公演での動画・写真撮影は基本的にOK、と言ってたのには驚いた。おそらく、肖像権使用料もチケット代に加算されているのだろうね。アメリカ人は日本人以上にその辺シビアだからね。

定刻少し過ぎた時、場内のBGMがブロンディの「One Way Or Another」になりボリュームも大きくなった。これはオープニングか。よくよく見ると、ステージの横で人が動いているのが分かる。いよいよだな。で「One Way Or Another」をほぼフルコーラスで流した後、バンドメンバーたちがステージに現れ、一曲目「She Bop」が始まった。

生のシンディを見るのは初めてだが、身のこなしも若々しく、声もよく出ていて、今年72歳という年齢を感じさせないパフォーマンスだった。決して美人ではないが、なかなかにチャーミングではある。

バック・バンドは、総勢7人(ギター、キーボード、ベース、ドラム、パーカッション、コーラス×2)。このうち女性が3人という構成比もシンディならでは、って感じ。皆さん。実力派だと思う。特にギター。

撮影OKという事だったので、お言葉に甘えて少し撮ってみた。




シンディは数回お色直ししてて、その時はステージから姿を消すのだが、その間、バンドのみの演奏で繋いでた。前述したようにバンドメンバーは実力派であるので、シンディがいない時も演奏だけで盛り上げていた。
そのお色直しも、会場のスクリーンにお色直し中の映像を流したりもして、なかなか楽しめる演出だったと思う。↓がその映像なんだけど、分かるかな?(笑)



今回意外だったのは、シンディのMCに通訳が付いたこと。よくしゃべる外タレというのはいるが、通訳を付けるというのは初めて経験するなぁ。さすが親日家という感じだけど、それなら日本語話せるようになれよ、というツッコミも仕方ないとこなんだけど(笑)、通訳がいるだけでもいいのでは。結構面白い話してたね。ここでは書きませんけど(笑)

往年のヒット曲満載のセットリストも良かったと思う。僕は知らない曲の方が多かったけど^^; シンディは高いパフォーマンスに加えて、MCにしてもお色直しにしても、とにかくファン・サービスが素晴らしい。前述の通り、シンディがステージにいない時も、バンドが上手く繋いでたし、シンディとバンドそしてスタッフが一体となってステージを作ってる感じがした。途中でシンディが、観客にスマホのライトを点灯させるよう呼びかけて、皆がライト点灯すると場内が小さな光でいっぱいになって、ちょっとしたプラネタリウムみたいになった演出も含めて、実に素晴らしいコンサートだったと思う。特にファンではない僕が言うのだがら、あながち間違いではないかと(笑)

コンサート終盤で「Time After Time」をやって、アンコールでアリーナ中央のステージに移動して一曲、続けて「True Colors」、レインボーカラーの長いリボンを使った演出も良かったな。そして大団円は「Girls Just Want To Have Fun」、この曲ではシンディは歌いながらあちこち走り回って、大騒ぎしながらのエンディングになると予想してたが、意外と無駄に動かず、着実な歌と演奏を聴かせていたので、やや拍子抜け。いや、それでいいんですけどね。

という訳で、シンディ・ローパーのコンサートは終わったのであった。質の高いパフォーマンスと演出で非常に素晴らしいコンサートだったと思う。終わった後のステージはこんな感じだった。



80年代のレジェンド、シンディ・ローパーもまだまだイケるというのが、今回のコンサートでよく分かったので、FAREWELLなんて言わず、まだまだ続けて欲しいと思う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シティ・ポップ・スタジオ Live Vol.2

2025年03月30日 23時55分25秒 | ライブレポート


唐突だが、先日、『シティ・ポップ・スタジオ Live Vol.2』というコンサートに行ってきたので、レポートさせて頂きます(笑)

まず『シティ・ポップ・スタジオ』とは何か、から説明させて頂くのだが、早い話テレビ番組である。去年の11月、たまたまBSで放送されていた『シティ・ポップ・スタジオ』を見て、出演してた、正にレジェンド級のミュージシャンたちの元気そうな姿と昔と変わらぬ質の高いパフォーマンス、そして今も色褪せない懐かしの名曲の数々に感動してしまい、番組の中で「この番組がそのままコンサートになります」と出演者たちが宣伝してたもんで、勢いでそのままスマホからテレビ画面のQRコードを読み取り、チケット予約をしてしまったのだ。

そんな訳で、その『シティ・ポップ・スタジオ』のコンサートに行ってきたのである。場所はラインキューブ渋谷となってて、新しいホールかと思ったら、かつての渋谷公会堂のことらしい。リニューアルして名前も変わったのだな。僕としては、もちろんラインキューブ渋谷は初めてだが、渋谷公会堂の時は何回か来ている。ちなみに、記録によると(笑)2005年にジェスロ・タルの来日公演を見に来たのが最後のようだ。それ以来とするなら20年振り。時の流れは非情だ(笑)

