マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

建築雑誌 小林賢太郎 4月号

2009-04-05 14:36:55 | ラーメンズ
[建築雑誌]
小林賢太郎-舞台というメディアに複数の価値を重ねる


建築の世界では、最近、一つの建物を完成させるまでの過程がどんどん複雑になってきている。そして、そこには「設計者は誰か」という、問題が浮上する。

本誌は、その回答を安易に求めず、多方面よりトップとして活躍されている方々からのインタビューを交えて、各立場での考え方を明確にし、テーマの奥行きを表現する事を重視した・・・らしい。


そこで、登場、コントの申し子・賢太郎大明神


気持ちいいほど、賢太郎節炸裂です。

「リーダーとしての立場を明確にしなければ、現場はうまく回らない。全ての責任を僕は、背負っている」

「動員数やDVDの売り上げの数値を軽少している訳ではないが、僕らの狙いはそこではない」

「お客さんの喜びイコール僕のガソリン。千秋楽の拍手を必ず深呼吸して肺にいれてます」

「仕草で表現が伝わるなら、極力言葉を削除していく。そして使う言葉は慎重に扱い舞台を仕上げる」

「リサーチは、10調べて1発言の英国人方式。徹底的に裏を取る」

「舞台では、ギャグだけでなく、観客を飽きさせない工夫としいて、複数の価値を積み重ね厚みをだしている」

「物事に対して、必ず、二つの「ゆるぎないもの」と「ゆるぐもの」を組み込む」

「今時代と平行しない。つまり10年経っても面白いものを創ることを心情としている」

「時代を斬っているDJ的センスの漫才に、自分の限界を感じた。結果、今あるコントの形式にたどり着いた。両方とも[お笑い]の領域に位置しているが、コントと漫才はまったく違う」

「芸術と評してくれる事に慎重になる反面、心の底で喜んでいる。美大出身なので芸術家でありたい欲はある」

「自分自身を見せたいより、自分の創ったものを見せたい欲の方が強い。作品があり、その作品を見ている人がいて、さらにその状況を見ている自分がいる」

「劇場を選ぶ基準は、座席の一番後ろの隅に座り、舞台でスタッフに瞬きをしてもらいそれが見える事が条件。(但し、小林氏の視力は2.5以上)」




やはり、頂点に立つ事が彼の宿命なのか、はたまた、ただ単に出たがりなのか・・。

彼の狙いは、世界征服以外ないだろう。

さぞや、「TAKE OFF」では、ハイオク満タンになったでしょう。

言葉を削って、削って、削って・・ガマンチョメンガーぁぁ?

伝統と格式と経験を重視。まさに、人間が硬くて古い。トラッドだ。

手品をしたり、パントマイムする事が舞台の厚みを出す工夫の一種の方法だったなんて。厚み・・・?。あるのだろうか、そんなものが、KKPに・・。

ゆるぎないもの・・小林賢太郎。 ゆるぐもの・・片桐仁。二つ必要。

時事ギャクを作らない事は、何年経っても笑えるコントの必須条件だもの。

漫才界で一番になれないなら、何の種目で一番になれるか考え、作成し、実行し、成功した訳である。成功したから、天才と称され、芸術作品と評価され、ちょっと嬉しい素直な賢太郎君であった。おしたし、おしたし。

小林氏が作った「片桐仁」を見ている「小林賢太郎」を、我々は常に見ていたいのです。何故、それが分からないのですか。

2.5の視力って、オイ!!お前はサバンナ育ちかよっ!!



最後、学生へのメッセージで
「僕は劇場に育てられました。まず、肌で感じ、それを自分で思考し学ぶこと」



うーーーーーん。賢太郎君の育った舞台って、何だか、幼稚園から大学まである附属のイメージだわさ。「見てください」&「見せてください」の舞台かあ~。





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3 コメント

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高価だけど美味しい雑誌 (yo-ちん)
2009-04-05 17:37:15
上記のma-ちんの感想、全面的に支持いたします

付け加えて・・

インタビュアーの柴田義治さんのお書きになった

『(複旋律的)編集後記の試み』も、賢太郎の「メディアに複数の価値を重ねる」に
影響を受けたものかと。

雑誌内のいろんな方の記事の雑感を短くまとめたものだが、
そこで、賢太郎の
>リサーチは、10調べて1発言の英国人方式
発言のイギリスつながりから、イギリスのジャズシンガーのお話になり、
ちなみにジャズには、指揮を執る専任ポジションがなく、
誰かが手綱を握ってコントロールするというより、自律した個々が連携してモノを作り出している感が強いと。
私は音楽やジャズの世界にはあまり詳しくないけれど、
この「自律した個々が連携して作り出すこと」って、
案外、ラーメンズにも当てはまるのかな、と思え、
そんな深読みをさせてくれたこの新分野の雑誌掲載に感謝です。

賢太郎さんたち、舞台の長丁場、がんばってるんだろうなぁ~。

ごほうびに、かせいだお金で、所ジョージさんみたいに好きな車、いっぱい買っていいよ。

(特に大好きそうな)カウンタックと、ォ-スチンと、ボルボ!

仁ちゃんのごほうびは・・・もちろん、カマンチョメンガー!!

複旋律的TOWER作品がさらに複数の価値が重なって、
相乗効果で、どんどん育っていくことを期待してます!

返信する
ハイホー、yo-ちん (ma-ちん)
2009-04-05 21:29:01
yo-ちん

この対談が1月29日、賢太郎君が、10調べまくっている最中だったんだね。

「小説は読まない」と、自ら発言しているが、大学講義に使用しそうな文献は、手当たり次第、読みあさるのだろうなあ。

なかなか、大人の賢そうに見える専門雑誌でしたね。

これも、賢太郎君が選択して、入れた仕事だろうけど・・。

こんな処が、もの凄く計算高くて、いやらしくて、大好きです。はい。
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参考文献リストあれよ~ (yo-ちん)
2009-04-05 22:25:04
えー、自ら選択しておきながら、
賢太郎:「建築雑誌」がボクに何の用ですか?
(笑)
いいなぁ~こういうとこ。


1月29日に対談した時の「賢そうに見える」(笑)このブログあっぷっぷのお写真の、

対談した場所を検索しちゃいました。

1月末と言えば、こっちも[TOWER]の公演に向けて、
1の公演行くために10の作戦立ててた時期だったよなぁ~。

三軒茶屋のカフェにいつか行って、彼の追体験、しよ~う
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