「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

白老海岸のスミレとイソスミレ

2010-06-07 21:01:16 | 自然公園/原野/海浜
(イソスミレ)

少々以前、5月22日の話。

ポロト自然林、仙台藩陣屋跡を散策した帰路に、白老の太平洋沿岸を歩いてみた。

近くの湿地はヨコスト湿原というらしい。

砂丘地帯では、初めて対面するイソスミレが咲いていた。花弁はタチツボスミレによく似ている。

葉はボールのように、ころんと盛り上がっていて、砂地に適応している感じ。

つまり、タチツボスミレが海浜の環境に進化して対応したのだ、と勝手に推測。


(イソスミレのアップ)


周辺に目を凝らしたら、もっと赤紫の色彩が濃いスミレがぽつぽつと目に入った。

写真にすると、あまり赤みが出ないのが解せないが。

これぞ、何も形容詞のつかない「スミレ」だ。

札幌の藻岩山に咲くスミレと形態は同じ。海辺のスミレも森のスミレも同じ形態というのも不可思議だ。

しかも、日本海側に咲くスミレは、アナマスミレと称して区別するという。

スミレって、ややっこしくて、奥が深い。


(スミレ)


(スミレ)




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