さてさて、開場時間の少し前に到着し、既に出来ていた行列に並んで入場。観客の年齢層はやや高めかな^^ 僕とほぼ同年代が大半だったように思う。あと、我々もだけど、カップル(夫婦)で来ている人が多かったような。

さすがにラインキューブ渋谷は新しいので、座席もトイレもキレイでよろしい。収容人数は2000人前後かな。我々の席は1階22列で、ほぼステージ正面、良い席だった。珍しく緞帳を下ろしていたので、ステージの様子は分からない。

余談だが、場内のBGMは80年代の洋楽ヒットで、入場した時は「アイ・ウォナ・ノウ/フォリナー」が流れていた(笑)。その後も「愛の翳り/ボニー・タイラー」「ハロー/ライオネル・リッチー」「胸いっぱいの愛/バングルス」「ニューヨーク・シティ・セレナーデ/クリストフォー・クロス」「ココモ/ビーチ・ボーイズ」と懐かしのヒット曲のオンパレード。誰の趣味だろう?(笑) ま、今日のコンセプトには合ってるけどね(笑)

そうこうしてるうちに、定刻となり、MCによる開演宣言(?)のあと、演奏が始まり緞帳が上がった。トップバッターは土岐麻子で歌ったのは「プラスティック・ラブ」。見づらいと思うけど、実は↑の写真に出演者及び曲目が既に記載されていて、こういうのも今時珍しいのだが、そんな訳で曲目は分かってたもんで(去年のテレビ放送の時とあまり変わらんし^^;)、出演者についてあれこれレポートさせて頂く。

土岐麻子
前述したがトップバッターで登場。開演前のMCが「シティ・ポップ・ブームの火付け役となったこの曲からスタートです」と言ってたけど、ま、トップで「プラスティック・ラブ」を歌う、というのはインパクト十分。相変わらず安定した歌いっぷりで素晴らしい。他には、EPOとの共演で、言うならば持ち歌の「Gift~あなたはマドンナ~」を披露してた。

小比類巻かほる
2曲目に登場。MCはいるけど、曲ごとに紹介する訳でもなく、テレビではないので歌手名、曲名等の字幕もなく(笑)、一瞬誰か分からなかったけど、歌い始めるとすぐ分かった。ここで披露したのは「ニートな午後3時」のカバーだったが、実に素晴らしい。女性の年齢に触れるのは現代でもタブーと思うが、デビュー40周年と言ってたので、間違いなく60過ぎと思われるが、全くそんなこと感じさせない歌いっぷりだった。凄いな。後半にもう一回登場して「Hold On Me」を歌ってた。正直、マイクいらないんじゃないか、と思うくらい声が出てた。

EPO
この人もデビュー45周年と言ってたので、もう70近いと思うけど、全くそんなこと関係ないって感じ。スタイリッシュな外見もだけど、声も変わってない。デビュー以来ずっとキーを低くすることなく歌えてこれたのはラッキーだったと思う、と本人も言ってたけど、ほんとに凄い。45周年記念のコンサートを行うそうで、それもあるのか土岐麻子との共演の他、「PARK Ave. 1981」「土曜の夜はパラダイス」「う・ふ・ふ・ふ」と4曲披露してた。正直言うと、僕個人はEPOはほとんど聴いてないのだが、今聴くとやっぱりいいなぁと思う。こういう音楽やってる人も思いつかないしね。「土曜の夜はパラダイス」なんてほんと懐かしい。ちなみに、土岐麻子の「Gift~あなたはマドンナ~」、香坂みゆきの「ニュアンスしましょ」も作曲はEPO。ステージに登場する度に衣装を替えてたのもさすが。

南佳孝
当ブログではお馴染みの人と思うので(笑)、特に申し上げる事もないかと^^; 今75歳だそうだが、衰えを知らぬ歌声には恐れ入ってしまう。ま、この人だけではなく、今回の出演者全員に言えることだけど。南佳孝としては2曲、「スローなブギにしてくれ -I want you-」「モンロー・ウォーク」の2大ヒットを披露、実に堂々たるパフォーマンスだった。特に「モンロー・ウォーク」はトリだったので、本人も満足では(笑) ただ、なんとなくだけど、10年くらい前だったら、南佳孝はこういうイベントには出なかったのでは、なんて思われるので、やはり人間丸くなったのだろうか。近頃、NHK-BSの『歌えるJ-POP』とか、昔の話をしながら昔のヒット曲を歌う、という企画の番組でもよく見るもんで^^; いや決して、悪い事ではないと思う(笑)

伊藤銀次
この人も75歳だそうな。客席から見る限り、ほんと昔と変わらない。今回は3曲披露してた。ソロで「幸せにさよなら」、池田聡との共演で「恋するカレン」、杉真理と一緒に「A面で恋をして」の3曲である。「A面で恋をして」はアンコールの2曲目で、いわば大トリだった。歌う時はギター抱えてたけど、もっとソロ弾けばいいのに、なんて思ったな。

