ど貧脚 ひつぢ

MTBと自分の脚で、山を楽しんでます
活動機会が減ったけど、マイペースで楽しもう

紅葉登山と高い授業料

2013年11月03日 | HIKE+ (なんちゃってトレラン)

赤兎山。 福井県と石川県の県境に位置する白山に連なる山の一つ
この辺りの山は1,500mを越える山も多く、登り応えがありそうなのだが、私は未だに一つも登っていない

せっかくの平日休み。どうせなら紅葉を楽しめる人気の山で、人が少ない時に行っておきたいと思い、赤兎山を選んだ 

登山林道を使って車で標高を上げ、サクッと標高1,600mの世界に突入できるのが人気の理由の一つらしい。
でもなんだかもったいない(笑)

せっかくなので福井側からがっつり標高差のあるアプローチを楽しもうと下りで人気のあるコースを選んだ
ガーミンの記録をみるとスタート(右)とゴール(左)が離れているぞ
実はいろいろ事情がありまして...


まず今回の失敗として、駐車場所と登山道への入口を探すのにものすごく手間取ってしまった
メジャーな山ならそこそこの情報でなんとかなる。 と甘く見たのが失敗

メジャーな山でもコースはマイナーなのね。事前に調べて目印にしていた標識も折れてなくなってるし...




渡河ポイントあり。程よく進んだ紅葉ありと景色はなかなかいい。
予想に反して全く人に出会わないが、

 

中腹あたりが紅葉の見ごろを迎えつつある感じ。でも真っ赤な紅葉がなかなかない。
それでも紅葉の中をゆっくりHIKEしたことがあまりない私には十分

  

 途中こんなポイントも随所に
ここまで回収に来るのも大変やろなぁ。元はとれるのか?

コース自体は残念ながら結構荒れている
足場は大きな岩や木の枝がたくさんあり、頭上は低い場所に木の枝がある
少し急ごうとすうと、膝や頭をあちこちにぶつけてしまう
思った以上にタイムが稼ぎにくい

 

 

ふう、だいぶ登った。 と思えばようやく山頂が見える。
おお~、まだまだ遠いやん

 

ぬかるんだ場所もあるが、なんとかゴアテックスなしの靴でも足を濡らすことなく山頂に到着
ここにきて白山がお出迎え。一気に眺望が開ける

 

赤兎山はぐるりと回りこむように白山へと尾根を連ねている。
そこに囲まれるような形で紅葉が進む山々

 

さぁ白山に向かって突き進め!(笑)

さて、山頂の景色も満喫できたし、下りますか
とそこで地図を紛失したことに気づく

元の予定ではこの先にあるもう一つの小さなピークから始まる分岐より尾根伝いに最短距離で下る予定
でも頼りの地図がない。スマホに地図は入れてあるが、なぜか国土地理院の地図にそのコースはない

登りの道を戻るのが普通だが、すでに14:30を過ぎており、下る前に暗くなりそう
道の荒れ具合から下りもスピードは上がらないだろう
出発時のロスがすごく痛い


少しの時間、真剣に悩む...できることは何か?
(1) 登りの道を引き返す → 下る途中で暗くなりそう。ライトを持参していない
(2) 記憶を頼りに最初の予定で進む → ミスコースしたらどうなる?マイナールートかもしれない。



(3) 立派な非難小屋がある。ここで星空を見て一晩あかし、明日の朝に登りのルートを戻るか
    → それなりに防寒着はある。食料と水も最低限ある。 でもライトもシュラフもない中不安




 結局スマホの地図を見て、福井県側の登山林道に降りることにした。舗装路にさえ出れば最悪暗くなっても何とかなる
降りてタクシーを使おう。財布には痛いが、最も安全かつ確実

登山林道に降りて舗装路の林道をゲートに向かって走る
ここも紅葉がきれい。



結局 6Km下ったところで他の登山客の方に声をかけられ、車に乗せていただけた。GPSはそこで記録停止
ゲートまでは残り5kmくらいあったみたい。
登山林道を走る人。たしかに不自然やもんね(笑)

