80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

続・コーヒー・バラストの実験

2009-12-15 02:09:59 | レイアウト
前回の実験で、コーヒーの出しガラを使ったバラストはそこそこ実感味はあるものの、ボンド水溶液の吸収が極めて悪いことが確認されました。
それは恐らくコーヒーの残留油脂分が邪魔をしているからではないかとの仮説を立て、いくつかの対策案を考えたわけですが、このたび追加の実証検証をしてみましたので報告します。

今回試したのは次の2案です。
 ・しっかりお湯を注いで完全な出がらし状態にする
 ・最後に中性洗剤を入れたお湯を注いで脱脂する

結果は大成功で、油脂分を完全に除いてやることによって施工性が格段にアップすることが実証されました。

1.まず、コーヒーを淹れた後も3~4回お湯を注ぎます。あまりやりすぎると豆がふやけてくるのでこの程度にしておきます。

2.次に、中性洗剤を混ぜたお湯を注ぎます。この時は特に“洗う”必要はなく、自然に湯が落ちるのを待ちます。なお、中性洗剤の分量は厳密に量りませんでしたが、カップ1杯の湯に対して小さじ1杯程度でちょっと濃いめです。

3.ペーパータオルに広げて自然乾燥させます。昨日は天気が良くなかったので半日は外、半日は部屋の中で乾かしました。

4.テストレールにスプーンで撒きます。前回厚く撒きすぎたので、今回は隙間から路盤が見えるくらいに薄くしました。


5.スポイトでボンド水溶液を滴下します。するとどうでしょう、前回のアクシデントがうそのようにサッと気持ち良く浸み込んでいくではありませんか。これなら市販のバラストと何ら遜色ありません。


6.ボンド水溶液を完全に流し込み半乾きとなった状態です。蛍光スタンドの熱で温めて早く乾燥するようにしました。粒の大きさもちょうどよく、枕木の間から立ち上がってくることもありません。


以上のように、コーヒー・バラストは散布前の脱脂が必要かつ有効であることがわかりました。
さあ、明日から大量生産です(^^;

コメント (4)
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