香坂みゆき
若く見えるけど、この人も60過ぎてるそうな。アイドル系の歌手として有名だけど、30年近く歌ってなくて、2~3年前から再び歌いたくなって、歌手活動を再開した、みたいな事を言ってたけど、下世話な話をすると、歌いたいと思うようになったのは、結局離婚してからなのでは、なんて思ってしまった(笑) とはいえ、長いブランクを感じさせない歌いっぷりには感動してしまった。今回披露したのは、持ち歌の「ニュアンスしましょ」と「あなたを・もっと・知りたくて」のカバーの2曲。どうでもいいことだが、歌う時のステップとか見てると、やはりアイドル系という感じがした(笑)

松尾一彦
知る人ぞ知る、元オフコースのメンバーである。実に久しぶりにその姿を見たけど、以前とはイメージが違ってた。もっと、ふっくらした印象があったけど、かなり瘦せた感じ。病気でもしてたのだろうか。ソロでオフコース時代の「せつなくて」、佐藤竹善と一緒に「雨のリグレット」の2曲を披露。なかなか良かったけど、特に「せつなくて」が素晴らしくて、失礼ながら、こんなに良い曲だっけ?なんて思ってしまった^^; あと、オフコース時代の同僚、鈴木康博が「一億の夜を越えて」を披露した際、佐藤竹善と共にコーラスに参加、あのコーラスを見事に再現してた。

杉真理
今回は、「Do You Feel Me」「A面で恋をして」の2曲を披露。前述したけど、「A面で恋をして」は大トリで、ナイアガラ・トライアングルにも参加した杉真理とすれば、大瀧詠一の追悼の意味もあり、感慨深いものがあったのではなかろうか。もう少し目立っても良かったのに。ちと残念。

鈴木康博
言うまでもなく、小田和正と共にオフコースの両輪だった人だ。人気絶頂の時に脱退、その後はマイペースで活動を続けるも、残念ながら小田に比べると地味な存在になってしまった。そんな鈴木康博も77歳だそうで、けど、そのパフォーマンスは昔と変わらず素晴らしい。今回披露したのは、ソロでの「燃ゆる心あるかぎり」、オフコース時代の「青春」「一億の夜を越えて」の3曲。なんだかんだで、聴き入ってしまうのはやはりオフコースの曲で、特に「一億の夜を越えて」は昔から好きな曲だったので、感激もひとしお。後半に出てくる”誰かが言った もう立ち上がれない、いいさ いいさ どんな奴でも負けたことがある”という歌詞は、今でも響いてます(笑) この曲では鈴木康博のギターソロも聴けたけど、もっと弾きまくっても良かったのでは、というか、もっと弾いて欲しかった。

佐藤竹善
この人については、よく知らなくて、シング・ライク・トーキングのメンバーだった、という事以外知識がない。ただ、ここ数年カバーを色々とリリースしてて、クリエイションの「ロンリー・ハート」のカバーは意外でもあったけど、出来栄えも素晴らしく、個人的には感動してた。なので、今回参加はしてたものの、出番は鈴木康博との「青春」、松尾一彦との「雨のリグレット」、それと「一億の夜を越えて」のコーラス参加だけで、物足りないというか、ちょっと気の毒な気もしたりなんかして。

池田聡
今回の出演者の中では、比較的若い方だろうね(笑) ヒット曲「モノクローム・ビーナス」と伊藤銀次との「恋するカレン」の2曲を披露。レジェンドたちに押されたのか、終始大人しかったような気がする。
 
という訳で、出演者の皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。年齢の事を言うのは良くないとは分かっているけど、皆さん年齢を感じさせないパフォーマンスで、実に素晴らしいコンサートだった。演奏はハウス・バンドというか、固定メンバーのバンドに任せ、出演者たちは歌うだけ、というコンサートではあったが、バンドの演奏力が確かだったのもあって、良かったのではないかな。ただ、こういう形態にしたのは、バンドの入れ替えとかの時間を省いて、コンサートをスムーズに進める為、と思うのだが、実際には曲と曲の間が空いてしまったりして、進行が滞る場面もあった。せっかくMCもいたのに、これでは意味ないではないか。歌手が入れ替わる間、MCが繋ぐとか、ごく当たり前の進行が見られなかったのは残念。

