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四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

岩殿山 正法寺 -岩殿観音-(埼玉県東松山市)

2016年11月18日 | 神社仏閣


正法寺(坂東33観音第10番札所)

通称巌殿観音、養老2年(718)逸海が、千手観音を岩窟に安置し、そのかたわらに草庵をむすんだのが正法寺の始まりとされる、
その後、延暦年間(782~805)になると、岩殿の山に悪龍が住みつき村人に害を与えていた。たまたま奥州征伐で立ち寄った坂上田村麻呂がこのことを聞き、
悪龍を退治しようとしたが、そのすがたを見つけることができなかった。そこで本尊の千手観音に祈願したところ、6月(旧暦)初めの猛暑にもかかわらず
30センチを超える雪が降り、あたり一面銀世界となったが、一郭だけ雪のないところがあったので、ここぞ悪龍のすみかと分け入りみごと悪龍を退治できた。
田村麻呂は観音様のご利益によるものと感謝し、桓武天皇に奏上して伽藍を建立したという。
鎌倉時代には、北条政子の守り本尊として源頼朝の庇護のもと一山六十余坊を擁し、坂東33観音霊場の第10番札所の命を受けた。
その後、何度かの戦いに遭い栄枯盛衰を繰り返したが、天正19年(1591)徳川家康により、25石の寺領を賜った。
なお、現在の観音堂は明治11年の火災の後、白子の長念寺(飯能市)から移築したものである。
※現在では田村麻呂の故事にちなみ、大願成就・学業成就・家内安全はもちろん北條政子と頼朝を
めぐり合わせたということで《縁結び》にもご利益があると静かなブームになっているという。

(高坂地区ハートピアまちづくり協議会頒布のチラシ 「岩殿」 から正法寺(坂東33観音第10番札所) を抜粋して引用しました)


この岩殿山 正法寺 -岩殿観音-については、昨年6月末に訪ね、「岩殿観音」のタイトルで載せてありますが、今回約1年半ぶりに再訪しました。
その理由として、坂東33ヶ所観音霊場のうち埼玉県には4ヵ所ありますが、そのうちの3ヶ所は比企地区にあります。11月12日に第11番吉見観音(吉見町)を、翌13日に
第9番慈光寺(ときがわ町)を訪ねました。この時点で、それでは3日連続で3ヵ所の札所を訪ねてみようと思い付き14日に第10番岩殿観音(東松山市)を再訪した次第です。
そして、もうひとつの理由が・・・
なお、写真は季節が違うとはいえ前回と重複してしまいますので今回は少なめにしてあります。

2015年6月30日のブログ記事 「岩殿観音」




仁王門(山門)




仁王門(山門)と正法寺(本堂)




仁王門 「巌殿山」の山号額があります




正法寺(本堂) ①




正法寺(本堂) ②




仁王像 ①




仁王像 ②




仁王門前から参道を 往時を偲ばせる門前町の雰囲気が今も残っています




同じく仁王門の裏から




山門から観音堂境内に上る石段を見上げて




石段を登り切ってすぐに目に入るのが 坂東十番霊場巌殿山正法寺 の石柱




正法寺の説明(案内)板




正法寺観音堂(岩殿観音) ①




正法寺観音堂(岩殿観音) ②




正法寺観音堂(岩殿観音) ③




正法寺観音堂(岩殿観音) ④




樹齢700年の大銀杏(東松山市指定天然記念物)

岩殿観音を再訪した理由のもうひとつがこの大銀杏  あちらこちらの銀杏が紅葉しているので 大銀杏の紅葉を歩期待してきたのですが




紅葉はまだまだ先のようでした  それよりも大銀杏を囲んで広範囲にロープが張られ「危険 立入禁止」の札が何枚も




上部3分の2あたりの枝が折れているのが視認できました 落雷?




枝が落ちています   大銀杏を見学に来たと思われる子供連れの方がおりましたががっかりそうにスマホを向けていました




観音堂を囲む岩壁  岩肌に掘った岩窟には四国八十八箇所のうつし本尊を祀った88体の石仏




絵馬堂




薬師堂




百地蔵堂




鐘 楼




銅鐘と鐘楼の説明板




鐘楼前から参道(旧門前町)を望む




石段上部から仁王門越しに参道(旧門前町)を望む

散策日:2016年(平成28年)11月14日(月)

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