80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

「信濃長池」駅舎

2009-12-23 22:43:47 | レイアウト
レイアウト製作と並行して中央駅をボチボチ作っています。
大好きな信州方面のイメージと住まいの近所の地名を拝借して「信濃長池」駅と名づけました。


建物本体の寸法は横幅37.5cm×奥行き9.4cmで、実物に換算すると30m×7.5mとなり、スペースの関係でやや扁平な印象です。素材は書類を綴じる時の表紙などに使う「板目紙」という厚手の紙で、窓にはエコーモデル製の印刷済み窓枠を貼りこむ予定です。写真に見える下側のパーツが正面、上がホーム側となります。
ちなみに正面から見て左端には旅行代理店が、その真裏のホーム側には駅そば屋が営業しているとの想定です。

プロトタイプはJR九州の旧上熊本駅舎で、特に狙いを定めていたわけではなく、ネットサーフィンで味のある中規模の木造駅舎はないかと探していて見つけたものです。
九州新幹線の乗り入れ工事に伴い残念ながら解体されてしまいましたが、主要部分は熊本電鉄の上熊本駅舎として移築・保存されているとのことです。
新旧の駅舎のようすはこちらのサイトでご覧になれます。
 ○さいきの駅舎訪問(西崎さいき様)

また、寸法や見取り図入りの少し学術的な文書はこちらでご覧になれます。
 ○磯田 桂史 819 JR上熊本駅舎について(歴史・意匠)(国立情報学研究所 論文情報ナビゲータCiNii)

作り始めた頃は寸法や間取りについての情報がなく、写真から判断して主要な柱のスパンを5mと推定して大きさを決めたのですが、上記論文の実測平面図によるとスパンは約5.5mとされているほか、正面から見にくい左右の奥まった部分にも部屋があったりして、実物は模型よりひと回り大きい駅であったことになります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする