もう、柔道などが始まっています。
開会式の感想をまとめておかないとウヤムヤのまま、忘れてしまいそうです。
開会式といっても、それはイギリスという国(?)のやり方・考え方などを
みるということになるのでありましょう。カタイか。
“熟度”とでもいう言葉が適切なのかな、たいへんにその度合いが深かったと思う。
“ユーモアの表現がある開会式”は、はじめてだと思う。
「炎のランナー」のテーマ曲を奏でるロンドン交響楽団の中に、なぜか「Mr.ビーン
(ローワン・アトキンソン)」がいました。
映画「炎のランナー」のパロディーの映像、世界的指揮者のサイモン・ラトル氏まで演じる小芝居。
極めつきは、もちろん即位60周年のエリザベス女王です。
「007」のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)に案内され、バッキンガム宮殿から
ヘリコプターで会場まで飛び、パラシュートで降下する“演技”をされる。
直後に実際の女王がロゲIOC会長とともにスタジアムに姿を現わします。
映像とスタジアム会場の人々の理解とがうまく連動しているのか、心配してしまいましたが
いろいろとみていると大丈夫そうですね。
メリー・ポピンズも気に入りました。
もっとも気に入ったのは、田園のつくり・その中の“みどりの丘”です。
“みどりの丘”で開会のセレモニーが行なわれたのははじめてでしょうね。
近代的な、それはそれは威厳のある設定でしたよね。
開発途上国では、成長の誇示・国威発揚などが未だメインテーマでありましょうが。
鳩・それは平和のシンボルとしてかならず運用されるらしいのですが、
ここでは、サイクル・自転車の人の背中の翼がゆったりと羽ばたき、空中を
飛び上がっていきます。
いろいろとあったと思います。
この国の田園風景は、有名ですが(それらも彼らが造り出したもの)、
産業革命で、まっくろになる。
このあたりが難しそうですが、ここに五輪が出現します。
この五輪の輪を造り上げた人々は、現代にはなっていない。
ロンドンでの開催は3回で、1回目は1908年、2回目は1948年、そして今年です。
あたっているかわからないが、このへんって重要かもね。
シェイクスピアらしき人物も登場していました。
ここも興味ありました。
前者のダンスも重いテーマだったのじゃないかな。
子供たちのベッドですが、このシーンは病院の描写からはじまります。
説明によると、英国の医療制度の良さを語っているのだとか。
子供のベッドは、夢の世界、フィクションの世界に展開します。
メリー・ポピンズ、最近のハリー・ポッターなどへ。
まあ、そんなに網羅できませんが、素晴らしい内容です。
オリンピックという場の役割変化をも提示していますね。
ダニー・ボイル氏の演出、GOODです。