「ワンテイクで決めてやったぜ!」
小林 賢太郎
鷹「いいか、我々猛禽類は、生態系の頂点に位置し、強さ・速さ・権力・高貴さの象徴とされている」
鷲「そうだな、で、今回のお題はなんだ?」
コンドル「セットなし、編集なし、3分間一回の飛行で獲物を必ずし止めて来る事」
一同「お~~~ぅ。良い所繋ぎ合わせの編集無し、一発勝負か」
鷹「そうだ。皆、プロとして恥じぬ様努力したまえ。発表会は3日後だ」
ふくろう「どうする?賢太郎。対策会議一緒にする?」
賢太郎「うんにゃあ、ボクこれから、[アース]の映画見て体勢整えてくる。[出す側」から[受け取る側]に一回はならないと客観性がもてないから」
ふくろう「相変わらず、かたちから入る事にこだわるなあ~」
[発表会]
コンドル「お前、ちょっと腰廻りが重たい感じだぞ」
賢太郎「大丈夫だよう。法の目をかいくぐるはお手のものだい。では、ちょっくら勝負に行ってくらぁぁ」
一同「・・・・、何捕ったんだ?あいつ」
コンドル「貝・・蜆かぁぁ?」
賢太郎「ゼイハーゼイハーゼイハー・・。よしっ!!ワンテイクで決めてやったぜ!!あーーーできたぁぁぁ。知りましたね、自分の器を。はい、やあ~、もっと頑張りますわ」
鷲「むーーん。[獲物の内容]より、[一発本番出きた!!ボク偉い?]の方がお前にとっては重要なんだなあ」
小林 賢太郎
鷹「いいか、我々猛禽類は、生態系の頂点に位置し、強さ・速さ・権力・高貴さの象徴とされている」
鷲「そうだな、で、今回のお題はなんだ?」
コンドル「セットなし、編集なし、3分間一回の飛行で獲物を必ずし止めて来る事」
一同「お~~~ぅ。良い所繋ぎ合わせの編集無し、一発勝負か」
鷹「そうだ。皆、プロとして恥じぬ様努力したまえ。発表会は3日後だ」
ふくろう「どうする?賢太郎。対策会議一緒にする?」
賢太郎「うんにゃあ、ボクこれから、[アース]の映画見て体勢整えてくる。[出す側」から[受け取る側]に一回はならないと客観性がもてないから」
ふくろう「相変わらず、かたちから入る事にこだわるなあ~」
[発表会]
コンドル「お前、ちょっと腰廻りが重たい感じだぞ」
賢太郎「大丈夫だよう。法の目をかいくぐるはお手のものだい。では、ちょっくら勝負に行ってくらぁぁ」
一同「・・・・、何捕ったんだ?あいつ」
コンドル「貝・・蜆かぁぁ?」
賢太郎「ゼイハーゼイハーゼイハー・・。よしっ!!ワンテイクで決めてやったぜ!!あーーーできたぁぁぁ。知りましたね、自分の器を。はい、やあ~、もっと頑張りますわ」
鷲「むーーん。[獲物の内容]より、[一発本番出きた!!ボク偉い?]の方がお前にとっては重要なんだなあ」
>ゼイハーゼイハーゼイハー・・。
仕方がないよ。だって、賢太郎は、鷲でも鷹でもない。
・・・・・鶏、ニワトリだもん。
ワンテイク、一発本番、ボク偉い・・・は舞台では常に一発勝負であるという
テレビ業界に対する賢太郎なりの挑戦だった。
そして、今、[Tower]の稽古場にて。
「テイク107、テイク108・・よぉし!やっとひとつのコントが形になってきたぞ。
これで、0.1か・・くぅぅぅ~~」
そこに悠悠と現れる仁ちゃん。
「よぉ、賢太郎!なに、できたの?おっ、この油揚げ、うまそう!もらってくよ~。
よかったら、この油揚げの簡単な作り方、教えてあげようか?」
トンビに油揚げをさらわれる賢太郎であった・・・。