1人生き残った少女ニュート、レベッカ・ジョーダン(キャリー・ヘン)とエレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)。
ニュートとはイモリを意味するあだ名で、本名がレベッカなんだそうです。
何度目の “ エイリアン 2 ” だろうか。
1986年の公開だから、26年もの間に何回観たか知れない。
久々に6chで23日に観た。
女性漫画家が “ エイリアン 2 ”を見ると元気が出る、と言っていた。
落ち込んだりした時に見るのだそうだ。
わかる。わかる。で、ある。
ハリウッド映画をはじめとして、映画が元気であった時期でもありました。
シリーズの2作目はむずかしいというのに、ジェームズ・キャメロン監督はさすがと
言うべきでしょうね。
第1作目のキャッチコピーが、『宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない』。
この2作目は、「This time it's war.(今度は戦争だ)」というもの。
リドリー・スコット監督の1作目も大ファンであり、入れ込んでいるのですが、
そう、たて続けに見るタイプではないかも知れない。
が、この2作目はくり返し見える。と云っていいと思う。
植民地海兵隊が窮地に陥いった時、APC・装甲兵員輸送車のハンドル(?)をリプリーが握り、救助へと突進する。リプリーが戦闘モードに入った瞬間だ。
が、今回わたくしがテレビ取材した映像は、人間ばかりになっている。
なぜか。
撤退の準備が整った時、少女ニュートがエイリアンにさらわれる。
大爆発の限定された時間の中で、リプリーはひとり救助に向かう。
もう、リプリーしか残っていないのだ。
ニュートを助けたリプリーは、ここでエイリアンのクイーンと出会う。
ここが、頂点である。
ビショップ(ランス・ヘンリクセン)(医療従事用アンドロイド)が操縦する惑星降下船にたどりつくのだが、
エイリアンのクイーンが出現する。
ストーリーを追うつもりはなかったのですが、ここまで来てしまいました。
細部まですべて知っている(!)ので、人の表情に目が行っていたようです。
かなりカットされていることも、まぁ、ありなんでしょう。
最近書いたことですが、アクション・暴力シーンに興味が急激に失くなって
きているようなんですね。
この時期には、アクション・暴力の正当性がわかりやすかったと思うのですが、
そのあとは、段々とショウもない状況になってしまった。
と、しみじみ思うのです。
しかし、このストーリー展開はたいへんよく出来ている。
こんな一文も見つけました。
シガニー・ウィーバーが銃規制法の賛同者であることから本作でリプリーが銃器を使用する点に
関して「とても難しい決断だった」と本人は語っている。
長期の宇宙航行のための冷凍睡眠装置に、眠る。
これだけ、少女ニュートとリプリーの絵を重ねると、女性論的なアプローチも
浮びますが、そっちには触れません。