いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

“最後のニュース”、 23年前の井上陽水。     / '12.6.15.掲載

2012-06-15 19:41:30 | Weblog






          “ 原子力と水と石油の為に 私達は何をしてあげられるの ”


          このコピーは、否、歌詞というべきですね。
          23年前のもの。
          井上陽水さんの作詞です。
          解釈はのちほどにして、つぎの歌詞は。











          “地球上のサンソ、チッソ、二酸化炭素は 森の花の園にどんな風を送ってるの”
          

          23年前に発表された“最後のニュース”(1989年12月21日)です。          
          TBS系列『筑紫哲也 NEWS23』のエンディングテーマとしてつくられました。
          ご存知ですよね。
          もうひとつ。











          “親の愛を知らぬ子供達の歌を 声のしない歌を誰が聞いてくれるの”
          

          この3フレーズを取り上げたいとおもいます。
          陽水さん、40歳くらいのころの作詞だと思われます。
          もとより、陽水さんの才能に驚くばかりでありますが、
          この3つの予見性に驚きます。
          23年前の陽水さんの、世の中センスがやはり凄い。

          問題は、一番目のフレーズですね。
          どう解釈するか。
          人類の基本エネルギーの限界がみえる時代の危機感の指摘と感謝なんであろうか。
          ここで昨年の“3・11”と結びつけるのは、ちょっと強引かな。










          陽水さんのほぼデビュー曲といってよいのは、
          “傘がない”でしょう。
          自殺する若者がふえている。でも、問題は傘がない。君に会いに行かなくちゃ。
          ま、そういう歌でした。
          陽水さんのコピー・センスが始まっています。
          少々違いますが、‘82年の大ヒット「リバーサイドホテル」へと続きます。
          この時、33歳でした。


          「SONGS」、再放送6月15日(金)01:40~02:09 (14日深夜)で
          わたくし観ました。
          番組自体は、ことし5月のNHKホールでの収録です。
          デビュー40年目が、そのコンサートのテーマであったそうです。

          








          この絵は、そういった取材でありましょう。
          この5月の陽水さんは、コンサートの手ごたえを語ります。
          あの“3・11”のせいなのか、その以後ということか、
          「聴いてくださる皆さんが 熱いんですよ」と。
          

          井上陽水、63歳です。
          この領域の音楽領域は、好きですね。