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死ぬまで毎年IRONMAN HAWAIIに出るのが目標!体育2のironmaniaのroad to KONAな日々です!

2010アイアンマンハワイ レースレポートvol.3

2010-10-24 11:17:07 | レースレポート
2010 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP race report Vol.3 run~finish

ランはカイルア・コナからアリイ・ドライブをケアホウの手前まで南下。
折り返してパラニ・ロードを登りQueen Kへ出て北上。
energy Lab.に向かい折返し、カイルア・コナへ戻りアリイ・ドライブのスイム・スタートのビーチの前でフィニッシュの42.2km。
アイアンマンがハワイ島で開催されるようになって以来、不動のスタート&フィニッシュだ。


ランはひたすら楽しく笑いながら!
済州前に教えてもらったニコニコランで顔の緊張を抜いてリラックス♪

でもここでは作り笑いなんかする必要全く無し!
何故なら序盤からいきなりアイアンマンの聖地コナの目抜き通り、アリイ・ドライブだし。

沿道ずっと応援してくれる人の波、楽しくてしゃあない!

走りながらデジカメを向けると"take a picture!"って笑ってくれる…
今年のレースナンバーには1st nameがプリントされているので"KEIGO,good job!"と声をかけてくれる人も多い。

更に昨日今日とコナに集う日本人が急激に増えて、日本語の応援も多い。


調子に乗って気の向くままに走っていたけど、どの位のペースか?把握してなかったので5kmでタイムを見ると25分弱。
キロ5分を気持ち切る位。ま、こんなもんかとそのまま続行。徐々に順位を上げていく。


極端に暑いという訳ではないが、ちょっと暑さが気になるのでエイドで氷をもらってキャップの中に入れて走る。
エイドは1マイルおき。大体エイド2区間で溶けてなくなるので補充する、を繰り返す。
アリイ・ドライブを折り返して、


再びカイルア・コナへ。

この折返しだけで15km近くを消化しているので、
この先energy Lab.への折返しで約27km。景色が変わらず集中力が切れそうになる距離が少なくなるのはwelcomeだ。

パラニ・ロードを登り

Queen Kへ。

相変わらずニコニコラン。傍目から見りゃ、誰も応援してないところでヘラヘラしながら走ってるのは
かなりおかしいんだろな…


体感的にペースは落ちてないはずだけど、一応確認しておこうか…と思ったら距離表示がマイルだ…
キロ表示は5km毎しかないみたい…20kmで1時間40分ちょい、まずまずか。
行きは気持ち登り基調。景色も変わらず、エイド以外で選手以外の人にも会わず、写真を撮るほど景色が見事なところも無く、
だんだん集中力を欠いてきて、疲れもあり徐々にペースが落ちてくる。
energy Lab.のスペシャルニーズに行けば"みんな"に会える…それまでは自分1人で頑張らねば。

energy Lab.の入口をまだかまだかと探すように走る。手前にあるヨットハーバーを過ぎても遠く感じる…

やっと入口の看板。左折してenergy Lab.へ。

海に向かって走る一本道、雲がかかっているけど日はまだ高い様だ…狙えるか、sunset finisher…

以前Mat'sOKさんから聞いたsunset finisher…
KONA sunsetを浴びながらfinishする選手をこういうらしい。
素晴らしい…昨日の日没は18時~18時半だったから、11時間半を狙って走ればなれるかも?

