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死ぬまで毎年IRONMAN HAWAIIに出るのが目標!体育2のironmaniaのroad to KONAな日々です!

2010IRONMAN CHINA report

2010-06-14 13:31:24 | レースレポート
スンマヘン、表記USBの中で眠っておりました…
今更ですが年2,3回しかないレースなのでアップします。

今年で3回目のIRONMAN-CHINAに出場してきたのでレポートします。
過去2回熱中症でDNFでしたが、3度目の挑戦でやっと完走しました。

昨年の様に前日大雨でスイム会場の川は濁流、ということも無くレース当日を迎えました。
但し一昨日まで低かった気温は前日午後に急激に上がり、当日も最高気温33℃の予報。
おまけに川上からの風が強く、バイクが厳しくなることは容易に想像できました。

5時半過ぎにスイム会場の川に到着。ボディマーキング、スペシャルニーズ預託、バイクセッティングを済ませスイムコースへ。

スイムは川上方向に設けられた1周950mのY字形コースを反時計回りに4周。
スタートはプロのみ7時一斉、エイジはプロの後カテゴリー別に5人ずつ5秒おきに入水していくタイムトライアル式。
仮に1カテゴリー50人選手がいれば最初と最後の選手でスタートで50秒差付くが、スタートライン上のセンサーで個別のスタート時間をカウントしているので計測上は問題なし。
但し選手は正確な順位が判りませんが。

7時のプロスタートと同時に中国らしく派手な花火や爆竹が鳴り響き、長い1日が始まりました。

IMのスイムで4周回とせわしないコース設定は、恐らく昨年、川の流れがきつくて私も含めスイムが苦手な選手が苦戦した為、
流れの遅い岸に近いところだけでコースを作ろうとした苦労の跡と思います。
実際泳いでると、コーナーのブイでも小競り合いは殆ど無く、川を遡上する方向でも押し戻される感は無く非常に泳ぎやすかったです。
ただ周回の最後、岸に向かう部分だけ押し戻されているのか?なかなか岸に着かない感じはしました。レース1週間前に風邪を引いてしまい、スイムの調整ができなかったのでコースは泳ぎやすくとも、泳いでいても判る位
フォームがめちゃくちゃで、こりゃ自己ワーストに近いか…と思いきや1時間15分台でスイムフィニッシュ。
調子いい時でも1時間13分位な私にとって悪いタイムではなかったけど、トップは47分台で泳いでました。
めちゃめちゃ泳ぎやすかったんですね…。

バイクが半分位残っている中をバイクスタート。
バイクは昨年とほぼ同じ。川沿いを川上に向かい、片側閉鎖した高速道路を30km近く走り、
のどかな山村の田舎道を抜けて折り返し、同じ道でスイム会場に戻る90kmを2周。

案の定、川上からの向かい風でスピード上がらず、日陰が全く無いコースで気温もぐんぐん上がり序盤から苦戦。
飲んで食べて水をかぶりと、自分が潰れないように気を使いながら忍の走り。
延々と続く高速道路を降りると山村を抜ける田舎道。今年も山村で加油!加油!の大声援が迎えてくれました。
エイド以外殆ど人気が無いバイクコースでここを通るのが一番楽しみです。
復路は追い風の分、楽だったが幾らか暑さでやられ始めているのを感じた。

2周目に入ると更に風が強くなり、疲労も相まって進まない。平地でインナーに入れて回転でスピード維持。
高速道路では、何でこんなところバイクで走っているんだろう…?と思ってしまう位、
前後に選手が居ないは、暑さで目まいはしてくるはでレースに集中できなかった。

やっと高速道路を降り山村の田舎道へ。完全に熱中症だったのでエイドで止まって補給するようにしたが、なかなか回復しない。
復路の高速道路は追い風のはずだったのに全然脚が回らず20キロ出すのがやっとで後ろから抜かれる一方。
これじゃバイクフィニッシュするのもおぼつかない…

そんな時、去年同じツアーで来てた方がバイクで潰れかけていたところ十数分休んで大復活し、ハワイゲットしたのを思い出し、
しばらく休もうと考えた。
が、高速道路の上では日陰なんて無い…いや、ある、洗手間(トイレ)だ!
エイドで補給して用を足しつつそのまま20分近く…熱中症でぜえぜえはあはあだった呼吸もやっと落ち着いてきたので
水をかぶってリスタート。何とか復活!大まくりして8時間でバイクフィニッシュ。

しかしバイクから降りる時、一瞬両脚がつって過去2年の悪夢がよみがえる。
トランジットで時間をとって落ち着いてからランスタート。

ランコースも去年同様。一旦バイクと同じ川沿いの道を川上へ5km程。折り返してトランジットを通り過ぎ海口の街中へ。
フィニッシュの人民公園寸前で折り返してトランジットへ戻る、精神的によろしくない?コースを2周。
2周目はそのままフィニッシュへ駆け込む。

過去2年と同じバッドスパイラルに陥る不安を抱えながらランスタート。
恐々とキロ6,7分で走り、海口の街中へ入る手前の13km付近エイドへ。
去年全身がつって倒れ、30分近く経っても一向に回復の兆し無くリタイヤした屈辱の地を通過。

しかし街中に入ると急に脚が固まり始め、フィニッシュ手前の老街に入るともう速歩きしか出来ない状態。
それでもまだ17時。24時まで7時間ある。あと20km程、全部歩いても何とかフィニッシュできる試算を励みに、速歩きで人民公園手前を速歩きで折り返す。

あれほど暑かったのに18時近くになると日が陰り幾分涼しさがでてくる。先の13km付近エイドに戻ると暖かいスープがあった。
久々の塩分、久々の温いもの。胃腸が弱い自分には助かる。
幾分復活したので、速歩きから極々遅いジョグに切り替える。その先のスペシャルニーズでも仕込んだ缶コーヒーを飲む。
暑さで温珈琲になっており美味しかった。

再びトランジットエリアに戻り、その先の折り返しを通過。
2年前にタイムアウトを宣告された30kmを過ぎ、過去2年間の自分は越えた。あと10km少し、このコースを戻るだけ。
ここまでくると少し心のゆとりも出てくる。この3年間、チャイナのスタッフの献身的なサポートには大変お世話になった。
過去2年間そのサポートに応えられなかった自分が悔しかった。多謝多謝と3年分のお礼を言いながらエイドを後にしていった。

海口の街中に戻り、もう少し。キロ6,7分のペタペタ走りも限界で脚がつる寸前。もうここまできたら根性で押し通すしかない!
人民公園入口の太鼓橋を這い上がる様に渡り、フィニッシュエリアへ。
3年かかってやっとここまで来た、長かった…いろんな思いをこみ上げながらフィニッシュ。

スイム1:15:45
T1    7:43
バイク6:37:25
T2    5:30
ラン 6:06:22
計  14:12:44
総合 194/259
エイジ 36/44

3年間海南島海口で開催されたIM-CHN。来年は北京近郊へ移るらしい。
3年連続でまともに走りきれなかったけど、その分多くのスタッフ、ボランティアの皆さんの献身的な支えを感じることができました。
今まで本当にありがとう!

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