いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

この娘は だーれだ。     '12.6.12.掲載

2012-06-12 00:30:50 | Weblog





     ゴルフに興味があれば、ご存知かな。









     言いたくはないけれど、16歳です。この表情。
     引用です。


この結末を誰が予測できただろうか。(この言い方は、定番ですね)
国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の最終日。
7打差の6位タイからスタートした16歳のアマチュア、キム・ヒョージュ(韓国)が
11バーディ・ノーボギーの61をマーク。大逆転で国内女子ツアー初優勝を挙げた。

この優勝はまさに記録づくめ。アマチュアで優勝した選手は清元登子と宮里藍に
続いて3人目だが、4日間競技では初。そして宮里藍の18歳と101日の国内ツアー
最年少優勝を16歳と332日で更新。この日マークした“61”は、最少スコア記録で、
11バーディは最多バーディ記録タイ。そして、2002年に不動裕理がマークした、
72ホールの最少ストローク、トータル17アンダーに並んだ。

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント最終日・10日、六甲国際ゴルフ
倶楽部(6,511ヤード・パー72)での出来事です。








     朝日の記者の文章が面白く、的確かな。ちょっと長いけれど。


キムは予選ラウンド、日本の人気プロ、有村智恵と笠りつ子と同組でラウンド。
印象的だったのは、大勢のギャラリーに囲まれても非常に落ち着いてプレーを
する彼女の姿だった。アマチュア選手はスタートホールなどで大勢のカメラマン
がいると、やはり気になるのかレンズを通して目が合うことがあるが、キムは
そんな時でもこちらを気にするようなそぶりをみせなかった。韓国ツアーの
開幕戦を制したことは知っていたが、ことさら気にする必要がある選手とその
時点では正直思っていなかった。

その判断が完全に誤りだったことが分かったのは最終日。5番ティで最終組を
待っていた時、驚いた。その時、彼女はトータル9アンダーまでスコアを伸ばし
ていたのだ。5ホールで4つ、それにも驚いたがさらに驚いたは雰囲気が予選の
時とまったく同じだったこと。猛チャージをかけているのに、まるで練習ラウ
ンドでもしているかのようにリラックスしていたのだ。アイアンが冴え渡り、
ピンに面白いように絡むとそのチャンスをことごとく沈めていき、淡々とスコ
アを伸ばしていくキム。スコアを伸ばせばそれに比例してギャラリーも増える
が、それでも彼女は落ち着き払っていた。

そして最終の18番。ラフからのセカンドはグリーン左手前のバンカーへ。やはり
最後は緊張したか、アマらしい面もあるな、と思ったが表情をほとんど変えず
バンカーに入るとそこからベタピンにつけ楽々パーをセーブ。本当に16歳で、
本当にアマチュアなのか。すごい選手が現れたことを、嫌というほど思い知ら
された。

LPGAの小林浩美会長も「後にも先にもこんな選手見たことがない。10年、いや
100年に一人の逸材」と手放しで絶賛。会見では「格好がいいから」石川遼が
好きなど、16歳らしい面もみせてくれた。
運動が好きでテコンドーなどをやっていたが、6歳から父の勧めでゴルフを始め
ると、小学校4年の時にジュニアの大会で優勝。中学2年には韓国のナショナル
チームに抜擢された。現在は高校2年生で、午前中は学校で授業を受け午後は
ショートゲーム中心の練習を行い、さらにトレーニングまでするゴルフ漬けの
生活を送っている。尊敬するプロはナ・イェン・チョイと申ジエ、いつか
「先輩には好かれ、後輩には尊敬されるプロに」なるのが目標だ。









     長い引用で恐縮です。読み終えた人に感謝です。
     ときに人は、天才の出現を目撃することがあります。
     この日曜日のゴルフ番組をみた人は、そうであるかも知れません。
     朝日記者氏はこうしめています。


(彼女は)当面は9月にトルコで行われる「世界女子アマゴルフチーム選手権」
での優勝を目指すため、プロへの転向時期は未定となっている。しかし、そう
遠くない未来に世界で活躍するゴルファーになるのは間違いないだろう。


     ま、そういうことです。
     日本人ではないので、GOODにはしませんでした。

     彼女のメンタル面がこわかった。
     顔のことではなく、まったく動じないメンタルがすごい。