拾っていただいた年配の夫婦に感謝です
おかげて暗くなる前にまともな場所にたどり着けた

林道のゲートで管理人さんに相談し、タクシーを呼んでもらう
タクシーを待つ間管理人さんにもいろいろと話を聞かせてもらえたが、今年の紅葉はいま一つだとか
私には十分楽しめたけど、本来ならもっと山が燃えるように赤く見えるらしい。

タクシーで車を停めた場所へ向かう
山を回りこむため、相当な距離。 支払額10,780円ナリ
それでも運転手さんは少し手前でメーターを止めてくださった。 気遣いにホント感謝です

高い授業料となったが、いろいろと勉強になった山行きとなった。
ともかく時間と情報量は余裕が必要。
メジャーな山だからと舐めていたのが一番の反省点かな...


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (LiLiSuke)
2013-11-03 17:39:28
地図を落としたのはl痛いですね。
まぁ、大事にならなくて良かったです。
一万円あったら…
なんて考えるのはやめときましょう^o^
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Unknown (滋賀オガ)
2013-11-03 18:14:55
高くつきましたねー。
でも無事を一万円で買えたと思えば…安くはないか(笑)。
でも年配のご夫婦はありがたかったですね♪
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Unknown (ななパパ)
2013-11-03 22:37:36
無事で何よりです。
遭難して捜索隊でも出された日にゃ1万どころではありません。
楽天優勝バーゲンのポイントで元を取り戻しましょう。
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Unknown (カワjoh)
2013-11-03 23:01:47
体あっての・・・もういいですか(笑)
でも冗談抜いてご無事で何より。
私も勉強になりました。
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Unknown (やまゆき)
2013-11-04 09:03:23
雨乞で特訓だ・・・^^
マイナールートは
判断が難しいですよね

いこか戻ろうか のリフレイン
やっちゃった人しか判らない世界観やしね
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Unknown (ゾルバ)
2013-11-04 12:35:57
なるほどー、やっぱり山は怖いですね。山吹ですら迷子になって、復帰できない気がする事があるので(;´∀`)
そそる横道は沢山あるんですけど、気をつけよう
まあ、今回は諭吉さんが身代わりと云う事で( ・∀・)
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Unknown (ひつぢ)
2013-11-04 23:23:22

LiLiSukeさん:
背面ポケットに地図を入れていたのですが、どこかの枝で引っ掛けたようです
一万円あったら…
やっぱり考えてしまいます(笑)

滋賀オガさん:
このくらい高いからこそ、反省するのかもしれません。車の運転で違反切符を切られたときのように(笑)
載せていただいた方、ゲートの管理人さん、タクシーの運転手さん。お世話になった全ての方々にホント感謝です^ ^

ななパパさん:
そうですね。ありがとうございます
でも
楽天ポイントで元を取るには結構な出費が^^;

カワjohさん:
ありがとうございます
基本まだ山への心得が甘いんですよね^^;
軽装スタイルを崩したくはないですが、時間と準備は反省です

やまゆきさん:
ホントやっちゃった人しかわからない世界
大事なく勉強できたのでやはりヨシとすべきですよね^^;

ゾルバさん:
山の深さでリスクを考えるべきかもです。
部分的な地図だと全体の規模がわかりにくいんですよね^^;

諭吉さ~ん。
私が悪かった。帰って来て~(笑)
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Unknown (osatoh)
2013-11-05 09:01:42
こっちがドキドキしました。(^_^;)
ビビリのワタシ、ソロで行動できるのはホームくらいです。
コースロスト、ケガ、野犬(笑)など過剰な危険予測で大胆な行動がとれないのがオハズカシイ。
なにわともあれ、無事で何よりでした。
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osatohさん (ひつぢ)
2013-11-05 22:56:48

深く考えずに失敗を繰り返すワタシ
おかげでネタはふえましたが、見習うべきは私のほうですよね^^;
さて次はどんなネタが、あ、反省していない(笑)
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