日々の覚書

MFCオーナーのブログ

地獄の鐘の音

2020年03月28日 23時32分49秒 | 音楽ネタ

とにかく、巷の話題はひたすらコロナである。日に日に感染者は増え続けていて、一時期収まりかけたかに見えたが、また増加傾向に転じた。日本はまだ緊急事態宣言は出てないものの、海外の例を見てると、いつどうなるか分からない。日本とは比較にならないペースで感染者・死者が増え続ける欧米に対し、生活習慣・衛生習慣等が全く異なる日本では、爆発的に増える事はないだろう、なんて思ってたけど、ここんとこの勢いは怖い。イタリアみたいにはならないだろう、と個人的には思っているが、どうなのか。一日も早く、この新型コロナウィルスのメカニズムを解明して欲しいもの。ハンパな経済政策なんて後でいいから。安倍総理もあちこちに気を遣わないでいいと思います^^;

ご承知の通り、今回のコロナ騒ぎで明らかになったのは、世界の中国に対する依存度の高さである。影響力の大きさ、と言ってもいい。騒動が収束したら、世界各国は中国との関係を、改めて見直すべきである。もちろん日本もだ。中国が咳をしたら世界中が風邪をひく、という状況を打破しなければならない。進行中の国連の中国化も阻止する必要がある。もっとも、日本は国連を脱退してもいいと思うけどね。

国内外問わず、有名人が感染したというニュースが入ってくると、余計怖くなるが、反面意識を高める効用もあるかもしれない。とにかく、志村けんが心配だ。頑張って欲しい。

それにしても、コロナのおかげで、本来なら報道されるべきニュースが、ほとんど話題にならない。アフリカで数億匹というバッタの大群が発生し、農作物を食い荒らした挙げ句、インド・中国方面へ移動している、という、ある種身の毛もよだつニュースがあったが、その後どうなったのか? また、どさくさに紛れて、慰安婦や南京事件の自虐的史観が盛り込まれた日本史の教科書が、続々と検定に合格してる、という由々しき事態も聞いてる。一体どうなってしまうのか。

という訳で、最近買ったCDから。

One Of A Kind/Bruford

イエス、キング・クリムゾンで知られるプログレ界の大御所ドラマー、ビル・ブラフォードは、UK脱退後自分の姓をバンド名にしたブラフォードを結成し(当初はソロ・アルバム制作のつもりが、バンドに発展したらしい)、3枚のアルバムを発表した。この『One Of A Kind』はその1枚目である。メンバーは、アラン・ホールズワース(G、本作完成後脱退)、デイブ・スチュワート(Key)、ジェフ・バーリン(Bs)にブラフォードを加えた4人で、この顔ぶれからもある程度想像出来るように、中味は高度なテクニックとマニアックな音楽性に裏打ちされた変態系プログレインストで、ほとんどのプログレがそうであるように、決して大衆受けする音楽ではないが、曲が割と分かりやすい事もあって、カンタベリー系ほど難解ではなく、当時流行りだったフュージョン的なアプローチも取り入れて、むしろ聴きやすいかも。プログレ好きを自認する人で、本作を未聴の方は、是非この機会に聴いてみて欲しい。再発されたしね(笑)

いやしかし、これ、よく聴いたなぁ。大学生の頃、当時のバンド仲間のギタリストが、このアルバムの曲をコピーしたい、という事で聴かされたのが最初。結構気に入ってしまって、ほんと、よく聴いてた。もちろん、聴くだけでなく、コピーもした(笑) 実際に人前で演奏したのは、「Hell's Bells」「One Of A Kind-Part 1」「Forever Until Sunday」の3曲。言い出しっぺのギタリストは、実はホールズワースのファンで、本作中唯一ホールズワースが作曲した「The Abingdon Chasp」をやりたがってたのだが、こちらの技量が追いつかなくて出来なかった、というのも今となっては懐かしい(笑) 正に思い出のアルバムである。

前述した通り、このアルバム、全曲インストだが、意外なのはビル・ブラフォード自身が大半の曲を手がけていること。それも、パーカッシブなインプロビゼーションとかはほとんどなく、印象的なテーマやメロディをフューチャーした曲ばかり。ブラフォードはピアノで作曲したそうだが、これもなんとなく意外(笑) 決して変拍子ビシバシだけではないのだよ。「Travels With Myself-And Someone Else」や「Forever Until Sunday」といったスローで始まる曲なんて、巧みな構成と展開に圧倒されてしまうし、前述した「The Abingdon Chasp」もドラマチックで美しい。タイトル曲や「Fainting In Coils」もスリリングな演奏が堪能出来るし、「Five G」なんて超絶技巧プラスめちゃカッコいい。ほんと、文句のつけようがないアルバムである。

今回の再発、ジャケットにはリミックスと書いてあるけど、違いがよく分からなかった^^; それと、1曲目と2曲目の間がやたらと空いてるのが気になる。とはいえ、その素晴らしさが色褪せる訳ではない。コピーしてみよう、なんて気には、もうならないけど(笑)

Diamonds/Elton John

ご存知エルトン・ジョン最新(?)のベスト盤である。悪かろうはずがないが、過去のベスト盤と内容はさほど変わらないので、入門者ならともかく、普通のファンがわざわざ買う必要はない。内容は素晴らしいけどね。

では、何故、中古とはいえ、このベスト盤を買ったのか、というと、正直言って、「Electricity」一曲の為である(笑) この曲、恥ずかしながらノーマークで全く知らない曲だった。『ビリー・エリオット』というミュージカルの為に書かれた曲で、『ピーチツリー・ロード』に追加収録されたらしい。知らなかった。最初、この『Diamonds』の収録曲を眺めていて、「Electricity」とあるのを見た時も、たまたま曲と曲名が自分の中で一致してないだけだろう、なんて思っていた。でも、全く知らない曲だと気づいたので、こりゃヤバいと、『Diamonds』を購入した、という次第。それだけの価値があったかどうか、は言うまでもない(爆)

The Best Of Christopher Cross

80’sの音楽を語る時には外せないひとりが、クリストファー・クロスである。顔を全く見せないという戦略で、1980年鳴り物入りでデビューし、1stアルバムが大ヒット、その年のグラミー賞での、史上初の新人による主要4部門(最優秀レコード、最優秀アルバム、最優秀曲、新人賞)独占は、当時大ニュースとなり、その衝撃は今も鮮明だ。ちなみに、その大記録を、先頃ビリー・アイリッシュが、クリストファー・クロス以来40年ぶりに達成した訳で、ひょっとして、それに乗じてクリストファー・クロスの再評価があるかな、と思ったけど、どうもなさそうだ(笑)

という訳で、クリストファー・クロスのベスト盤を買ったのである(中古だけど^^;) 当時は特に好きではなかったけど、今聴くとなかなか良い。とにかく分かりやすいのがよろしい。個人的には、デビュー曲の「風立ちぬ」が一番好きだけど、「セイリング」や「オールライト」もいい。全盛期を過ぎてたけど「チャーム・ザ・スネイク」や「ターン・オブ・ザ・ワールド」もいいね。これに、ロス五輪の「チャンス・フォー・ヘブン」や「もう二度と」「悲しきメモリー」あたりも入ってれば、鉄壁のベスト盤だったのに(爆)

ところで、前述のグラミー賞で新人が主要4部門独占の話だけど、確か、ノラ・ジョーンズも4部門独占してたはずなので、ビリー・アイリッシュは史上3人目のはずだが、実際には2人目という事になってる。ヘンだなぁ、と思ったが、もしかして、最優秀曲については、確かにノラの「ドント・ノウ・ホワイ」だけど、この曲ノラの作曲ではないので、受賞者はノラ・ジョーンズではない、故に4部門独占とはされてない、という事なのだろうか。なんか、ありそうな気がする。

Best Of Alan Parsons Project

アラン・パーソンズ・プロジェクト(以下APP)も、ベスト盤がたくさん出ていて、しかも、そのベスト盤がどれも、帯に短し襷に長し状態で、Aには○○が入ってるけど××は入ってない、Bはその逆、みたいなのばかりで、ようやく見つけたのが本盤なのである。ま、とにかく、聴きたかった曲は全て聴ける。「ドント・アンサー・ミー」なんて久しぶりに聴いたなぁ。フィル・スペクターというより大瀧詠一みたいに聞こえたのが意外というか何というか。

APPというと、↑のクリスファー・クロスと同様、80’sを代表するヒットメーカーという印象だけど、よくよく考えてみると、ヒットメーカーとしての時期は意外と短い。1980年から82年にかけて連続してヒットを出して、しばし沈黙、そして久々に出た新曲が「ドント・アンサー・ミー」で、これが最後のヒット曲だったような気がする。その後は、コンスタントにアルバムは出すものの、ヒットはあまり出なかったような...

とはいえ、APPがクォリティ高いヒット曲を連発していたのは確かで、このベスト盤を聴いてると、改めてそれを実感する。ただ、「アイ・ロボット」と「ルシファー」のインスト2曲が同じに聞こえるのは僕だけ?(笑)

桜も満開だし、早くコロナ騒動が収まって欲しいな。でも、皆さん、買い占めに走るのはやめましょう^^

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こういう時だからこそ、冷静になろう

2020年03月03日 00時01分09秒 | 時事・社会ネタ

もう既に終わっているのだが、2月29日に予定されていたDirty White Boysの大阪でのライブが延期となった。もちろん、昨今のコロナウィルス騒ぎの影響である。先週だったかな、これ以上のコロナウィルス感染拡大を防ぐ為、内閣は大規模なイベント等の自粛(中止)を要請した。中止させる権限はないので要請なんであるが、それを受けて、多くの大規模コンサートやイベントの中止が決定した。EXILEの大阪ドーム公演は、開園5時間前に中止が決定したそうな。その他、Perfume、中島みゆき、米津玄師らの人気アーティスト達がライブを中止、当分自社のアーティスト達のライブやイヘントは見合わせる、と発表した会社もある。これからが本格的シーズン突入となるプロ野球は、オープン戦を無観客試合、Jリーグは3月中旬までの試合を中止(延期)にした。コンサート、スポーツイベントだけでなく、美術館や博物館も当分閉館する所もあるそうで、とにかく大変な事になっているのである。

我々Dirty White Boysの場合は、はっきり言って、そんなに人が集まるとも思えず、そこまで気にしなくても、というのもあったが、僕を含め、出演者の中には、家族に反対された人もいて、あちこちに迷惑をかけながらも、やむなく延期という事になった。いや、少なくとも、僕の中では中止ではなく延期である。コロナウィルス騒ぎが終息したら、必ずライブしたいと思いますので、そのときは是非よろしくお願いしますm(_ _)m

しかし、個人的にはやや楽観視していたコロナウィルス騒ぎだが、まだまだ先が見えない状態だ。この新型ウィルス、感染力は強いものの、致死力は大した事はなく、対処法さえ確立出来れば終息に向かうと思っていたけど、一旦陽性から陰性になった人が、再び陽性になったりしてる、つまり再発とか再感染とかがあるらしい、というのが分かって、新たな局面を迎えている感もある。内閣が全国的に、小中学校等の休校を要請したのも、そういう危機感からだろう。この決断については、批判も多いが、日本医師会からの要請もあったとも聞いてるし、やむを得ない処置とも言える。世間の全ての人が、諸手を挙げて賛成出来る訳ではないのは承知の上で、内閣も踏み切ったのだろうと思うし、賛否は色々あるけど、とにかく冷静に経緯を見守っていくしかないと思う。

それにしても、ドーム級の大規模イベントならともかく、たかだかライブハウスでのイベントなら、大した影響もないだろう、なんて思ってたけど、高知県や愛媛県で感染が確認された人が、他に感染確認された北海道や大阪の人たちと、同日同時刻に、大阪市内のライブハウスにいた事が判明して、これはちょっとした衝撃である。聞けば100人くらい会場にいたそうで、確かにこれはちょっとしたイベンドだ。我々が予定していたライブは、おそらく演奏者と観客足しても20人程度だろうと思われ、大した事はないと言えなくもないが、この新型ウィルスの感染力の強さ、及び、僕のように感染者の多い神奈川県から参加する人がいたりすると、リスクはかなり高くなる訳で、やはり延期の判断は間違っていなかった、という気もする。

とにかく冷静になる事が必要だ。先日、トイレットペーパーが品薄になる、何故なら中国で大半を生産しているからだ、という情報をSNSで書き込んだ輩がいたそうで、それを受けて、スーパー等ではトイレットペーパーが実際に品薄になり、ネット上で高値で転売されていたり、という事態になったらしい。とんでもない話である。が、反面、この輩は、誰だか知らないが、相当影響力のあるヤツだったのだな、という気もする。実際、例えば、僕が当ブログで「新型コロナウィルスには、チョコモナカジャンボが効くらしい」と発言しても、コンビニやスーパーから、チョコモナカジャンボが姿を消す、という事態にはならないだろう(笑) ちなみに、このデマを流したヤツは、身元を特定され、現在、アカウントを削除して逃亡中だとか(笑)

それにしても、かように緊急事態であるのに、野党は批判ばかりで国会でまともに審議しようとせず、マスコミはネガティブなニュースばかり報道して、政府の対応が悪いから感染者が出るのだ、みたいな方向に持って行こうとしている。未知のウィルスが相手なのであるから、有効な対策を模索して、最悪の事態にならないように気を配りつつ、あれこれ手を打ってみるのは当然のことで、野党もマスコミも何もせず批判だけ、言うならば、自分たちは安全な所から、文句を言ってるだけである。内外の様々な圧力に耐え、批判の矢面に立ちながら、粛々と対策を進めようとする安倍総理及び閣僚の皆さんの心労は、察するに余りある。そんな中で、徐々に薬のテストも進んでいるという噂もあるし、国民が今一番待ち望んでいるのは、新型コロナウィルスは、こういう特性があるが、感染しても大丈夫ですよ、この薬を服用すれば、すぐ直りますよ、だから安心して下さい、という声明であろうと思うので、安倍総理及び内閣はそれに向けて頑張って欲しいと思う。あと少しではなかろうか。

とにかく皆さん、冷静になりましょう。パンデミックなんかに負けてはならない。

コメント (4)
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