AKB48の旅

AKB48の旅

Mujack特別編「TALK X TALK X TALK」7月11日 渡辺麻友、横山由依

2014年07月15日 | AKB
凄い対談だった。現行AKB本店の主力にして中核メンバーの対談なんだから当たり前という見方もあるんだろうけど、それにしても凄かった。

なるだけ予備知識なしのフリをしてフラットに見るにつけ、23歳、21歳、20歳の「小娘」が語る内容にして言葉遣いではあり得ないことが分かる。これまでも同様の驚きを何度も感じてきたし、書いてきたところだけど、AKBG上位メンバーの言葉には、おしなべて力があるし説得力がある。年齢を超越した普遍性がある。というか、そういうメンバーが上位に上がって来ることができるのが、AKBGの構造とも言えそう。

渡辺麻さんが「AKBとは運命的な何かを感じた」と語ってるけど、先日の篠田さんにしてもそうだし、確か大島さんもそうだったと記憶してる。上位メンバーのほとんどが間違いなくそうなんだと思うけど、自身の運命と対峙できる幸運にして強運に恵まれ、そしてなおかつそこを乗り越えて来た、「試し」に打ち勝って来たからこその、この言葉の力にして説得力、そして人としての成熟なんだろう。

表情とかを見てても、自信に満ちあふれてることが伝わってくる。しかもそれは虚勢とか傲慢とは無縁の、根拠のある自信なんだろう。分を踏み外さない、奇妙な物言いになるけど、ある意味謙虚な自信とでも言うか。どうしたらこういう人間になれるのかと羨むくらいの、それは理想的に見える「美しい日本人」そのもの。

もちろん劇場で鍛えられるから、握手会があるから、選抜総選挙で順位が付けられるから、そして夏まゆみ魂が受け継がれてるから、そういう個別の要素を並べても良いんだけど、そういった個別の要素の並列という静的な在り方ではなくて、AKBとは、常時励起状態にある動的平衡なんであり、複雑系的な自己組織化組織なんだ、そういった見方の方が、より有用であり生産的であるという私見は、既述の通り。

あとは、高橋さんの「AKBはドラえもんだと思ってて」という指摘が、なんというか新鮮だったかな。中の人的にはそういう感覚なんだというのが、面白いなあ。