お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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2人の娘のお父さんです。孫も3人いるじーさんです。趣味はスポーツ観戦やサイクリング、読書など。ブルベは07年から走ってますが遅いです。仕事はリタイアし、「晴走雨読」の気ままな毎日です(^o^)
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クラシコ敗れる
横浜F・マリノス
/
2008年05月05日
08年5月3日 国立競技場 午後3時キックオフ
J1第10節 横浜2-3東京V 2万1798人
バックスタンドアウェー側(1969シート)で観戦
1993年5月15日、Jリーグは国立競技場でのヴェルディ川崎―横浜マリノスの一戦で開幕した。
試合は、マイヤーがJリーグ第1号ゴールとなるミドルシュートを決めて川崎が先制したが、後半開始直後にエバートンのゴールで追いついた横浜が、同14分に水沼のシュートのこぼれ球をディアスが決めて勝ち越し、歴史的な1勝を挙げた。
私は仕事の関係から、この試合をヴェルディのベンチ裏のピッチレベルで見ていた。超満員の観客をぐるりと眺めて、「こんな時代がくるなんて」と、仕事をしばし忘れて1人のサッカーファンとして感慨に浸ったものだ。
だって、高校生の頃(30年前?)に岡山県営陸上競技場(現桃太郎スタジアム)で初めて見た日本リーグの試合は、バックスタンド(と言っても当時は芝生席だが)に3人だよ。私と、私の友だち2人の計3人。メーンスタンドも両手で足りたかも(いや、さすがにそれはないか(^^:)。その試合はブレーメンへ行く前の奥寺がいた古河電工(ジェフの前身)の試合だったのだが、奥寺はやっぱり巧かったよ。今でも、タッチラインぎりぎりなのにしっかりキープしていた姿を覚えている。
ヤンマー(セレッソの前身)も岡山に合宿にきた。こっそり見学に行ったのだが、釜本の太ももの太さにビックリした記憶がある。
過去の思い出に浸ると切りがないのでこの辺でやめて、話を15年前に戻そう。
ヴェルディのベンチ裏で2時間立ちっぱなしで試合を見ていたのだが、一番驚いたのは当時のヴェルディの松木監督の声の大きさ。よく通るでかい声だった。現在、松木さんはサッカー解説者として活躍しているが、今でも相変わらずうるさいッスね(^^:
川崎の前身は読売、横浜の前身は日産。日本リーグ時代から互いにしのぎを削りあったライバルだ。現在、川崎は等々力から味スタに本拠を移して「東京ヴェルディ」となり、横浜は横浜フリューゲルス(前身は全日空)と合併して「横浜F・マリノス」となっているが、トリコロールvs緑という伝統は変わらない。
そして話はようやく2008年の現在となる(^_^)
J2から昇格した東京Vが3季ぶりに横浜と対戦するにあたり、「5月の国立」だったことから、両クラブはこの対戦を「クラシコ」と銘打ち、対決ムードを煽った。日本リーグからの伝統という意味では、異論はあまりないだろう。東京Vに服部と福西、そして那須がいるという違和感はあるが・・・。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
大島 ロニー
ロペス
小宮山 田中隼磨
松田 山瀬功
田中裕介 中沢 栗原
哲也
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
1993年5月15日のキックオフの模様が映し出された(ディアスとビスコンティかな)後に、本来のキックオフの笛が鳴った
ホーム側のヴェルディサポ。ゴール裏には少しすき間があった
アウェー側ゴール裏にはマリサポがぎっしり。手前のガラガラなところは1969シート
メーンスタンドはガラガラ
15年前は5万9626人を飲み込んだ国立。だが、この日は半分以下の2万1798人。「クラシコ」としては寂しいスタンドをバックに試合は始まった。