などと言ってるけど、良いコンサートでした。またこういうの見たいです^^

あと余談だけど、この度コンサートを見に渋谷まで行った訳だが、実は昔から渋谷って嫌いで、行くと必ず迷子になるし、人が多くてまともに歩けないしで、ひたすらストレスが溜まる土地なんである。60過ぎた今になってもそれは変わらず、久々に行った渋谷は、やはり良い事がなかった。人混みを進んでいて、何度「そこで立ち止まるな」とか「もっと早く歩け」とか叫びそうになったことか(笑) しかも、多くの人が僕にぶつかってくるし、本当にもう2度と渋谷には行きたくない、と思ってしまった。いや、確かに、時々は渋谷に行っているのだが、大抵車で行くもんで、それほどストレス溜まる事はないのだけれど、今回は電車で行ったもんで、まぁひどい目に遭った訳だ。しかし、渋谷に着いて、開演前に入って休憩した店が、とても良い感じだったので、少しはマシだったかな(笑) ”人間関係”という名前の店だったけど、40年以上営業してる割にはオシャレな雰囲気だし、渋谷という土地にもかかわらずお値段はリーズナブルだし、ほんと良い店だった。こういうのがもっとあればいいのに。

さらに余談。コンサートに行くと、色々とチラシを貰うけど、今回もたくさん貰ったのだが、その中に気になる一枚が。



ギルバート・オサリバンが来日するそうな。一度は見てみたいな。行こうかな。土曜日だし、チケット代も外タレにしては安いし(笑)


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲垣潤一コンサート2025

2025年02月03日 18時39分38秒 | ライブレポート


今回は久々にコンサート・レポートである。去る2月1日に茅ヶ崎市民文化会館(めちゃ地元)で行われた稲垣潤一のコンサートに行ってきたので、その模様をレポートさせて頂く。

と言っても、僕は稲垣潤一はもちろん知ってるけど、それほど聴いてた訳ではない。今回のコンサートにしても、妻が行きたいと言ったので(ま、近いし、お値段もリーズナブルだし。笑)、行ってみる事にしたのだ。こう申し上げると大変不遜なのだが、あまり期待してなかったんだけどとんでもない。実に素晴らしいコンサートだった、という事だけは最初に伝えておきます(笑)

さて当日、我々はほぼ会場時間に茅ヶ崎市民文化会館に着いた。コンサートもさることながら、この茅ヶ崎市民文化会館に来るのも実に久しぶりだ。一体、何年振りだろう。思い起こせば、茅ヶ崎市民悲願(ちと大げさ^^;)のホールが完成したのが1980年のこと。当時、僕は高校の吹奏楽部で、イベントやらコンクールやら演奏会やらで、あちこちで演奏する機会があったのだが、近隣の藤沢、平塚、厚木、伊勢原といった市には、1000~1500人くらいを収容出来るホールがあったけど茅ヶ崎にはなく、いつもやや遠い所まで遠征してて、地元にホールがあったらいいのに、とずっと思っていた。なので、茅ヶ崎市民文化会館が竣工した時は、ほんと嬉しかったし誇りに思ったものだ(予想以上に立派なホールだったので)。

あれから45年、文化会館はまだ現役だ。何年か前に大規模な改修を行ったはず。正直言うと、文化会館の収支とか全く知らないので、利益が出てるのかどうかは不明だが、展示室は市民団体がよく利用しているようだけど、大ホールも小ホールも、もう少し興行を入れた方がいいのでは、なんて思ってしまう。いわゆるプロ歌手のコンサートは月1回程度だし(ちなみに3月には南こうせつのコンサートが開催される。完売だそうな)、あとはローカルな音楽イベントや地元のオーケストラの演奏会がほとんど。そういう地元に目を向けた運営というのは実に良い事なので、このまま続けて欲しいが、もっと客が来て稼げる興行もやったら、と思ってしまう訳だ。ま、いいけど。(参考までに、僕は茅ヶ崎市民文化会館ではローカルなイベント以外だと、阿川泰子とハイ・ファイ・セットを見た事がある)

と、茅ヶ崎文化会館の事ばかり長くなってしまったが、稲垣潤一である。会場に入ってみると正に満席。観客は世代的には、僕と同じかちょっと若いかな、って感じ。2階席ステージから見ると、向かって左からキーボード・ドラムセット・アンプ2台という順に並んでいて、割にシンプルなセッティングだった。これくらいの方がいいよ。近頃というか、いつ頃からか忘れたが、ステージ上にやたらと人や機材や大道具が並ぶようになって、肝心の歌手が見えないとかいうのが当たり前になってる感もあり(ステージがやたら広いというのもあるけど)、こういうシンプルなセッティングだと感激する(笑)

と、そうこうしてる間に定刻となり場内の照明が落ちBGMが消え(ちなみに、BGMはザ・バンドでした)、ミュージシャンたちが暗がりの中ステージを移動し、そして演奏が始まった。よく知らないけど聞いた事ある曲(「雨のリグレット」だったかな)がオープニングだったが、驚いたことに、稲垣潤一自身がドラムを叩きながら歌っていた。いや別に、この人ドラマーというのは有名なんで、驚くにはあたらないのだが、でも驚いた。しかも結構上手い。バンドとも馴染んだ感じで、2曲目も続けてドラム&ボーカルを務めていたので、もしかしてずっとこれでステージが進むのか、なんてちょっと期待したら、やっぱり3曲目の時に、ドラムセット離れてフロントに出てきた。そりゃそうだよね(笑)

