雪片し

一時190㎝だった積雪は160㎝まで落ち着いてきた。

レッスンやガイドをしている最中、周りの家々では盛んに雪片しが行われていて、我が家も少々焦っていた。早く雪片ししねえと…。

屋根の雪は落ちる所がなく、ハウス車庫もすでに雪が溜まっている。

はぁ～、どこから手つけよう。

我が借家には、排雪水路も無ければ除雪機も無い。人力のみ！周り近所では、除雪機やトラクターのうなり声が響く。いいな～、機械…。

窓も塞がれすでに1階部分は日が差さない。晴天率の高い岩手出身の妻は、鬱になる～と叫ぶ。除雪機ほしいなあ～

そんな悲壮感漂わせ雪片ししていた私を見かねたか、近所の次期区長候補のニヒルなブンキョウさんが、黙って250万円もする除雪機をウォンウォンうならせやって来てくれた。

任せろと言わんばかりに私に一べつをくれると、黙って雪を飛ばし始めた。すっかりきれいになると、最後に「ボランチアだ、やりでがっただ…」とだけ言ってまたウォンウォンと除雪機をうならせ帰って行った。

かっこえ～

ありがとうございますブンキョウさん

さて、こんな清々しい感謝に満ちたお昼。息子たちが通う南郷小学校から学校給食に招待された！

実は、昨年の夏に長男の3年生の総合学習で、南郷トマト畑の見学を受け入れたことがあった。

長年農業をやっている立場ではなく、自分のようなまだ新米の新規で農業を始めた者の視点から南郷トマト作りの楽しさ・難しさ、この地域の良さ・楽しさをごちゃごちゃっと話してみた気がする。

こんな私たちでも役に立てたことも嬉しかったし、このように感想文や年賀状、ましてや給食に招待されるなんて、本当にうれしい

農業ってたいへんだとしか聞いていなかった自分としては、農業って楽しいんだよ、雪国の生活って楽しいんだよ、って話だけじゃなく実践して背中を見せることが大事だと思っているので、こんな形で少しでも示せたのが本当によかった。

農業って楽しいんですよ。雪国の生活って楽しいんです！