福井・小浜(おばま)市の40歳の男が、24日に出頭しました。自首ですが、
なにか登場に意図が感じられました。
報道の顔写真はかなりハードですね。(顔写真は使いません)
4月9日に、飛ばしたという。首相官邸は真っ暗でモニターもできず、
どうなったのかわからなかったらしい。
22日に発見。なんと2週間も放置されていた、というお粗末。
動機は、「原発再稼動反対」から阻止へ、テロも辞さない。といった
ところだったらしい。
出頭に合わせて、ブログを公開している。ブログ名は「官邸サンタ」。
去年7月から開始していて、かなり饒舌でありますね。
この漫画は、彼のものらしい。
「官邸ドローン事件の犯人が公開してた漫画がヤバイwwwwでも面白い!」
yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-31607.html
「漫画面白いけどラスト雑過ぎる」 名前:名無しさん投稿日:2015年04月25日
「普通に面白いじゃないか」「センスあるわ」「シュールだな」、など。
(粗雑な、下品なコトバづかいを訂正している。わたくしが不愉快だからです)
事件とは関係なし。
この“ドローン男”はなにをしようとしていたのだろう。
それなりの“表現者”だと思えるのだが。
新聞、テレビなどの論調はひどいものだ。このしょうもない男。考えも定まらない、
考えも深くない、軽薄な行為。そんな感じですね。
27日のニュースでも、こんな断片的なコメントがありました。
「自分の人生に疑問 … 」「サスペンス小説をまねた」と。
前者はそれで「原発再稼動反対」のテーマと結びついた。そのくらいのことであると。
後者は放射性物質をドローン(?)で飛ばして、脅迫したというものをまねた。
「まねた」が強調される。その程度のレベルなんだ、というわけです。
この国では、テーマで行動することがどうも日常感覚に埋没されてしまうように思う。
彼が必ずしもそうだとはいわないが、そういう感覚がどうも感じられる
のであります。
事件とは関係なし。
この絵の上昇感は、かなり気分いいですね。
〆・しめは、大石 英司さんのブログを引用させていただきます。
2015年04月26日。大石 英司氏は「軍事サスペンス作家」とあります。
『今回、汚染土を用い、それが危険物質であることを誇示したせいで、威力業務妨害が
成立することになった。しかし、汚染土が無ければ、これは、キャッチボールで遊んでいた
子供のボールが、他人の敷地内に飛んでいったという程度の話だ。
それを意図的にやり警備当局の面子を潰したという点が”事件”となったに過ぎない』。
『公安当局は当然、ウェブサイトにも目を光らせ、要注意人物をそれなりにリストアップして
いるものと思っていたが、残念ながら今回、自首するまで、犯人の正体は解らなかった。
事態が起こる前に防ぐことをモットーとする公安捜査の失敗であると言わざるを得ない
(ただし4月26日時点の最新情報では、犯人は、ブログは書いてはいたものの、事件発覚まで
非公開だったのでは?との疑問も提示されている)』。
『私は、「ドローンが社会を変える」と言えるほどの期待は持っていない。だが、兵器として
見た時に、たいしたことは出来ない、とは断言できる。この世に危険なものは一杯ある。
自転車だって、ひとつ間違えば凶器になる。3Dプリンターで銃を作れるからと言って、
それを禁止する理由にはならない。関係者は肝を冷やしただろうが、現状、ドローンに付いて
最も懸念されることは、墜落事故に拠る通行人の怪我に他ならない。それは、利用者の
モラル向上でしか防げないだろう』。
大石 英司氏のこれのタイトルは、『官邸ドローン、"オモチャ"相手に騒ぎすぎ
むやみに規制を強化する必要はない』です。
官憲に向けた言葉づかいがメインで、ドローン男には関心があまり、ないようです。
今さっき、ネットを検索すると、彼のマンガでにぎわっていました。
こうして、一週間も経つと消えてしまうのかな。