“ 原子力と水と石油の為に 私達は何をしてあげられるの ”
このコピーは、否、歌詞というべきですね。
23年前のもの。
井上陽水さんの作詞です。
解釈はのちほどにして、つぎの歌詞は。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/16/f289d3c72414472a4a22ad6390be79d4.jpg)
“地球上のサンソ、チッソ、二酸化炭素は 森の花の園にどんな風を送ってるの”
23年前に発表された“最後のニュース”(1989年12月21日)です。
TBS系列『筑紫哲也 NEWS23』のエンディングテーマとしてつくられました。
ご存知ですよね。
もうひとつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6c/4f397bf06035f7588884207c3f154844.jpg)
“親の愛を知らぬ子供達の歌を 声のしない歌を誰が聞いてくれるの”
この3フレーズを取り上げたいとおもいます。
陽水さん、40歳くらいのころの作詞だと思われます。
もとより、陽水さんの才能に驚くばかりでありますが、
この3つの予見性に驚きます。
23年前の陽水さんの、世の中センスがやはり凄い。
問題は、一番目のフレーズですね。
どう解釈するか。
人類の基本エネルギーの限界がみえる時代の危機感の指摘と感謝なんであろうか。
ここで昨年の“3・11”と結びつけるのは、ちょっと強引かな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/7e/dba26945903198cb6ccdbaffda854665.jpg)
陽水さんのほぼデビュー曲といってよいのは、
“傘がない”でしょう。
自殺する若者がふえている。でも、問題は傘がない。君に会いに行かなくちゃ。
ま、そういう歌でした。
陽水さんのコピー・センスが始まっています。
少々違いますが、‘82年の大ヒット「リバーサイドホテル」へと続きます。
この時、33歳でした。
「SONGS」、再放送6月15日(金)01:40~02:09 (14日深夜)で
わたくし観ました。
番組自体は、ことし5月のNHKホールでの収録です。
デビュー40年目が、そのコンサートのテーマであったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/d1/bc789f4c01a579e353e1c50f87fc9379.jpg)
この絵は、そういった取材でありましょう。
この5月の陽水さんは、コンサートの手ごたえを語ります。
あの“3・11”のせいなのか、その以後ということか、
「聴いてくださる皆さんが 熱いんですよ」と。
井上陽水、63歳です。
この領域の音楽領域は、好きですね。