AKB48の旅

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心のプラカード

2014年07月14日 | AKB
7月12日の日本テレビ「THE MUSIC DAY 音楽のちから」で、選挙シングル曲「心のプラカード」が初披露された。

まだ完成版ではない可能性が残るし、数回聞き返したくらいで、断定的な評価とかはしない方が良いのは分かってるけど、この段階での暫定的な感想としては、やはり「守備的」な意識を強く感じざるを得ないあたりかな。一聴して昔のアイドル曲的な作り込みで、メロディも歌詞も衣装もダンスも、とても保守的に思える。

渡辺麻さんの正統センター曲であること、そしてなにより襲撃事件後の最初のシングル曲であるということで、攻撃性や刺激的要素を徹底的に廃した、中庸で悪目立ちしない、人畜無害なカワイイ出来具合ということなんじゃないかと。今正に渡辺麻さんに期待された在り方にジャストフィットした、そしてAKBGが置かれた困難な状況にジャストチューンな、予想通りのど真ん中の方向性と強弁してしまおうか。

そういう見立てで合ってるようなら、100%期待に応えようとする渡辺麻さんはもちろんだけど、秋元氏、そしてスタッフの苦悩というか、鴨の水掻きをおくびにも出さないプロフェッショナルな仕事ぶりが見事としか言えない。

単なる思いつきだし、あんまり妥当性が高そうじゃないんで書かない方が良いんだろうけど、この渡辺麻さんの在り方をボクサーに喩えるなら、パーネル・ウィテカーな感じかな。ちょっと古いか。たぶん意図するところはほとんど伝わらないんだろうけど。

ついでにボクサーの比喩を懲りずに試みるなら、前田さんがマニー・パッキャオ、指原さんがフロイド・メイウェザーあたりか。ついでの大島さんはファン・マヌエル・マルケスになぞらえられるかも。