ちなみに余談だが、稲垣潤一がドラムセットを下りると、当然、別にドラマーがいて、3曲目以降はその人がドラム担当なのだが、この人なんと左利きだった。稲垣潤一は右利きなんで、よく短時間で交代出来たなぁ(ちなみに、ドラムセットは1式だけで、二人とも同じセットを使っていた)、と感心したのもつかの間、このドラマー、左利きだけど右用のセットでプレイする人だったのが、演奏始めたらすぐ分かった(笑) それなら、交代もそれほど大変ではない。ハイハットやらスネアやらの位置変更が必要ないからね。ドラマーが左利きだけどセットは右用、というのは単なる偶然なのか、それともそうでないのか。ま、こんな事を考えてたのは、あの時会場にいた1300人ほどの中では僕一人だけだったろうね(爆)

で、このドラマーがまた上手いのだ。稲垣潤一も結構上手いというのが分かったけど、それ以上。そのせいもあり、今回実にバンドが素晴らしかった(ギター、ベース、キーボード、ドラム、コーラス各1名の5人編成) もちろん、メインは稲垣潤一で、彼の歌も実に素晴らしかったのだが、バンドがいいので、より素晴らしいものとなった。

という訳で、テレビ等を含めても、稲垣潤一を見るのは実に久々だ。30年振りくらいかな。2階席から見てると、昔と全く変わってない。本人がMCで言ってたけど、今72歳だとのことで、それが全くの嘘であるかのように、見た目だけでなく、その透き通った歌声も全然あの頃のまま。いやいや凄いな。もちろん節制してるんだろうけど、ずっと維持してるのがとにかく凄い。よく山下達郎や小田和正が、70過ぎても衰えない歌やパフォーマンスを披露してるとかで、凄い凄いと、ほんと神のように扱われているが、稲垣潤一も同列で評価されても全く遜色ないのでは。

ま、その歌声もそうだし、全くバンドに負けない声量も保ってるし、MCも喋り過ぎず良い感じだし、演奏もコーラスもいいしで、素晴らしいコンサートでした。予想以上に良かった。稲垣潤一の音楽はシティ・ポップの範疇で語られがちだが、曲調がバラエティに富んでて、飽きずに聴けたのも良かったと思う。アンコールも含めて(ちなみに、アンコールの一曲目はまた稲垣潤一がドラム)この日演奏されたのは、全部で15~6曲だったと思うが、僕が知ってたのは2曲だけ(「雨のリグレット」と「1ダースの言い訳」)、正直言うと、もっとヒット・パレード的なセットリストなんじゃないか、と予想してたんだけど、全く違ってた。しかし、「ドラマティック・レイン」も「クリスマス・キャロルの頃には」もやらない、という所に稲垣潤一の自信というかプライドを見た気がします。俺はまだ懐メロ歌手じゃないんだぞ、ってとこかな。実に素晴らしい。

という訳で、レポートになってないけど、稲垣潤一のコンサート・レポートでした。また見たいな。

で、これだけで終わるのも何なので...


1984年のシングル「オーシャン・ブルー」である。僕が持ってる稲垣潤一の音源は、実はこれだけ^^; B面の「あの頃のまま」と合わせ、2曲ともユーミンの作詞作曲(厳密には、A面は松任谷由実、B面は呉田軽穂、となってる)。
「オーシャン・ブルー」のオシャレだけど静かな雰囲気が好きで、シングルを買ってしまった。ほんと静かというかクールな雰囲気の曲で、サビとかでも盛り上がりそうなのに静かになる、って感じ。アレンジは松任谷正隆で、絶対に盛り上がらないように持ってくのがさすが、ってとこかな(笑)実は凄い曲だと、久々に聴いてみて感じ入った次第。「あの頃のまま」はがらりと雰囲気変わって、なかなかリアルな歌詞なんだけど、さらっと聴かせるのがユーミンそして稲垣潤一の上手いとこかな。

それにしても、久々に行った茅ヶ崎市民文化会館、しばらく前に改修始めた時、一瞬取り壊すのか、なんて思ったけど、続いていて何より。自分にとって思い入れの強い場所であるし、ほぼ同時期(1979年)に開業したイトーヨーカドー茅ヶ崎店が今年1月に閉店してしまって、こちらもちょっとしたシックだったりなんかして、やはり自分の若い頃を象徴するような建物等がなくなると、悲しいものがある。文化会館、まだまだ頑張って欲しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南佳孝フェス