トイレでリフレッシュしてenergy Lab.折返し。やっとここまで来た…

写真を撮っていると、ノリのいいボランティアの兄ちゃんがおったのでパチリ。


さあスペシャルニーズだ、

レースナンバーを言ってバッグをもらう。
中には缶コーヒー、パワージェル梅味、"みんな"の気持ちがこもった寄せ書きの日の丸2枚。
sunsetまで時間が無いので、ここまで頑張ったごほうびにコーヒーを1杯やってる余裕がない。
缶コーヒーはボランティアの女の子に"This is a present for you."って言ってあげた。
日の丸を背中に入れ、パワージェルをチャージして気合を入れる。


帰りは同じ道を戻る。
energy Lab.入口ではオーロラビジョンでironman.comのライブ中継が流れ、MCがレースナンバーを読み上げ、
チアリーダーが応援してくれる。


さっきまで日が高いと思っていたが、Queen Kに出ると急に日が傾いてきて、自分の影を横に見ながら走ることになる、急げ。


ここからは写真を撮らずレースに徹する。
帰りは緩い下り基調だったのもあるが、みんなの力をもらって再びペースアップ。

エイドでは幼稚園くらいの小さな子供達までちっちゃいボランティアTシャツを着て"water~"とか叫びながら大人の手伝いをしている。
こうやって次第にキリスト教の教えが身についていくんだろうな。
エイドによってはスープが出されてたので、塩分補給に頂いていく。
順調に11時間半を狙ってペースが上がっている。

18時過ぎ、コナ郊外まで戻ってきた。雲がかかっているせいか、意外と早く日が陰ってしまい既に暗くなり始めている…
間に合わなかったか…
おまけにパラニ・ロードまで緩く登り基調。ラスト2km余り、脚もいっぱいいっぱいでペースが落ちる。

何とか堪えてパラニ・ロードを下る。コナの街中に入り応援も急増、ここで一気に加速。

クアキニ・ハイウェイに左折するコナ・シーサイドホテルの前で、日の丸を持ったホスピツアーの津川さんから"いい笑顔でフィニッシュ"と声援を受ける。

フェラライ・ロードを下り右折すると、そこはアリイ・ドライブ。
沿道のお店のネオンが降り注ぎ、観客の声援が226.3kmを走ってきた選手をねぎらう。

世界最高峰のレースで、世界最高峰の声援をもらうために、
この大会に出場出来た選手は1年間精進してきたといっても過言ではなかろう。
どんなに辛い練習もこの一瞬の為にある。

最後の華道に入り、背中に入れてきた日の丸を頭上に掲げる。
皆と共に切磋琢磨した日々があったから、自分は今ここにいる…
皆に感謝しつつ皆の思いと共に11年ぶりのフィニッシュラインを越えた…


Run 42.2km 3:48:34 overall ranking1205/1770 category ranking207/257

メダルとレイをかけてもらうと、フィニッシュのボランティアが選手1人1人に付いてくれて
エイド、フィニッシュ記念写真、

プレスイムバッグピックアップとアテンドしてくれる。
ハワイは何回目?と聞かれたので、2回目だけど初回は1999年なんだ、と答えると
随分前なのね~、と驚いていた(笑)。

マッサージを受けてバイク、ギアバッグを引き取り、一旦ホテルへ戻る。
身の回りを片付け一息つくと、レースフィニッシュまで1時間余り。
再びフィニッシュラインへ向かう。


アイアンマンハワイのフィニッシュゲートは24時に近づくにつれ、興奮のボルテージが上がっていく。

1770人目のアイアンマンを迎え、24時、今年の聖なる一日が終わった。

"完走者は皆勝者"、その精神に引かれ、最後の1人まで皆が声援を送る様を見て、
遅くても下手でもいい、やり遂げることが大事と。

中学3年に体育で10段階の2を取ったことのある体育大嫌いな奴が、
そんなスポーツがこの世の中にあることを高校生の頃に初めて知って、
17年前にトライアスロンを始めるきっかけになったのがこのアイアンマン・ハワイ。

97年に最後のびわ湖に出て以来、毎年ハワイを目指すも、
出られたのは99年のロッタリーだけ。
今年、様々な特異要素があったとはいえ予選で権利獲得できたのは自分にとって1つのステップアップ。
来年、再び聖地に帰ってくることが出来るか否か、また新たな挑戦が始まる…。

末筆になりましたが、この11年間お世話になった皆様に御礼申し上げます。
長文乱筆失礼致しました。

fin

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