これは、「ケプラー22b(Kepler-22b)」と名づけられた惑星です。
もちろん想像図であって、なにしろ地球から587光年離れています。
太陽系のはるかに外にあって、つまり、現実的に人が目撃すること
はどんなにガンバってもまったく不可能としか言いようがないわけ
です。
この「ケプラー22b」の存在を確認したのが、
やはり「ケプラー (探査機)」と名づけられた、この NASAの太陽系外
惑星探査用宇宙望遠鏡なんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/3f/f49e4bc1c0482123d6442ffe3780d02b.jpg)
【12月6日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は5日、宇宙望遠鏡「ケプラー」
が初めて、太陽系外のハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)で
地球型の惑星を確認したと発表した。
「ケプラー22b」と名づけられたこの惑星は、ケプラー打ち上げから
間もない2009年3月に、その光のゆらめきが確認されているが、
NASAはこのほど、「ケプラー22b」が恒星の前を3回、横切ったことを
確認。その存在が初めて確認された。
この6日の新聞、テレビで少々伝えられたから、ご存知の方もいらっしゃる
と思う。
「巨大地球型惑星」ということで、すわ生命の存在か、となる。
「ケプラー22b」は、太陽によく似たG型の恒星(ケプラー22)を周回
する太陽系外惑星である。
軌道がハビタブルゾーン内にあると考えられている太陽系外惑星の
中では、太陽と似た恒星を周回する初めて発見された惑星である。
惑星の半径は地球の約2.4倍と推測され、地表温度は約22度とみられ
るが、岩石惑星、ガス惑星、氷惑星のうち、どの分類に属するもの
かは不明。
まあまあ、しかし、系外惑星はことし5月と8月にも確認されているので
ある。
「ケプラー22b」を追究する前に、整理しよう。
まず、「ケプラー (探査機)」。
ケプラーは、地球型の太陽系外惑星を探すためにアメリカ航空宇宙局
が運用している宇宙望遠鏡である。
2009年3月6日にフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からデルタ-II
ロケットで打ち上げられた。2009年5月、本格的な運用が始まる。
ケプラーは地球を周回する軌道ではなく、太陽を中心として地球の
後を追いかけるような軌道を取る。
これは、観測対象の星が地球に隠れてしまうのを防ぐとともに
地球からの迷光を避けるためである。
2011年1月、ケプラー計画最初の地球型系外惑星ケプラー10bが報告
された。
つぎつぎに発見された惑星に「ケプラー」と名づけていく。
既に、「ケプラー」と名づけられた月のクレーターや火星のクレーター、
欧州補給機(ATV)2号機の名前にも彼の名が採用されているのだそうです。
それでは、そもそも「ケプラー」とはなにか、何者か。
ヨハネス・ケプラーというドイツの天文学者です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ed/f65047773657748734b6bf0dec0a0cad.png)
ヨハネス・ケプラー(1571年12月27日 - 1630年11月15日)、
ドイツの天文学者。
天体の運行法則に関する「ケプラーの法則」を唱えたことでよく
知られている。
理論的に天体の運動を解明したという点において、天体物理学者の
先駆的存在だといえる。
数学者、自然哲学者、占星術師という顔ももつ。
かなりのお方のようですね。
「ケプラーの法則」と言われても知りません。
ちょっと調べてきます。
(と言い残して、去る)
つづく。