投手交代で思う事

プロ野球日本シリーズ・中日優勝をかけた昨夜の試合

９回表:
「えっえーーー?ピッチャー交代?投げさせてやらないのかよ。史上初の大記録が、かかっているのに。おろしちゃうの?」

「一人のピッチャーの記録より、チームの優勝が最優先だよ」

「可愛そうになあ・・。もう二度とこんなチャンスないぜ。日本シリーズ完全試合だぜ。恨むだろうなあ・・」

「でも、抑えのピッチャーが、もし、打たれたら、こりゃあ、最悪の事態だよね。多分、采配ミスとか、色々書かれるだろうなあ。きっと、会社のお偉いさんからの指示で、監督も動いているだろうに」

「それもこれも、アリの監督業だからね。だから、皆、胃に穴開いちゃうんだよ」



あの試合で、胃がきゅんきゅん悲鳴を上げていた人、沢山いるだろうなあ・・。

凄まじいプレッシャーにも負けず抑えた岩瀬投手、自ら８回終了時に降板の意思を示した山井投手、非情の交代を決断した落合監督・・・・。

そして、

それぞれの、苦悩が一瞬に、解き放たれ、幸せな笑顔に変わる。


一生懸命何かをやり遂げる姿は、やはり、桁違いの大きな感動を与えてくれる。