いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

■ 風景画を生んだ国の無機的な風景・1

2009-10-27 03:55:59 | Weblog



ニューヨークのアパチャー・ギャラリーで、
オランダの今の風景を写真やビデオで映し出した展覧会
『ネーチャー・アズ・アーティフィス』が開催されたという。
(10月15日まで)
これは、18人の写真家や芸術家がそれぞれの解釈で切り取った作品で、
「人の手で操られる自然と共存するオランダ」というかなり特殊な
オランダの今が捉えられている。


17世紀、自然や田舎風景を描いたオランダの絵画は、風景画という
独立した分野を確立している。
これは、われわれには奇異にうつるかも知れないが、
西洋では、風景という概念ができたのは、そのように最近なのである。

それから400年。写真やビデオという近代的な媒体を通して、
風景描写の新しい世界が、再びオランダから生まれつつあるというのだが、
オランダの特殊性を考えて欲しい。
オランダは人が自然を統制し、拡大した世界でも有数の「人工的国家」
である。
オランダの景色を一変させてきたのは、海面より低い国土であることの歴史だ。
それによる、海面上昇や水不足などの深刻な問題である。
高度な技術による干拓、デザイナーによる都市計画。
工業化や交通網などのインフラ整備のために、
農業は郊外に追いやられている。

自然の景色はかつての風景画にあるようなものではない。
どこまでも「人工的」な風景である。
完全に人間が統御した風景である。
ここには、かつてわたしたちが知っている「自然」は
微塵もない。
この風景をどう感受すれば、よいのか。







[GOOD・42] ノムさん、とりあえずお疲れ。

2009-10-24 23:58:28 | Weblog



クライマックスシリーズ第4戦で決まった。
日ハムの日本シリーズ進出もあるけれど、ノムさんのクビが確定したことだ。
ニュースで観たのだが、中継していないから仕方がない。全く。
だが、試合終了後のセレモニーの最後に面白い光景が見られた。
稲葉選手が音頭をとっているようにみえたが、
両チームが寄って、ノムさんを胴上げしたのである。
胴上げの中心は楽天の選手ではあるが、日ハムの選手も周りで参加していた。

いいんじゃないか。
イヤな奴ではあるが、いいんじゃないか。
落合ではないのだ。
最後のボヤキも決まっていた。
「敗戦監督に用があるのか。就職お願いします。明日から浪人です。」
胴上げから降りたノムさんは梨田監督と握手していた。
つまらない国内野球に珍しい珍事だ。
ま、ノムさんの仕業だね。

きょうのスポーツ紙に「東大監督か」などと面白い文字が
踊っていた。
全く。これは前述の「全く」とは違うよ。



バイオトープ

2009-10-22 11:28:03 | Weblog



いつごろからか、当ブログは動物と植物が多くなっているように思う。
人間よりも関心がある、という言い方もできるけれど、
それほど身近にそれらがいる、生息しているのだと思う。
これは、驚くべきことだ。
気づかないというより、見過ごしているだけなんじゃないだろうか。

ここ(当ブログ)は、都会ではなく、郊外という典型的な通勤圏内にある。
樹木が茂る小さな丘が随所に見られ、川幅というよりも土手から土手までが
10mから15mほどの小河川があり、80mから100mくらいの中河川と
合流している。
バイオトープがいつの間にか豊富にでき上がっている、そんな地域なんだろう。
 *ビオトープ(Biotop、ドイツ語)。バイオトープ(biotope)は英語表記。
  生物群集の生息空間を指す。

5kmほど上流の一帯に広大な遊水地がある。
いまどきにしては本当に広い。池の部分に隣接してさまざまなスポーツの
グラウンドが何面も広がる。
広い道路を挟んで7万人収容のサッカー・スタジアムがある。

週に2度ほどサイクルを飛ばしています。


フォトは、この河川をテーマにしたNPOの人たちが
遊水地でなにやら調べていました。
NPOは上流から下流までのボランティア組織を集合
してさまざまな活動をしているようです。






ハトの事件・1/2009.10.18.