2023年10月01日 09時28分16秒 | ライブレポート

50周年おめでとうございます。

以前にも書いたが、孤高(笑)のシンガー・ソングライター南佳孝が、今年デビュー50周年を迎えた。これは凄いことである。あの大御所ユーミンが昨年50周年を迎えた時にも感じたが、この浮き沈みの激しい世界で、ほぼずっと、途中で休業したりせずに活動を続けてきた、というのは、本当に賞賛に値すると思う。本人のメンタルや努力の賜物だろうけど、なんだんかだ言ってもやはり才能ではなかろうか。優れた作品を発表してヒットさせることで地位を築き、創作活動を継続することで安定した評価と人気を確立させ、年月が経っても過去の作品が相変わらず評価されることで、世間に忘れ去られることなく、また経済的な潤いも得ることが出来る、こういうのは音楽の才能が背景にあるからこそ可能なのだ。ユーミンだって桑田佳祐だってそう。イメージ戦略やメディア戦略だけでは、こうはいかないと思う。そんな音楽家の一人が南佳孝なのであり、ほぼ同時デビューのユーミンや、一時期同列で評価されていた山下達郎あたりと比べるとめちゃ地味だが、それでも続けてきたのは、実に素晴らしいことと思う。

50周年おめでとうございます。

という訳で、先日、南佳孝の50周年記念コンサート『50th Anniversary Live 2023 南佳孝フェス』に行ってきたのである。同じ50周年で、春から年末まで全国アリーナツアーを展開するユーミン、毎年のように全国ホールツアーを精力的に行っている山下達郎、45周年記念で茅ヶ崎野球場で4日間コンサートを開催するサザン、といった大御所たちと比べて、50周年記念だけど東京国際フォーラムで、それも一回だけのコンサートというのはいかにも地味な感じだけど(苦笑)、それも南佳孝らしくて良いではないか。そもそも50周年記念コンサートなんて、開催出来る人の方が少ないのである。

という訳で行ってきた。

場内に入ると、お祝いの花束が、奥ゆかしく並んでいた。

今回のコンサートは、50周年でもあり、南佳孝だけでなく、普段から彼が交流を持ったり共演したりしているミュージシャンたちがゲストで登場する、というのは事前にアナウンスされていた。その顔ぶれはというと、

太田裕美、尾崎亜美、杉山清貴、松本隆(トークゲスト)、鈴木茂、小原礼 他

なかなかに豪華である。チケットには”他”と書かれていたが、実際には”他”のゲストはなかった(笑)

さて、予定より10分ほど遅れて、南佳孝フェスは始まった。ステージの上のメンバーは、ビアノ、キーボード&サックス、ベース、ドラムの4人に、南佳孝のギターとボーカル、という編成。去年見に行った『南佳孝 の松本隆を歌う』の時の編成にベースとドラムが加わった感じ。

暖かい拍手と歓声に迎えられて登場した南佳孝、ギターを手に一曲目「憧れのラジオガール」を歌い始める。意外だが、近年この曲よく歌ってる気がする。実に声がよく出ているのに、いつもながら感心する。で、そのまま「日付変更線」「涙のステラ」と歌い続けてから最初のゲスト、杉山清貴が登場。

この2人、何年も前から一緒に活動してて、ライブだけでなくCDも出している。確か、どういうわけか2人揃って『徹子の部屋』にも出た事があったはず(笑) 正直言うと、南佳孝と杉山清貴のイメージが、僕の中ではどうも重ならないので(笑)、何故一緒にやってるのだろう、と不思議だったが、この時のMCでは、割に共通点があるらしい。一カ所に長くいられないとか海が好きとか(笑) ま、ここでこの2人の共演で2曲。杉山清貴と言えば、僕にとってはやはりオメガトライブなんだけど、その当時と全く変わらない声と声量は素晴らしい。あの頃より少し太ったような気はするけど^^;

杉山清貴とのセクションが終わってから「Scotch And Rain」「プールサイド」の2曲が演奏された。MCで南佳孝が、今回の50周年記念に、作詞家の来生えつこを呼びたかったのだが、体調不良で参加出来ないと返事があった、と言ってた。みんな年齢も年齢だし、色々あるんだね、なんて事も言ってたけど、来生えつこも何か病気を抱えているのなら、早く良くなって欲しいもの。「プールサイド」はそんな来生えつこに捧げたような感じかな。

南佳孝と言えば、松本隆の作詞による作品が一番多いと思うが、来生えつこと組んだ曲も意外と多いし、また名曲率も高い。有名な「モンロー・ウォーク」も作詞は来生えつこだ。確かに、この場にいても不思議な人ではない。個人的には、来生えつこって写真すらも見た事ないので、どんな人なのか見てみたい気持ちはあったけど(笑)

