いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

普天間のことを見つめつづけている。 いわゆる、マジに。

2010-05-27 18:36:42 | Weblog



  日本の抑止力という実感しにくい抽象性と
  米国の軍隊と共存する、基地のある生活という体感する現実と。
  太平洋戦争で、その戦闘に巻き込まれた過酷な体験の歴史と。
  戦後、米軍も巧妙に利用したという民族性と。
  政治課題の中でもっとも多様な要因を抱え、もっとも政治性
  が高度な課題だと思われる。
  

  橋下大阪府知事がわれわれの問題であれば懸命に説得すると
  発言していたのは印象的だった。県外移設を要請されれば、
  肯定的に対処するという意志表示である。
  沖縄に過剰に押し付けてきた“ツケ”がわれわれにあると
  いうことだ。

  
  5月末という、ひとつの政治日程を迎えている。
  政府、権力とはこんなに親しげなものだったのか。
  という感想がある。
  あたかも、ひざ詰めで話せば通じるのではないか、と思わせる。


  個人の人間像に集約してしまう、わかりやすさを優先する
  安易な報道にはウンザリなのだが、
  これが今・現在のメディア状況、環境なのであろうか。


  グッドニュースを見つける毎日はなかなかにシンドイのだが、
  いろいろなものも見えてくる。






二次会での Y さんと I くん。

2010-05-26 12:34:48 | Weblog



こんどは、中学校の同期会です。
前述の「46年ぶりの高校同期会」とは、全く違います。質的にかなり異なります。
こちらは、40歳代後半くらいから始まっているのではないだろうか。
大体、小中学校は狭い地域性があって“仲良しクラブ”もつくりやすいと思う。
という次第で、わたしも少々飽きていた。この時も欠席にしていたのだが、
間際に説得されて出かけた。


で、フォトのYさん(左)とIくん(右)の話になる。
ふたりとも幹事で、右の白髪のIくんは幹事の長だ。
「このお二人は理想的なキャラクターだ」と思うのです。
二次会でもIくんは目配りしている。Yさんは楽しく話しかけている。


Yさんも、Iくんも大学を終えてしかるべき職業に就き、
現在に至るのだが、斜に構えるところが微塵も感じられない。
経歴の詳細はつかんでいないが、話せばそれと知れる。
Yさんは楽しい人だ。人をとらえて放さない。
Iさんは歌もやる。コーラスだろう、声楽だ。
こういう人は正面を向いていて、ブレることがない。
面白味に欠けるかも知れないが。
今までにお会いできた、それは大勢の方々の中でもこのお二人は
特筆できると思うのだ。


こういう存在がそばにいる・あることを悦びたい。










休憩時間(酔って、自画像)

2010-05-23 21:26:07 | Weblog



ある集いで、昼からアルコールをたしなんでしまった。
昼からだから、帰宅したのはそんなに遅くはないが、
かなり酔っていた。


なんの余韻なのか、
自分の顔を撮ることを思いついた。


自分の顔をカッコよく撮るとかではなく、
なにか、その時思いついたように思う。
でも、明確に想い出せないのだ。


自分をもっとストレートに表現するには
どうするのがいいのか。
とか、自分を素材にして、とか、…… 。
なにか思いついたんだが、
想い出せない。
すいません。








抜歯にビビッていた・2

2010-05-21 08:15:29 | Weblog



何人かに「こんど親知らずを抜くことになっちゃいました」と話した。
それは気分を楽にするためだったが、あるおじさんはこう言う。
「できれば、やらない方がいいんですよ。やるんだったら、入院する
くらいの感じですよ」とかおっしゃる。
このおじさんはヨガの先生とか、発声の基本、日本語の正しい使い方
とか、いろいろと博識で文化センターなどの講師もなさっている元官営
の放送局のアナウンサーだった方なのだ。これはなかなかに効く。
前日、たまたま会った姪が「そこに両方ともわたしあるの」と言う。
まあ、これはそうかというしかない。


かくして、当日。
システムの出来上がった大病院の口腔外科の待合場所に50分前に行く。
ムラカミハルキの文庫本などを手にして待った。やはり、神経のこと
でビビッていたのだ。
14時きっかり、予約の時間に予約番号が点灯して診察室に入る。


あのぶっきら棒な看護師がそこへどうぞと、よくある歯科の椅子に座る。
と、いいですかと言って麻酔の注射を3回うってどんどん進んでいく。
あれ、あの中年の男先生じゃないのと思うのだが…、この看護師は看護師
ではなく、先生であったのか。(お見逸れしました)
ガリガリ、トントン、「こぶしをアゴの下に当てて」、トントン、トントン、
このあたりは描写しない。
ぶっきら棒な先生は高校の体育会系、球技関係の男っぽい子といった感じ
である。実際は30代っていうところだろうか。
「先生、切開しました」「先生、きれいに抜けました」とか脇に言う。
唇のあたりに糸を感じて、終わった。


