そのひとつ目。
新首相に指名された野田佳彦・民主党代表が「(ここ数年で)何人目か」
と聞かれて米国務省のヌーランド報道官はこう答えた。
「知らない。何人目の首相になるの?」。
29日の会見での出来事。
ヌーランド氏は「新首相・政権とも緊密な協力関係が続くことを期待して
いる」とコメントしたのだが、記者側が「他にないの?」と皮肉ることに
なる。
米メディアには、日本の首相が次々代わる不安定な政治状況を紹介する
記事が目立つわけだが、
「回転木馬の速度をもう少し遅らせたら、どうか」とか、ある。
「どじょう」をフィーチャーしたジョークも多かったので、
やれやれか。
ふたつ目は、これです。
韓国の保守系日刊紙「朝鮮日報」は29日、野田氏の「極右で軍国的な
歴史観」を非難。首相として靖国を参拝すれば日中韓3カ国の関係を
自ら混乱させるだろうと警告したという。
野田氏は中国政府が領有権を主張する東シナ海の諸島について、防衛の
必要性を発言している。
今月に入ってからも、第二次世界大戦後に連合国が戦争犯罪で有罪と
したA級戦犯について、日本の法律では戦争犯罪人に該当しないという
過去の見解を改めて表明している。
自衛隊空挺団出身の父をもつ野田氏にはナショナリストの側面があり、
これは近隣諸国の神経を逆なでするかもしれない。2005年に野田氏が
首相の靖国参拝を支持したとき、中国はこれに公式に抗議している。
とまあ書かれているのだが、
「野田氏は柔道の黒帯でプロレスファンだ」。
とも書かれているのだが、これってありかな。
三つ目。
八木秀次高崎経済大教授(日本教育再生機構理事長)は
「民主党は、その最高実力者に明確なイデオロギーをもつ人物を据える
のは恐ろしい」と危惧している。
と、あるわけだ。
きょうのところは、ここまで。
あと2日くらいで組閣だから、またいろいろとありますね。