民主党の小沢一郎代表の「檄」は名文であり、「弱者・負け組」は必ず「強者・勝ち組」に転生できる

2007年07月20日 21時35分18秒 | 政治
◆麻生太郎外相が、演説のなかで「アルツハイマー」患者をたとえにして多くの国民から顰蹙を買っている。謝罪し、撤回したというけれど、一度口をついて出てきた言葉は、消しゴムで消すようには簡単に消せるものではない。
◆柳沢伯夫厚生労働相の「女性は子どもを生む機械」発言と同様、麻生外相の発言も、それぞれ常日頃思っていることが、ほと走って出てきたのである。「馬鹿でも分かる」程度の表現に止めておくべきだった。「馬鹿につける薬はない」と言われるくらいだから、「馬鹿症」という病気はなく、患者もいない。しかし、「アルツハイマー」というのは、多くの患者が存在するのであるから、決して人格を傷付けるような「馬鹿」にしてはならない。
 麻生外相は、大資本家の子弟であり、会社の経営者出身である。いわば「強者」あるいは「勝ち組」の階層にいる。どこかで、弱者を馬鹿にしているのであろう。弱者の側に立つべき柳沢厚生労働相の女性蔑視の思想と水脈が底流でつながっている。
◆今回の参議院議員選挙は、自民・公明両党の「強者・勝ち組」と民主党はじめ野党の「弱者・負け組」と戦い、全面対決の様相を呈している。これは、いわば、「思想戦」であり、「経済戦」である。人口的には、「弱者・負け組」が圧倒的に多数を占めていることからすれば、民主党はじめ野党が圧勝してもおかしくはない。
◆これに対して、民主党の小沢一郎代表が全組織に飛ばした「緩めば負ける。必死で戦え」と題する「檄」は、感動的な名文であり、「弱者・負け組」には必読である。この通り実行するならば、「弱者・負け組」は、必ずや、「強者・勝ち組」に転生できる。
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