14時に入って、出て、待合のソファーで時計を見ると35分しか経っていない。
そうそう、男先生はわたしが抜かれた歯を見ている時に顔を出し、
「親知らずはこれで終わりですよ」と言っただけ。意味わからず。
翌日の消毒の時、この時は男先生と看護師風の若い子しかいないので、
男先生に神経のことを聞くと唇の左右に触れて「痺れたりしてますか」
「いいえ」で終わった。


ひと言。
1回目、ぶっきら棒な要素のみの打ち合わせ。2回目、抜歯実施。やりとり
は最低限。3回目、翌日の消毒は「うん、大丈夫だ」など20秒もかからず。
4回目、1週間後の抜糸。これで完了なり。
システムもよいし、スタッフの技術もよい。
専門性は言うことなしだが、なんか足りないな。
という気持ちが起きた。ぜいたくか。




フォトは大病院の正面玄関。
おかげさんでこの1週間は休暇みたいな気分でも
ありました。
ブログも結構書きました。





[GOOD・12]オーストラリアのジェシカ・ワトソンさん。16歳の少女です。

2010-05-20 19:15:32 | Weblog


彼女はなにをしたか。


最年少で、単独・無寄港・無支援のヨットによる世界一周航海だ。
ヨットは全長10メートル。
昨年10月18日にシドニーを出港。航海距離は約4万3000km。
7ヶ月近い航海は、ドライフード中心の食事で、高さ12メートルの波とも
闘ったという。
5月15日、シドニーに無事帰還した。
到着場所のオペラハウス前には、ケビン・ラッド首相(52)も駆けつけ、
数万人の市民が「新しい国民的ヒーロー」を迎え、祝福したそうである。


16歳といえば、石川遼くんとかを連想してしまうが、
記事にはこう書いてある。
ワトソンさんは「何かを成し遂げるのに特別である必要はない。夢を持って
それを信じ、一生懸命努力すること」と喜びを語った』とある。
7ヶ月ほどを耐えて、自己を統御して、常に対応できる。
凄い自分を信じている16歳の少女が
ここ・オーストラリアにいたのだ。
表情にてらいも感じられない。… スゴイ。
(SANKEI.2010.5.16.)


オーストラリアも捨てたもんじゃないね。
村上龍さんが昔、あそこにはなにもない。と書いていたっけ。
それにしても、
16歳あたりに、なにかおこっているのだろうか。
それは嬉しいのだが。











抜歯にビビッていた。

2010-05-19 21:11:24 | Weblog



この歳で、“親知らず”はあるまいと思っていたのだが
致し方ない。

右下の奥、奥歯の奥にそれは見つかった。
手前の奥歯を去年抜いたので出現したらしい。
(つまり、この歳で始まったのではない)
180度くらいのパノラマ的なレントゲン写真がなければ、
やはり見つからなかったんじゃなかろうか。

1ヶ月くらい前、突然申し渡された。
「これ抜きましょう。ただ、神経と血管がここにあるので
ここではできません。○○(大病院である)を紹介します」
と1年半ほどお世話になっている歯医者の先生に言われて
しまった。

この先生、わたしより若くて、ちょっと生意気だが、考え方
と技術は信頼していた。
ええっ、あんたにもできないそんなやっかいなこと、と思う
よね。
確かに、○○は「口腔外科(こうくうげか)」という。
どこかに書いてあった。「虫歯は歯医者さんでお願いします」
だと。

かなり名の知れている大病院で、そのシステムはほぼ完璧に
出来上がっている。母もちょっと前にお世話になっているし、
わたしも1度胃カメラを飲んでいて、
まあ、お初ではなかった。
かなりぶっきら棒な若い看護師さんにいくつかの説明を受ける。
「三叉神経が損傷を受ける」可能性がゼロではないという
了解をとることが入っていた。
「ちょっと混んでますね」ということで1ヶ月くらいあとに
スケジュールが決まる。
中年の男の先生が「なになに先生から聞いています」と顔を
出す。(つづくにします)


フォトは、同病院のロビー。
左の少女が蹴り上げているようにみえる。






[GOOD・11] 久米島沖で巨大サンゴの群生が見つかった。

2010-05-19 21:06:20 | Weblog



先週後半に見つけた記事である。
ダイバー向けのHPを読むとなかなかに興味深い。
海は広い、としみじみ思う。


写っているのは、枝状ミドリイシの群落。このサンゴはセキセイミドリイシ、
アカジマミドリイシに似ているが、新種の可能性もあるそうだ。琉球列島で
は比較的分布が狭く、量的にも少ないといわれている枝状サンゴである」。
この大群落の規模は東京ドーム2個分を上回るそうで
(別の報道では、長さ300m・幅200m)、
視界の端から端までを占め、1ダイブ泳ぎ続けても光景が果てしなくつづいて
いるそうで、サンゴの被覆度は100%に近いとのこと」。


