無事に和泉屋ツアーも終わり、ちょっと休もうかなあと思ってはいたが、こう晴天が続くのであれば見逃すわけにはいくまい。
三岩岳に向かう。
「まんず早く咲く」からマンサク。
山にいち早く春を告げる花ですよ。好きな花の一つでーす!
三岩のブナ尾根。気持ちの良い尾根だが、この急登もしんどい。
寒気がまだ残り、冷たい西風が吹きつける。山頂付近はガスで見えない。
小屋はすっかり妻面も埋まっていた。今年は雪が多いなぁ。
入口を掘り出し、風が強いので防風も作った。今日は一泊お世話になる。
除雪を終え、荷を軽くし三岩岳山頂を目指す。
ガスはなく晴天ではあるが、気温は-3℃で依然西風が強い。
名前の由来の三岩が見えるが、山頂は右奥だ。
人けのない静かな三岩岳山頂(2,065m)。登山口からの標高差約1,300m。
大戸沢・会津駒方面を見る。
明日予定の窓明山を望む。なかなか滑れなかった窓明山。明日こそは…。
ウィンドスラブの不安定さを確認した後、山頂直下を試しに滑降。
滑るには手強い雪でした。
陽は沈みますます冷えてくる。小屋の存在はありがたい。
尾西の飯と特製ペミカン、そして今回は忘れなかった酒でたった一人の小屋の時間をゆっくり過ごせた。
朝になると風もだいぶ収まったようだ。天気も上々。
さて、今日は裏三岩を狙うぞ~
裏三岩のミチギノ沢源頭。広いバーンではあったが、西風に叩かれガリガリぼこぼこでテレマークでは手強い雪だった。
1,350m付近で窓明への尾根に取り付く。
カリンカリンの急登尾根は1,650mまで気が抜けなく、アイゼン登行。
向こうにはさっき滑降した裏三岩が見える。
アオモリトドマツが多くなって来ると、窓明山頂は近い。
なかなか来れなかった窓明山頂(1,842m)。今度は窓明山頂から三岩岳を望む。どっしりとした南会津の霊峰です。
越後三山もよく見えています。
さあ、窓明からの大展望を楽しんだ後はいよいよ兼ねてから狙っていたあの沢へ…。
サイコーでした!
雪の安定したこの時期にしか入れない。いいわ~窓明…。
窓明のブナ森も広くてまた素晴らしい。
家向分岐から振り返る。地元の山も捨てたもんじゃない。
よく見ると、先ほど滑ったラインが見えた。
お腹いっぱいで無事下山。
さあ、農作業に取り掛かりますか~