民主党はじめ野党は、「原爆投下したアメリカに謝罪と賠償を求める決議案」を衆参両院に上程し成立させよ

2007年07月02日 18時43分43秒 | 政治
◆久間章生防衛相が、アメリカ軍の原爆投下について「しょうがない」と発言したことに野党各党は、「久間防衛相を罷免すべし」と息巻いている。民主党の小沢一郎代表が7月1日、安倍首相との党首討論で「謝罪を求める考えで、アメリカと話し合うべきだ」と主張したのは、誠に時宜を得た要求であった。小沢代表は、第二次世界大戦中、アメリカ空軍がドイツの主要都市を無差別爆撃し、非戦闘員である多数の市民を殺戮したことに対し、、アメリカ政府が戦後、ドイツに謝罪したことを取り上げて、広島、長崎に原爆投下して、「大虐殺」したことも謝罪すべきであるとの考えを示してのであった。至極当然の主張である。
◆これに対して、安倍首相は、小沢代表が自民党幹事長だったとき遡り、「海部首相に対してアメリカに謝罪を求めるように言ったのか」と逆襲して、議論をはぐらかそうとした。会場からは、失笑の声が聞こえたようだが、安倍首相のいつもの責任回避の態度は、拙劣であった。
◆さて、民主党はじめ野党は、敵失とも言うべき久間防衛相の「原爆投下しょうがない」発言を上手に捉え、衆参両議院で「原爆投下により大虐殺したアメリカに謝罪と誠意ある賠償を求める決議案」を上程すべきである。延長国会の会期末である5日まで時間はたっぷりある。この「決議案」は、委員会での審議が必要はなく、全会一致できるはずであるからである。「決議案」に反対すれば、「久間章生防衛相と同類」と見られるので、賛成せざるを得ない。国会議員の思想をチェックする絶好の「リトマス紙」となる。
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コメント (1)
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