♬ 歌・唄・詩の日々

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二組の女性デュオ

2006年03月21日 | 演歌・歌謡曲
★昭和歌謡には女性デュオがよく活躍した。1960年代を通して活躍したザ・ピーナッツ、1970年代後半に爆発的人気を得たピンク・レディーを双璧として、いくつもの個性的なデュオが登場した。

★ところで最近、昭和歌謡のテイストを持った女性デュオが二組相次いで登場した。昨年5月に『あなたとならば』でデビューしたO’s(オズ)、そして風変わりな名前の「にしん」である。

★まずO’sであるが、五島列島出身の姉妹で、昨年はNHK歌謡コンサートに3回出演した。二人そろってスラリとした長身で健康的なイメージ。ハーモニーが美しく、親しみやすい唄い方である。



★にしんのほうは、東京の下町育ちの二人組。実はこのデュオのことはネット上でしか知らない。前にNHK-FM「ひるの歌謡曲」の案内役を務めていたと思うが、その週は聴いていなかった。こちらもメジャーデビューは昨年の6月で、それまでにストリートライブ、自主制作CDの発売などの活動をしているとのことだ。
徳間ジャパンのサイトでにしんの曲が試聴できるので聴いてみると、声の感じはザ・ピーナッツに似ている。PVの一部も見ることができ、ピンク・レディーを思わせる楽しく元気いっぱいの振りである。

★O’sがどちらかというと、フォーク・歌謡曲系という感じなのに対して、にしんはポップス・ロック系歌謡曲のタイプに思えるが、いずれも昭和歌謡の味わいがふんだんに感じられ、心地よく聴くことができる。
また、O’s、にしんとも日本語の発音が明瞭で美しいのがいい。J-POPの場合は、わざと不明瞭な発音や英語風の発音をすることが多く、それも一つの表現技法としていいとは思うが、やはり美しい日本語の歌を聴くと気持ちがいい。
これからもこの二組のデュオについては注目していきたい。


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