湖畔の林を数十羽の野鳥が忙しく移動していく。カラ類やウグイスの仲間の混群だ。
羽の雰囲気、なんなとなく容姿が成熟してない。今年生まれた幼鳥の集団だろう。
草原に目を転じると、紅色のホザキシモツケ、白いナガバノシロワレモコウ、紫のサワギキョウ。夏から秋に移ろう色彩豊かな草原だ。

(写真:ホザキシモツケ)

(写真:ナガバノシロワレモコウ)

(写真:サワギキョウ)
時折、ジャノメチョウとミドリシジミが遊歩道脇の草原を舞う。
ナガバノシロワレモコウを食草とするゴマシジミを期待していたが、出会うことはなかった。
時期、それとも歩いた時間が遅かったのか。少々、残念。

(写真:ジャノメチョウ)

(写真: ミドリシジミ)
野鳥の会ネイチャーセンターで一休み。屋内の展望窓から悠々と飛ぶオジロワシの姿がを見ることができた。
数年前から、番が繁殖しているとのこと。
「ジョッピン カケタカ」・・・
「ジョッピン カケタカ」と、エゾセンニュウの澄んだ歌声。
開いている小窓から飛びこんできた生演奏だった。草原の中に潜んでいて、その姿を見せることはなかった。
(ジョッピンとは、北海道弁で「鍵」のこと。)