そして、ここで2番目のゲスト登場。尾崎亜美&小原礼である。南佳孝と尾崎亜美の組み合わせも意外だが、この2人も割と共演すること多い。この前日も、所沢で一緒だったらしい。と言っても、小原礼のバンドSKYEのイベントに南佳孝も尾崎亜美と共にゲスト出演した、という事のようで、言わば返礼みたいなものか(笑) ステージ下手から尾崎亜美・南佳孝・小原礼の順に並んで、3人とも大好きだというビートルズのナンバーなど3曲を披露。中でも、尾崎亜美の代表作と言っていい「オリビアを聴きながら」を南佳孝が歌う場面があり、これがまた良かった。”ただ歌うだけでなくドラマを感じさせるシンガー(松本隆・談)”である彼の正に面目躍如。耳慣れたはずの「オリビアを聴きながら」が違う曲に聞こえた。アコギだけのバックで歌ったこともあり、声も含めて南佳孝の個性が際立っていたように思う。やや意外ではあったが^^;

尾崎亜美は皆さんご承知の通り、非常に才能豊かな人であり、名曲も多く発表しているが、その存在は今イチ地味である。本来なら、ユーミンや中島みゆきとまではいかなくても、竹内まりやくらいのポジションにいてもおかしくない人なんだけど。不思議だ。その夫である小原礼は、ゲストなんだけど、意識しておとなしくしてた感がある。確かに、この人は本来ベーシストだしね。もっとベース弾いて欲しかったけど無理か(笑)

ここでまた南佳孝ひとりに戻って「コンポジションⅠ」「夜の翼」「ブルーズでも歌って」と隠れた名曲が続く。たまりません。なんか進行を間違えたらしいけど、ご愛嬌ってことで(笑)

ここで3番目のゲスト、太田裕美登場。こちらも意外な組み合わせだが、先ほどの尾崎亜美同様、結構付き合いは古いらしい。まずは太田裕美の大定番「木綿のハンカチーフ」を2人で歌ったところで、松本隆そして鈴木茂登場。ひとしきりトークに花を咲かせた後、この日の為の新曲を、鈴木茂を交えて演奏。太田裕美はここまでで、ちょっと残念。客席から見る限り、外見も声も全く昔と変わってないのが凄い。衣装も昔のまんま。恐れ入りました(笑)

鈴木茂はそのままステージに残って「そばかすのある少女」「スタンダード・ナンバー」、そして、客席とのコール&レスポンスを交えてランディ・ニューマンの「Sail Away」。この前にもう一曲演奏したように思うのだが、忘れてしまった^^;年は取りたくない(爆)「そばかすのある少女」には杉山清貴も参加。何でも、彼は昔から鈴木茂のファンだったそうな。

余談だが、今から40年近く前、当時通っていた大学の学園祭に南佳孝がやってきて、もちろん見に行った事がある。その時も、アンコール(だったと思う)で「Sail Away」を歌っていた。この日のMCから察せられたが、思い入れの深い曲のようだ。確かに名曲だし、歌ってて気持ち良さそう^^

ただ残念なことに、「Sail Away」でコンサートは終了。ちょっと少ないような気がしたが(笑)、ゲストとの共演もあったし、こんなものかな。

もちろんアンコールありで、ゲストもステージに勢揃いして「スローなブギにしてくれ」「モンロー・ウォーク」とお約束の定番曲。太田裕美と尾崎亜美も曲の一部で歌ったのだが、2人とも低い音域で歌ってもなかなかである。素晴らしい。さすがキャリア長いだけあって実力は十分なのだ。

50周年記念コンサートを締めくくったのは、これまた定番「冒険王」。松本隆もいたし、これしかないかな。いつ聴いても素晴らしい曲であり歌なのであった。

2時間ちょっとのコンサートで、もっとやって欲しかったけど仕方ないか^^; 年を取るにつれて、南佳孝の歌は円熟味を加え、以前にも増して素晴らしい。堅実なバックの演奏(特にピアノが素晴らしい)もあり、またゲストとの楽しいトーク等もあり、非常に素晴らしいコンサートだった。南佳孝は、普段はもっと小規模な会場でライブを割とまめに行っており、いつまでも歌い続けて欲しいと思う。また、この日松本隆とのトークの中で、新曲作ろうなんて話も出てて、これまた楽しみ。

という訳で、南佳孝フェスのライボレポでした。50周年おめでとうございます。またいずれ、ライブ行きますのでよろしくです(笑)

で、最後におまけ(笑)当日、会場で配っていたパンフレット。今回のゲストの皆さんのお祝いメッセージが掲載されてます。読めないと思うけど(笑)

50周年おめでとうございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Journey Yumi Matsutoya 50th Anniversary Concert Tour

2023年05月21日 15時46分47秒 | ライブレポート

前にも書いたが、ユーミンこと松任谷由実が昨年デビュー50周年を迎えた。J-POPの草分け、そして女性シンガー・ソングライターの第一人者として、第一線をキープしながらの50年である。ただひたすら凄いとしか言いようがない。正に前人未踏。今後、ユーミンに匹敵する人は現れないだろう。本当に凄い人だ。

