民間企業のオービタル・サイエンシズ社(中堅だそうです)は、「破滅的な失敗だ」という。
搭載されていた千葉工大の流星観測カメラ「メテオ」もポシャッて「1年もかけて…」などという。
セコイ、セコイ、である。
リスクありは、前提でしょうに。
アメリカの企業「オービタル・サイエンシズ」社が開発したロケット、「アンタレス」は、
宇宙輸送船「シグナス」を載せて、28日午後6時22分すぎ(日本時間の29日午前7時22分すぎ)、
アメリカ南部バージニア州にあるNASAのワロップス飛行施設から打ち上げられた。
しかし、打ち上げられ上昇したあと、突然、下降し始め、その後、爆発した。
(エンジン点火から10~12秒後に異常が起き(6秒後の見解もあり)、20秒後に安全のためロケットを
指令破壊した、ということらしい)。
原因は今のところ分かっていない。NASAによるとけが人などはいないということです。
「シグナス」が物資を運ぶために打ち上げられたのは4回目だそうです。
「米ロ絡み」とは、NASAのスペースシャトルなき後、宇宙ステーションへの飛行士の
輸送はロシアのソユーズ宇宙船に頼るしかなく、物資輸送を民間に依存している。
もうひとつ、「アンタレス」の一段目の主エンジンはかつてのソ連製らしい。
(某新聞では、「一段目の下部には、旧ソ連時代に開発されたエンジンを米企業が改造した
主エンジンが二基据え付けてある」とありました)
民間企業のオービタル社の問題なんでしょうが、「最初の爆発は主エンジン付近で起きた
ように見える」「主エンジンにトラブルがあった可能性が指摘されるが、何が起きたか
分かるには1~2週間かかる」というんです。
旧ソ連のエンジンが悪いんだという、口ぶりでありますね。
ま、しかし、“米ロ”はさまざまなレベルで交流がなされていることがわかります。
そういう時代になっているのですね。