保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

東川町 旭川電気軌道のモハ101

2011-08-19 11:46:00 | 上川(北海道)

場所:東川町東町1丁目16番2号 東川町郷土館
保存車両:旭川電気軌道モハ101
(2011年8月18日訪問)

東川町に保存されている電車です。
旭川電気軌道はかつて東川まで至る鉄道線を所有しており、この電車も使用されていました。東川町の発展に大きく貢献したことから郷土館に保存されています。


郷土館の屋内に保存されています。車両がぴったり収まるような建物で、一番引いて撮影しても全景は撮影できません。しかし保存車両としては理想的な保存状態です。


片側の壁は鏡になっており、鏡越しに前面を撮影することが出来ます。
下部に補助灯が付いていますが、これは現役時代からの装備です。路面走行区間が多かったため必要だったのでしょう。


車内も見学することが出来ます。古めかしいですが暖かい感じです。

この車両の細部を撮影したサイトがありますので紹介します(当方のサイトではありません)。特に模型ファンの方は参考になるかと思います。↓
http://blog.goo.ne.jp/komume1973/e/dd4509cd44639bc504d4e7f16c79f2b4

東川町 製材所のオハ51

2011-08-17 16:43:00 | 上川(北海道)


場所:東川町北町12丁目26-1 某製材会社
保存車両:オハ51-6
(2011年8月17日訪問)

あまり紹介例の無い車両です。旭川市街から旭岳温泉へ向かう道道1160号旭川旭岳温泉線沿いにあります。
足回りは無し、戸袋窓が小さい初期型であることがわかります。ベンチレーターは台座のみ残っているようです。


ちょっと引いた様子。いずれの画像も公道より撮影しています。車両の周りには出荷待ちであろう製材が積まれています。

この製材が全て無くなれば車両の全景を撮影できるかもしれません。また逆に、製材が積まれ道路から全く見えなくなる場合もあります。
車両は会社敷地内にありますので、無断での立ち入りや会社への問い合わせは止めましょう。

2023年11月4日 現存を確認


(撤去済)北海道深川市納内 市街地のオエ61

2011-08-16 13:10:00 | 今は亡き保存車

場所:北海道深川市納内3丁目6
保存されていた車両:オエ61-59
(2010年12月18日訪問)

納内の中心部にあり、深川市街へ続く道道沿いに置かれていました。
道路のすぐ横にあり車で走行中もよく見え、歩道からじっくり観察することもできました。


マニ60を改造して作られた救援車で、切り妻状の妻面です。ぱっと見はマニ60と変わりません。


道道から横道に入るとこのように見えます。原形を保ったまま置かれているようですが、痛みが進んでいます。

(2011年8月16日追記)
この車両が撤去されていることを確認しました。撤去日は2010年12月18日~2011年8月16日の間ということしか分かりません。撤去後どこかで活用されているのかも不明です。
1番上の画像と比べるとよくわかるかと思います。



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深川市納内のオエ61でもう1つの話題。
納内の市街地より数km旭川方へ離れた場所に「オエ61-71」が保存されていました。冒頭のオエ61-59とは別の車両です。
某運輸会社(建機会社?)に置かれていましたが、かなり前に撤去された模様です。現車はJR函館本線から50~100m程しか離れていない場所にありました。

オエ61-71が保存されていた当時の様子↓(当方のサイトではありません)
http://musashishiraishi.dyndns.org/junglepro/?request=pleasure&sub_req=hokkaido&command=osamunaiOe61

上士幌町糠平 糠平駅跡のヨ3500

2011-08-09 15:10:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)


場所:上士幌町糠平 上士幌町鉄道記念館
保存車両:ヨ4843
(2011年8月8日訪問)

国鉄士幌線糠平駅だった場所に保存されています。元の駅構内が更地状態で残り、付近には上士幌町鉄道記念館があります。


車両は茶色っぽくなっていますが、これは錆止め塗料の色かと思われます。
ヨ4843の後ろには、TR11と思われる台車が1つ置かれています。これは上士幌町交通公園(上士幌町上士幌東2線236、上士幌駅跡地)に保存されていたオハ62-94のものではないかと思われます。
オハ62-94が撤去されたのは2008~2011年頃だそうです。当方が確認している限り2006年以前にはこのような台車は置かれていませんでした。

この糠平駅跡を始め士幌線廃線跡や多数のコンクリートアーチ橋は、現在NPO東大雪アーチ橋友の会により保存や修復が行われています。

2024年4月23日 現存を確認


士幌町 士幌駅跡のヨ3500とワムハチ

2011-08-08 13:58:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)


場所:士幌町士幌西2線 国鉄士幌駅跡
保存車両:ヨ4842、ワム187711、ワム187936
(2011年8月7日訪問)

廃線になった国鉄士幌線士幌駅だった場所です。貨車と士幌駅舎が保存されています。
この手の貨車にしては珍しく?屋根が設けられています。


定期的に塗装されており、周囲の草が刈られるなどしっかり管理されているようです。

 


3両とも車両番号以外の標記は失われています。ワム80000は2両とも中期型です。


駅舎は現役時代のままきれいな状態で残り、中は改造され集会所に利用されているようです。駅構内のホームや線路も一部残されています。

2024年4月24日 現存を確認