小沢一郎の民主党は、報道機関の世論調査の結果に浮かれず、気を引き締めて「擂鉢山」へ突撃敢行せよ

2007年07月18日 19時34分32秒 | 政治
◆読売新聞朝刊(7月17日付)が、一面トップで「与党過半数割れも」(民主第1党の勢い 1人区で自民苦戦)と世論調査の結果を報じている。自民党と公明党に逆風が吹いているのである。
◆与党劣勢の原因として考えられるのは、以下の通りである。
①中越沖地震により日本の「原子力安全神話」が脆くも崩壊し、自民党、公明党の原子力政策がいかにいい加減であったかが、露呈してしまった。
②年金問題の解決方法が、「選挙期間中」だけの「まやかし」に見える。   
③独壇場であるはずの「北朝鮮による拉致事件」について、何ら「結果」を出していない。
④自民党と公明党の選挙協力が、「マイナス」に作用している。いかに連立政権であっても、選挙になれば、友党どうしと言えども、切磋琢磨して競い合ってこそ、票を伸ばせるのに、両党が依存し合っているため、却って、戦闘力が低下している。かつて、派閥連合体の自民党が、複数候補者を立てて戦い、多数の当選者を出したときのころを思い出すべきである。とりわけ、自民党の支持者の大半が、創価学会を生理的に嫌っているということを忘れている。自民党員の名簿を個々の党員の了解もなく、公明党に渡すのは、個人情報保護法違反にもなる。
⑤安倍首相の「美しい国」が、曖昧模糊としており、単なる「幻想」にしかすぎず、それも「戦争の悪夢」という印象を国民に与えている。安部首相の大人気ない言動に対して、「最高指導者としての風格」が感じられないという失望感を有権者が強めている。
◆民主党の小沢一郎代表は、このフォローの風に対して、「気を緩めるな」と檄を飛ばしているという。報道機関の世論調査の結果に浮かれていると、足下を掬われる。「油断大敵」である。「あと一歩の戦い」と気を引き締めて、「擂鉢山」へ突撃敢行せよ。
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