さっきテレビでBリーグなる、バスゲットボールリーグの開幕戦を放送していた。おそらくJリーグと同じで、プロリーグ化なのだと思うが、全く知らなかった。Bリーグというのが発足する事も、今日が開幕という歴史的な日である事も。普通にメディアでキャンペーンしていたのなら、いくら世俗に疎い僕でも気づくだろう、と思うのだが、これ、前から宣伝とかしてた? 普段からバスケットボールには興味なかったので、やってたけど見逃してたとか? う~む、よく分からん。
とはいえ、個人的にはプロスポーツリーグが誕生するのは悪い事ではないと思ってるので、Bリーグには頑張って貰いたい。という訳で、先程まで缶ビール飲みながら試合を眺めつつ、スマホでBリーグについて検索してみた。どんなチームがあるのか知りたかったのだ。そしたら、B1・B2(JリーグのJ1・J2みたいなもんね)合わせて、北海道から沖縄まで、全部で36チームある(B1・B2それぞれ18チーム)。なかなか地域色豊かでよろしい。我が神奈川県には、川崎と横浜の2チーム(どっちもB1)。滋賀レイクスターズとか京都ハンナリーズとか大阪エヴェッサとかバンピシャス奈良とか、笑えるチーム名もある(全部関西だ。笑)。広島ドラコンフライズってのもあるが、広島ってトンボ多いんだっけ? 島根スサノオマジックというのも笑える。スサノオはいいけど、マジックはいかんでしょ、実力で勝たにゃ(笑) 香川ファイブアロウズというのは、やはり毛利元就にちなんでのことかな、ってそれは3本の矢でしょ!(爆)それに毛利元就は中国地方だし(爆爆)
てな訳で、なかなかに今後が楽しみだ(なんのこっちゃ)
さて、話は変わるが、レコードコレクターズ先月号の特集はAORだった。このAORというのは、昔から洋楽ファンの間では謎が多く、要するに、どういう要件を満たせばAORなのか、非常に曖昧なのである。ま、産業ロックみたいなもんかな(なんのこっちゃ)。考えてみれば、ロック自体、定義が曖昧な音楽ではあるんだけどね。
AORとは、アダルト・オリエンテッド・ロック(Adult Oriented Rock)の頭文字をとったものであり、大人向けの洗練されたロックを指す言葉である、というのは皆さんご存知と思う。このアダルト・オリエンテッド・ロックというのは日本のみで使われている言葉で、アメリカではAORと言ったら、Album Oriented Rockの事であり、これはシングルヒットを出す事より、トータル性の高いアルバムを作る事を重要視するアーティストのスタイルを指す言葉である、というのも洋楽好きなら聞いた事はあるだろう。僕にもこの程度の知識はあったが、最近になって、ネットで新たな解釈(別に新しくはないんだろうけど^^;)を見つけてしまった。AORとは、Audio Oriented Rockの事であり、これはラウドなロックとは異なり、音を志向するアーティストたちの音楽を指すのだそうな。音を志向するってのが、今ひとつ意味不明だが(笑)、代表的なアーティストとして名前が挙がっていたのは、Adult Oriented Rockの代表的な顔ぶれと、ほとんど変わりはなかった(笑) AORとは元々Audio Oriented Rockの事なのだが、日本では解釈を誤って紹介された為、Adult Oriented Rockというのが浸透してしまったのだそうな。全然知らなかった。ま、どうでもいい事だが(爆)
で、レココレのAOR特集なのだが、とにかく紹介されているアーティストやアルバムが多岐に渡っている。一般的にミスターAOR的に認識されているアーティスト、例えばボズ・スキャッグスとかボビー・コールドウェルあたりはもちろんのこと、カントリー系、サザンロック系、産業ロック系あたりはいいとして、フュージョン系、ブラコン系までと幅広い。まぁ、分からなくはないのだが、ジョージ・ベンソンの『ブリージン』までもがAORとしてリストアップされてたりすると、ちょっと違うのではないか、なんて思ったりして(笑)
個人的には、AORの定義というと、ロックだけにとどまらず、ジャズやブラック系からも影響を受けた洗練された音楽ではあるが、ブラック系からの影響をあからさまにせず、またジャズっぽくもなく、あくまでもロック(ポップス)のスタイルを逸脱していない音楽の事である。なので、前述のジョージ・ベンソンはAORではないと思うし、どんなに洗練された音楽を作っていても、マイケル・ジャクソンもAORではないのである。ブルー・アイド・ソウルやブラコンとも似て非なる音楽であるので、ホール&オーツとかもAORとは違うのだ。
で、上記を踏まえた上で、下記に当てはまるのが、僕の考えるAORである(えらそーに)。
・AORとは、白人が演る音楽である
・AORとは、男が演る音楽である
どうでしょ? 決して、間違ってはいないと思うのだが(笑) AORに分類される女性アーティストも多いというのは分かってますよ。昔から、ブレンダ・ラッセルとかキャロル・ベイガー・セイヤーとかいるからね。けど、女性の作る音楽というのは、男と違って自然と洗練されているもの、というのが僕の持論であって、決して狙ってる訳ではないのだ。じゃ、AORの男は狙ってるのか、と言われそうだが、そうなんです(爆) 洗練を志向するのが男、自然と洗練されてるのが女、という解釈はやや乱暴かな。
という訳で、AOR特集読んでるうちに、またしても手持ちの音源からセレクトして、AORのCDを作ってみてしまったのである(笑) 題して「懲りないコンピ26」、曲目はこんな感じ。
1. You're The Only Woman/Ambrosia
2. What You Won't Do For Love/Bobby Caldwell
3. Just When I Needed You Most/Randy Vanwarmer
4. Danger Zone/Larsen-Feiten Band
5. I.G.Y./Donald Fagen
6. Cool Cat/Queen
7. On And On/Stephen Bishop
8. If Looks Could Kill/Player
9. Georgy Porgy/TOTO
10. Heart To Heart/Kenny Loggins
11. Appaloosa/Gino Vannelli
12. Magic/Dick St.Nicklaus
13. Minute By Minute/The Doobie Brothers
14. All For A Reason/Alessi Brothers
15. Peg/Steely Dan
16. Faithfull/Go West
17. Whatcha Gonna Tell Your Man/Boz Scaggs
あくまでも手持ちの音源からなので、AORと言ったら定番の、マイケル・フランクスとかネッド・ドヒニーとかラリー・リーとかビル・ラバウンティとかがないけど、そこいらはご勘弁頂くとして、でも、まぁ、それっぽい顔ぶれではないかと(笑) いわゆるAORに分類されるアーティストではないけど、AORっぽい曲をやってるので入れてみた、というのもある。どれとは言いませんが(爆)
こうして眺めていて、ふと気づいたのだが、ここにセレクトした曲の大半は、1980年前後の曲である。そういや、冒頭のレココレにも「特集:黄金時代のAOR」とあり、セレクトされたアルバムは、やっぱり70年代から80年代にかけての時期の物ばかりだった。80年代後半以降の物は皆無と言っていい。AORとは、“時代の音楽”だったのかもしれない。