2009-10-20 12:39:06 | Weblog



2羽の鳩の子どもです。
これは18日の映像。
(あまり気分のいい映像ではないかも知れませんが、ご容赦を)

家族がベランダの隅に発見したのがこの10月10日でした。
その時はまだ目も開かない状態で、しかし、既に手遅れとしか言いようが
なかった。
(破棄できないという意味での手遅れです)
インターネットで調べてみると、
写真などから推測して、おそらく1週間も経っていないようだった。
孵化して4、5日くらいか。
つまり、これで『2週間くらい』なんじゃないか。
結構速いですね。
弱いものが、弱い時期を速やかに通り過ごすということなのでしょうか。
しかし、どうするの。
マンションのベランダでありがちな事件ですが、
どうする。ええ、どうするんだ。
だが、どうしようもない。

わたしは、鳥のなかで「ハト・鳩」は嫌いです。
伝書鳩の趣味もないし、平和のシンボル顔して
駅とか、公園を占拠している彼らが好きになれません。
あの表情のないオレンジの目が好きになれません。
いつも豆鉄砲をくらった、あの目つきです。

これは、見るしかありません。
あのかわいい“つばめ”だって巣作りして
子どもを育てて帰っていくのですから、
もう、
観るしかありません。



ヒヨコみたくかわいくはない。




最近、なにか感じませんか。

2009-10-18 23:13:55 | Weblog



驚いた。
参院神奈川補選の立候補者4人が全員なんと40歳代であった。
鈍い人でも感じるのではないだろうか。
単なる世代論ではない。
なにかが変わりつつあるのだと。
この前の選挙で我々は気づいてしまったのだと思う。

福田衣理子(ふくだ・えりこ、28歳、民主党衆議院議員)、ご存知だと思う。
元薬害肝炎九州訴訟原告団代表。
長崎2区より出馬して、自民党公認の久間章生元防衛大臣から議席を奪った。
薬害肝炎被害者としての経験から、「『命』を奪うのも政治なら『命』を救うのも政治」と主張したという。
まさに「民主党躍進のジャンヌ・ダルク」の出現だった。
(TOSHIさんの引用)
そして、政権ができた。
鳩山由紀夫総理大臣、長妻厚生労働大臣、前原国土交通大臣、岡田外務大臣、
平野官房長官などが今までと違って見える。
年齢を必ずしも問うことではないが、風格を備えたおじさんはかなり吟味される
ようである。
「自民党システム」とでもいうものが拒否され、
新しいなにかが求められているのだ。
利権屋さんとか、族議員とかの臭いは完全に拒否されている。
ひと昔の老練とか、老獪とか言われた方々もここしばらくは
お呼びではないようだ。
大臣の仕事ってこういうことをするのか、福島大臣は大丈夫なんだろうか、
などとエラク想像しやすくなった。
(自民の末期のそれはそれはお粗末な大臣をかなりだ、見てしまったせいも
あるのだが)。

分野は拡がっている。分野を問わない、というのが正解か。
トヨタは、脱石油から電気自動車の流れを「プラグイン・ハイブリット車」
で応えようとしている。
テレビも、野球も、サッカーも、停滞だが、小さい発芽はあるようだ。
風変わりな精神的なスキャンダルを起こした草 剛くん(くさなぎ つよし、
35歳)が面白い活動をしている。
スマップの幹部は輝きをほとんど失いつつある。
囲碁名人戦で井山祐太八段(いやま・ゆうた、20歳4ヶ月)が最年少名人に
なった。
内村航平選手(うちむら・こうへい、20歳9ヶ月)は体操世界選手権で
総合個人優勝した。
石川遼くんの活躍は言うまでもない。さらに、新たなハードルを越えたように
思われる。
イチローは当然このグループの一員だ。
おそらく、リーダーのひとりかも知れない。

なにか感じませんか。



フォトは、草食のクモです。

草食のクモを初めて確認  
09年10月13日(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)

熱帯性のハエトリグモの一種が主として植物の芽を食べることが、
最新の研究で確認された。現在およそ40000種のクモが確認されて
いるが、草食のクモが確認された(メキシコ東南部とコスタリカ
北西部の熱帯地域)のは今回が初めてであり、クモは肉食であると
いう定説をくつがえす発見である。

(Photograph by Robert L. Curry)




かわいい家族がヨコハマを眺めていた。

2009-10-13 00:03:50 | Weblog



ここは“象の鼻”という最近できた一角(公園)だ。
その突端に家族はいました。

ヨコハマを眺めていました。
人は水のそばにいると
なぜか、和むのです。
この少年も今夜は充足して眠るのでしょうね。

(ちょっとクサイか)