1998年の壊滅的な白化現象から数度の白化被害、オニヒトデの食害、などを
経て、まだまだ回復途上ですが、ここ数年の回復傾向は順調だそうで、回復が
著しいのは島の北側(シチューガマからシーマガイにかけて)と南側(親子岩
からアーラ、そしてトンバラ)であり、そこはダイビングサイトで知られて
いる海域ですが。今回の発見はそのどこの海域にも属していないという」。


画像が撮影されたのは水深30mだというのだ。これはサンゴの生息水深限界付近
の定説を越えている。またダイビングポイントとしてのいくつかの基準からも
逸脱していて、漁場の対象ともなっていない。研究のほとんど進んでいない
水深30m以深で群生を形成していることは驚きであり、そしてなによりも、
これらの条件にサンゴは護られてきたということでしょう」。


久米島でのサンゴの供給源は、実は考えられているより深い水深からなのかも
知れません。逆に、島周辺の浅海のサンゴたちは、昨今の高海水温を嫌い、
生存場所を求めて深い場所への避難を加速している可能性も考えられるという
ことのようです」。


やっぱり、大きな視点では人間のせいなのであろうか。
文明の視点ではそうなる。









図上演習で、米軍は2度も大敗北した。

2010-05-19 12:54:31 | Weblog




それを「真珠湾攻撃以来の大敗北」「真珠湾以来の大失態」と言われて
いるのだそうだ。

02年に行なわれた「ミレニアム・チャレンジ 2002 」では、
間違いなく「イラン(秘匿された仮想敵国だが)」に負けてしまっていた。
09年末オービス(米国・外交政策専門誌)に掲載された論文では
「中国軍」になすすべもなく、結末を迎えている。
「米国はいかに海戦に敗北したか」(筆者、ジェームス・クラスカ氏、
米統合参謀本部諮問委員を務めた)


《ペルシャ湾に進入した米艦隊は、イラン軍の自爆テロの艦艇と
対艦巡航ミサイル(ASCM)の攻撃を受けて、ほぼ半数が沈め
られるか、遂行能力を奪われてしまった》
《また、イラン軍は、ASCMと弾道ミサイルを極秘裏に移動する
作戦に成功する。これは、緒戦でミサイル戦力を無力化しようと
した米空軍の裏を完全のかくことを意味する》
《さらに、イラン軍は奇策に出る。レーダーをオフにしたのである。
防御の側は、米軍機とミサイルの索敵や味方機とミサイルを誘導
するためにレーダー群を駆使する。しかし駆使すれば、電波を拾わ
れて、その発信源であるレーダー施設を爆撃されることになる
わけだ》
演習はここでやり直しを命じられる。
(イラン軍を率いたのは、ポール・バン・ライパー退役海兵隊中将)


《2015年、米海軍第7艦隊原子力空母ジョージ・ワシントンは、
東シナ海で中国軍発射の中距離対艦ミサイルが命中し、わずか
20分で沈没する。この唐突で、衝撃的な設定には異論が多い。
米軍も潜水艦などによる報復に出る》
《米国政府が次なる対応に逡巡している間に、中国政府は国連に
対して「ジョージ・ワシントンに放射能漏れの兆候が見られた
ため、沈めるほかなかった」と報告するという、素早い動きを
見せた》
《しかし、大西洋の第2艦隊は、中国所有になっていたパナマ
運河を閉鎖され足止めされる。地中海の第6艦隊もスエズ運河
でイスラム過激派のテロ攻撃を受けて、進出をくじかれる》
《米軍が東シナ海に集結するのは1ヵ月後であった。その間、
アジア諸国は中国の顔色をうかがうなど、周辺諸国と国際世論
は中国に有利な立場を採っていた》


このシナリオに、海軍内部から当然のことながら批判が上がった。
・戦端を開く理由が希薄。
・中国軍は全面戦争覚悟で、米軍と一定期間対峙できる総合力
 を有するか。
・米空母打撃群は被攻撃予想海域には入らず、敵性戦力を駆除
 したうえで進入する。
・そもそも中国軍は米空母打撃群の防御網を突破できる対艦
 攻撃力を有するか。
などなど。


米国はベトナム戦争に勝利したのだろうか。
個別の戦闘ではほぼ勝利したが、戦争自体には完敗したのでは
ないか。これは図上ではない。
イラン戦争も既に図上ではない。
強い相手と同じ土俵で戦わない「非対称(弱者)の戦法」に
対して、米国がソ連正規軍など「対称(強敵)」に対抗すること
が、場合により極めて難しくなっているのではないだろうか。
ソ連正規軍は中国軍に置き換えられる。
その編成・戦術思想を担う軍指導部がこれらの現実を認めたがら
ないという。
(5.16.SANKEI EXPRESS掲載の野口裕之氏・政治部編集委員
「今、何が問題になっているのか」によります)