足利氏館
館をつくった足利氏は鎌倉幕府の有力御家人で、尊氏のときに室町幕府を開いた。足利氏館の創築者には諸説あるが、足利氏2代目義兼説が有力である。
水堀と土塁に囲まれた方形の館跡は、鎌倉時代の地方武士の館の姿を今に伝える貴重な遺構である。建久7年(1196)、義兼が館内に持仏堂をつくった。
これが鑁阿寺(ばんなじ)という足利氏一門の氏寺となり、現在にいたっている。 (「日本100名城公式ガイドブック 15足利氏館」より引用 )
縄張図・・・「大日苑散策マップ」より
「日本100名城」のひとつに選定されているこの足利氏館跡(鑁阿寺・ばんなじ・国指定史跡)を訪れたのは、2年半前(2010年3月)に続き今回が2度目でした。
今はかつての居館の姿はなく、寺院関連の建物ばかりでありますが、上記解説にもあるように水堀と土塁に囲まれた方形の館跡は、たしかに素晴らしい遺構です。
太鼓橋(反橋)山門
水堀と太鼓橋
西門
北門
東門
本堂
鐘楼
不動堂
経堂
足利氏宅跡の看板
大銀杏
多宝塔
大銀杏をはじめ境内の樹木が見事に色づいていました。そんな大銀杏や楓にレンズを向けている人が多かったです。
足利尊氏公銅像
山門前の石畳通りの一角に建立されている室町幕府初征夷大将軍足利尊氏公の銅像
足利尊氏は、義兼から数えて8代目で、足利氏のふるさとであるこの足利市に居を構えたことはないようですが鑁阿寺にはいろいろと
寄進されていたもようです。、足利氏一門といえば尊氏がその代表的な存在ですから銅像が建てられても何の不思議もありませんが・・・
訪館日:2012年(平成24年)11月24日(土)