マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

「CUT」小林賢太郎

2007-11-15 14:39:33 | ラーメンズ
「CUT」2002年版・インタビュー記事
    
  『小林賢太郎が演劇を書くとこうなる』
  
   っていうのを
   
   自分でも知りたかった。



彼にとって、KKP旗揚げは、単に小林賢太郎の自己顕示欲の表現方法の一つだと、言ってのける。

哲学的な事、ファンタジー、不条理、人情・・まったくそんなモノを作品として提示していない。あえて言うなら、教訓のない舞台、作品を見終わって、作品についてこう思われたいとかではなくて、「こういう作品を作っている人達がいた」という方を記憶として残して欲しい。

教訓めいた事をしないってことは、受け手が勝手に完成させればいいってことで、ボクの主張を押し付ける気は、ない。

熱くない、僕は決して。結構熱いことを言うけど、面白いと思って言ってるだけ。





斜めに、物事を見ることが、好きな奴なんだなあ。

熱く語り合ってる人間を見て、共に熱く思いを感じる以上に、その中に生まれる人と人の間にある面白さに、とても魅力を感じてしまう人種なんだ。

そして、その笑いは凄く特殊な種類の笑いだと思う。





[極論]

「自分の主張を押し付けない、だけど、自分自身を押し付ける」

「作品の内容はどうでもいい、だけど、小林賢太郎は記憶しろ」
  

この賢太郎性格、私にとって、今、最高の「笑い」です。