いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

ブライアン・シュミット教授とアダム・リース教授 (ノーベル物理学賞・2)    [昨年12月、掲載]

2012-06-11 21:49:36 | Weblog




   写真中央のお二人の右がオーストラリア国立大学のブライアン・シュミット
   特別教授(44)、左が米ジョンズ・ホプキンス大学のアダム・リース教授
   (41)です。






   シュミットさんの眼力はなかなかのようです。

       シュミット氏は受賞発表後、記者団との電話会見で、当時は
       この発見が「正しいと判断するにはあまりにクレージーと
       思われた」と語った。そして、「かなり不安を感じながら、
       ようやく、チームの同僚に宇宙の膨張が加速していると伝え、
       そして世界にも公表した」と話した。

       前出のパールマッター氏は記者団との電話会見で
       「当時は大変な衝撃だった。われわれの知る物理学のどの要素
       にも合致していなかったからだ」と語った。









   シュミットさんとアダム・リースさんは、どうやら対称的な二人の
   ように思える。



   





        宇宙の膨張自体は1920年代に発見された。
        (1929年、天文学者エドウィン・ハッブル、その人だ)

        それ以降、膨張の速度はエネルギー容量に依存するから、
        おおむね物理的な物質からなる宇宙は、引力のため、
        膨張速度がいずれ減速する、と広く信じられてきた。
        しかし3人が行った観測の結果は、他の力が働いている
        ことをうかがわせた。
        宇宙の膨張が減速しているのではなく加速している、と
        ライバル関係にあった両チームがそれぞれ発表した際、
        世界の宇宙研究者は仰天した。



   断片が多くてわかりにくいでしょうか。
   しかし、受賞者発表のころ、友人と呑みながら話していたら、
   「光より速いのが見つかったんでしょ」などと言われてしまった。
   それはそれで、そういうニュースがあったわけだが、
   新聞もひどいものがあった。
   膨張の加速の発見と、ダークエネルギーのことがきちんと説明されて
   いないのだ。
   膨張自体もなにかよくわからない記事もあったと思う。

   番組のタイトルは『ノーベル物理学賞 ダークエネルギーが宇宙を加速する』
   です。
   わかります。
   膨張の加速が見つかったのは、「1a型超新星」(ワンエー)と呼ばれる
   天体から放たれた光の研究であったということです。
   云うまでもないでしょうが。








   シュミットさんは、ワインも造られているようですし、
   奥さまともご良好のようであるし、
   米国と豪州との時差には悩まされたそうです。奥さまがです。

   研究者は、時間を選ばないということですね。







サウル・パールムッター博士 (ノーベル物理学賞・1)        [昨年12月、掲載分]

2012-06-11 18:48:26 | Weblog




   サウル・パールムッター(Saul Perlmutter)博士(52)は、
   前列右から3人目にいらっしゃる。
   ローレンス・バークレー国立研究所(米カリフォルニア大学にある
   のでしょうか、確認できていません)


   10日深夜、たまたま見ましたが面白かった。たいへんに面白かった。
   (NHK・Eテレ0:00~0:30放送)
   前述した“ケプラー”のつづきを書かなければ、いけないのに、
   これにいたします。
   
  
   日本の制作なのか、なにしろキャラクターがよい。豊かで面白いのだ。
   パールムッターさんがもっとも表情豊かでしたね。






   このようなお顔です。
   ことしのノーベル物理学賞を受賞なさった、それはお偉い方なので
   ありましょう。








   冒頭の写真が、パールムッターさんチームです。
   研究の過程で、ライバル・チームが登場します。
   “シュミットさんチーム”。
   シュミットさんは、オーストラリアの国籍を持つオーストラリア国立大学
   のブライアン・シュミット特別教授(44)です。
   彼もなかなかのキャラですよ。


   彼のチームには、リースさんも参加している。
   米ジョンズ・ホプキンス大学のアダム・リース教授(41)です。
   彼は、トラディショナルな先生と思われます。






   
   宇宙の膨張加速に関する発見が、1998年に競い合う2つの研究チームから
   発表されたというしだい。
   パールマッターさんはカリフォルニア大学バークレー校の「超新星宇宙論
   プロジェクト」の代表でもあり、シュミットさんはオーストラリア国立大学
   の「High-z超新星探索チーム」の代表だったそうです。







   お二人共、プライベートも豊かであって、
   パールマッターさんは、娘さんにヴァイオリンをご教授されているので
   しょうか。








   娘さんの理解度も高いようです。

      一体、何が宇宙の膨張加速を引き起こしているのか。それは誰にも
      分からない。一つの見方は、宇宙の大半を占める謎めいた「ダーク
      エネルギー」が膨張加速の原動力になっているというものだ。

      ダークエネルギーが、どのようなものかは分からないが、宇宙の
      75%を占めているようだ。また残り25%のうち20%は同じように
      謎めいた「ダークマター(暗黒物質)」が占めていると考えられて
      いる。そして人々になじみの物質、例えば恒星や彗星(すいせい)、
      木々や人間といったものは、宇宙の残りわずか5%を占めているに
      すぎないことになる。

      そうしたことから、
      スウェーデン王立科学アカデミーは授賞理由について、3人の発見は
      「科学にとって95%未知である宇宙の解明に寄与した」と述べている。


   
   描きかたもあるかも知れませんが、
   愉しく、そして果敢に、挑戦していらっしゃる。
   日常感覚もいい。
   学問を極めたというご老人受賞者から、変わってきたので
   しょうか。

   



   

オーストラリア戦の前に、 ザック・ジャパン へ エールです。      '12.6.11.掲載

2012-06-11 02:01:29 | Weblog

ヨルダン戦で、本田 圭佑はハットトリックで見事にカムバックしました。
香川 真司は彼の要因で緊張していましたね。

つぎの2枚が印象に残りました。











こんなに強いというか、不安感をもたない日本代表ははじめてではないでしょうか。
ザッケローニという監督と、
育ちつつある選手が素晴らしくマッチングしているように
思われます。


本田 圭佑は、ほとんど笑顔をみせていません。
なにか決するものがあるのでしょうか。
ザッケローニ監督には抑えた笑顔が感じられます。
これは、いけるね。