そのユーミン、デビュー50周年を記念して、3枚組ベスト盤『ユーミン万歳』をリリースし、翌年つまり今年、50周年記念全国アリーナ・ツアーを行う事を発表した。それが『The Journey Yumi Matsutoya 50th Anniversary Concert Tour』である。で、なんと!そのコンサートを我々も見る事が出来たのだ! なんたる幸運!! で、せっかくなんで、そのユーミンの50周年記念コンサートのレポートをアップさせて頂きたいと思う。ま、ツアーは今年いっぱい続くんで、ネタバレにならない樣に軽く、という事で(笑)

↑のURLで確認出来るが、ユーミンの50周年コンサート・ツアーは一期・二期合わせて2023年5月~12月で全54公演開催予定。会場は全てアリーナ・クラス、チケットは既にソールド・アウトという事なので、一会場平均観客数が15000人とすると、81万人を動員する事になる。こういう数字を並べるだけでも凄い(笑) 

我々が幸運にも見れたのは、ツアー初日のぴあアリーナMM公演。このぴあアリーナ、文字通り横浜のみなとみらいにあり(MM=みなとみらい)、僕は知らなかったが(汗)、2020年7月に営業開始したらしい。2020年7月といえば、新型コロナ感染拡大による一回目の緊急事態宣言が解除された頃だ。開業スケジュールが、不幸にもコロナ禍と重なるとは...ちなみに、こけら落としはゆずだったらしい。さすが横浜^^

ここは、民間主体で経営されており、1万人規模のコンサート会場としては、民間主導は日本初らしい。演じる側と見る側、双方の視点を重視し、どちらにとっても使い勝手の良いホールになっているのだそうな。確かに、観客の入退場のルートも考えられているように思えたし、会場内のみならず客席でも飲食可、というのもいい。ただ、飲食可はいいけど、たまたまかもしれないが、食べ物や飲み物を提供する店はひとつだけで(やたらと混雑しないような配慮はされてたけど)、飲食が出来るスペースはなかったし、客席も他のホールと同様決して広くはなく、ドリンクホルダーがあるだけで、食べ物等を置けるスペースはなかった。飲食可を謳うなら、こういう点にも配慮して欲しいところ。別に不満はありませんが^^;

コンサート自体は実に素晴らしかった。かなり前から、ユーミンのコンサートは演出も華やかで、非常にスペクタクルでエンタテインメント満載、誰もが楽しめるコンサートだ、とは聞いてたが、それは嘘ではなかった。ネタバレになるので(笑)、詳細は控えるが、アリーナ中央にセットが設営され、観客は周りから見る感じ。セットの上には、ユーミンのみならず、バンドのメンバーもユーミンを囲むように配置されていて、ちょうど僕の席からは、ドラムの小田原豊が一番近かった。本物の火を使ったりもしてて、その熱さは客席まで伝わってきた。

セットリストについても、ここでは控えます(笑) もっとも、僕のレベルでは知らない曲が半分以上あったかな。以前、ユーミンの苗場プリンスでのコンサートを配信で見た事があるが、その時のセットリストは、冬とか雪とかをテーマにした曲が大半を占めていた。多分、そのコンサートのコンセプトに合わせたのだろうけど、今回も同じような考えとすれば、歌われた曲はコンサートのコンセプトに沿ったものなのだろうか。う~む、なんとなく分かるようなそうでないような^^;

コンサートはアンコール入れて2時間くらいだった。ユーミンは3回くらいお色直しして、20曲くらい歌ったかな。最後までちゃんと声は出てたし、サービス精神旺盛で、素晴らしかったと思う。ほんと、年齢を感じさせないステージだった。新しいもの、今まで見たことないもの、から刺激を受ける感性をこれからも持ち続けたい、という発言もあり、この人はまだまだ老いることはないと思えた。人力によるバンド演奏も実に素晴らしい。武部聡志とか小田原豊なんて完全にレギュラーだな。詳しくは言えないけど、演出も素晴らしく、アッという間の2時間だった。

今回のコンサート、昨年のうちに支払いは済ませていたのだが、電子チケットが配信されてきたのは、コンサートの3日前、席が分かったのはコンサート当日の昼頃、と徹底して転売対策だったみたいで、これもトレンドなのか(やや意味不明)。この方式だと、スマホを持ってる人じゃないとチケットは購入出来ないような感じで、そこいらは疑問だが、ま、いいか(笑)

という訳で、レポになってないユーミンのコンサート・レポートでした(笑) 初めて見たユーミンのコンサート、ほんとに素晴らしかった。感動の極みです。ツアーはまだまだ続くので、これから見る人もいるだろうから、詳細は一切書いてないけど、実際には既に3公演終了していて、見た人たちがセットリストから何から結構SNSでアップしてるらしい。詳細を知りたい方はそちらでどうぞ。ま、僕も、ネタバレ気にせずに書いていい、と言われても書けないしね。そもそも、そんな文章力ないし(爆)

という訳だ、とにかく、今の気分はユーミン万歳!なんである^^

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする