ラーメンと言えば、古くから日本人の大好物であり、日本国内の飲食店ではラーメン屋が一番店舗数が多いと言われている。元は中国の料理である(はずの)ラーメンであるが、日本に於いて独自の進化を遂げ、カレーなどと同様、すっかり日本食となってしまった。単なるラーメンのみならず、冷やし中華・つけ麺といったバリエーション型もすっかり定着したし、近頃では油そば・あえ麺なんてのも出てきて、ちょっとよく分からない状況になってきている(笑)
そんなラーメンなんであるが、最近、外国人の間で日本のラーメンが人気だというのをテレビで見た。もちろん、外国ではラーメンは立派な日本食として認識されており、ラーメン食べ歩きの為に来日する人も多いという。アメリカあたりでも、ラーメン店が人気を集めており、日本のラーメン屋がアメリカに進出するというのだけではなく、アメリカで開業する現地人(在米日本人含む)も多いそうで、かなりの人気店もあるそうな。
そんな状況の中、アメリカはハリウッドで人気のラーメン屋、その名も“IKEMEN HOLLYWOOD”が日本に進出してきたという。ハリウッドで人気とはいえ、創業者は日本人で、いわば逆輸入みたいなもんだ。新横浜ラーメン博物館内に出店したというので、先日行ってきた。
この店は、基本的につけ麺(DIP RAMEN)の店で、もちろんアメリカ第一号のつけ麺専門店らしい。で、僕が頼んだのはこれ。つまり、つけ麺なんだけど、その名も“ジョニー・ディップ”(爆)
見た目はラーメンというより、イタリアンみたいだけど(そういえば、近頃は、つけスパゲティの店、なんてのもあるらしい。何でもありだな。笑)、特に違和感なく食べられる。バジルとトマトの風味が強いスープは意外とくどくない。チャーシューは、どっちかというとベーコンみたいな感じだったけど。ちなみに、妻が頼んだのは、ゴーストパスターディップという、つけ汁がクリーム仕立てというか、カルボナーラみたいな感じのつけ麺。こっちは今ひとつかな。
テレビでも言ってたけど、日本人だけでなく、外国人でも、ラーメンに魅せられ、中には三つ星フレンチレストランのシェフの座を投げ打って、ラーメン屋を開業した、なんて人もいるらしい。そんなラーメンに魅了される外国人だちは、口を揃えてラーメンの奥深さを讃え、一杯の丼が一個の宇宙なのです、と熱く語る。日本人のみならず外国人まで虜にする“日本の”ラーメン、日本経済再生のカギはここにあったりして(ないない)
余談だが、ラーメンだけでなく、日本のカレーも外国人、特にヨーロッパ圏の人たちに人気らしい。もちろん、本格的なインドカレーではなく、日本のカレーライスである。Coco壱番屋とか、ああいう感じね。また、メロンパンが外国人によく売れてるとか、外国人向けの寿司職人養成学校に生徒が殺到してるとか、そんな話を聞くと、やっぱり日本経済再生のカギはここに、なんて思ってしまうね(爆)