横浜がしっかりとボールキープしながら左右のサイドから攻撃を仕掛けていくのに対し、東京Vは前線の3人の外国人がカウンターで攻め上がっていく。どちらかというと、横浜優勢で試合は進む。
だが、先制したのは東京Vだった。
最終ライン左サイドの裕介が足を負傷したらしく、ピッチ外に出て治療を受けた直後だった。横浜の右サイドからクロスが上がる。中央にはフッキ。しかし裕介がその前に出てクリアしようと頭から突っ込む。
裕介は左足がまだしびれていたらしく「頭の方が安全かと。一瞬迷ってしまった」という躊躇(ちゅうちょ)がミスとなった。ボールは裕介の頭をすり抜け、フッキの足元へ。GKと1対1だ。もう頭を抱えるしかなかった。
横浜はトップ下にロペスを起用しているのだが、このロペスが良くない。ボールが回ってきてからパスの出しどころを探すなど、攻撃のリズムがつくれない。連携も良くないし、ボールを奪われるケースもしばしばある。この状態は今に始まったことではないので、ロペスを使い続ける桑原監督の考えが理解できない。
ロニーのゴールでいったんは同点に追いつくが・・・
後半に入った直後、ロニーが左サイドから中央へ切れ込み、腰を思い切り回転させてシュート。ループ気味のボールは土肥の頭上を越えてゴールし、ようやく同点に追いついた。
悪いなりに同点に追いつき、横浜の中沢を中心とする守備力のことを考えると、これ以上最悪の結果になるとは思えなかった。
しかし、東京Vの3人の外国人はそれを上回る力があった。同点となった5分後、ディエゴとフッキのワンツーで綺麗に崩され、最後はディエゴに押し込まれた。
さらに後半15分、勇蔵のバックパスを哲也が直接キックしたのだが、これが相手に当たってそのまま相手ボールになる大ピンチ。横浜の右サイドから服部がクロスを上げ、ファーサイドでフリーで待っていた福西に頭で綺麗に決められ1―3となった。ヴェルディというよりはジュビロにやられた感じだが、3失点は今季初。あぁ、最悪の結果になりそうだ。
このあたりから、フッキのカウンターを何とか2人がかりでようやく止められるようになった。もっと早くからしっかり止めていれば、2点差はつかなかったのに・・・。
後半25分にロペスが清水と交代。ピッチに入った直後の清水の頑張りで獲ったCKをロニーが決めて1点差とし、少し希望が出てきた。
ロペスが去ったことで山瀬功にボールが集まるようになり、中央からの攻撃がややまともになってきた。さらに、隼磨に代えて坂田を投入し、終盤には松田も前線に張らせて総攻撃を仕掛ける。勇蔵も何度か右サイドを駆け上がってきた。
せめてドローに。そんな思いもむなしく、チャンスは何度かあったのだが、ゴールを割ることなく試合終了。クラシコは、日産から読売へ移籍して15年前に逆転負けの屈辱を味わった柱谷哲二監督の派手なガッツポーズで幕を閉じた。
横浜は綺麗なサイドチェンジのパスが何度か通りスタンドを沸かせてくれたが、その後のクロスの精度が悪かった。小宮山のクロスが何度も相手DFにはね返されるたびにため息をついた。
やはりゴール不敗神話の山瀬功に決めてもらうしかないのか。
拍手とブーイングが入り交じった試合後のゴール裏。勝たねばならぬ一戦だった
1点差まで迫り最後まで諦めずに戦ったチームを讃えるのか、ミスから失点して敗れたチームにブーイングするのか。ゴール裏は分かれたが、相手を考えると、内容はどうあれ負けてはいけないゲームだった。
この日のブーイングで一番大きかったのは那須に対してだった。マリノス時代の那須ファンの私としては、セットプレーでの中沢や勇蔵とのバトルは見ていて楽しかった。マリノス以外とやるときは頑張れよ。
クラシコ敗戦のあとのマリノスのオフィシャルHPには笑った。「クラシコは終わらない」だとさ。11月29日の日産での試合もクラシコでやるんだね。
さて、次は中2日で苦手の大宮戦だが、もう負けるわけにはいかないぞ。勝ち点3と「トリコメガのぼり」を見に、開幕戦以来のホームスタジアムへ行くとするか(^^:
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