死にたい病と死ぬかも病

[死にたい病]と[死ぬかも病]


実母は実父が亡くなってから、[死にたい病]にかかっている。ほぼ20年近く。

軽いウツの状態である。

毎週土曜に母の様子を見にいく訳だが、

「おはよう、今日も天気いいね」という会話と同等位の位置に「なんで死なないのかしら、早く死にたいわ」となる。

こちらが元気な時は、ネガティブな会話も聞き流し我慢出来るが、体調不調の時は完全にヤラレテ帰宅する羽目になる。


「何も食べないで寝込んでいたって死なないわよ。だったら元気で[あー死にたい]って言ってる方がいいわよ」

常に帰り際に私が母に言う言葉。

何だか自分の将来に向けて喋っている感じ。


そして今回、夫が15年も抱えて居る腎臓結石が最悪の状態となり、ステント挿入の手術、破砕手術、ステント抜去処置と続き物凄い痛みとストレスで「もうすぐ俺死ぬかも」発言が、日に20回は出てくる。

そんな彼の「死ぬかも」発言を聞きながら、姑が私達が結婚する前に「ちょっと痛みとか辛さに大げさに反応するからね」と言っていた事を思い出す。


まあ、今回は本当に辛く大げさではない訳だけど、ちょっと笑えた。


愚息の彼女麗ちゃんも、こんな何気ない私のマナミに関する発言をずーーーと後になって思い出すのかなあ・・・なんてね。