保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

(撤去済)北海道札幌市北区 中古車業者のキハ24

2015-02-20 10:37:00 | 今は亡き保存車

場所:北海道札幌市北区太平3条1丁目2-4
保存されていた車両:キハ24-2
(2011年12月29日訪問)

JR太平駅から徒歩10分程、国道231号石狩街道沿いの場所に保存されている車両です。
現在は中古自動車販売業者の事務所として使われているようです。かつてはアイスクリーム屋だったこともあり、所有者は何度か変わっています。


1枚目画像は国道側からの撮影ですが、反対側はこのようになっています。かつての首都圏色がそのまま褪色した色です。
床下機器は台車以外はほとんど撤去されています。さらに電線が引き込まれたり換気扇が付くなど改造されています。


側面の「キハ24 2」の標記の横に縦筋があるのが分かるでしょうか?これはこの車両が廃車後に切断され、この場所へ到着してからつなぎ直された跡です。
20m級車両を陸送する場合は半分に切断してから運ぶと、切断せずに運ぶ場合と比べ運賃が約半額になると聞いたことがあります。
20m級車両そのままで運ぶなら特殊なトレーラーが必要になりますが、切断して10m程度にしてしまえば建設機械を運ぶ一般的な低床トレーラーで運搬可能になります。このことから運賃に差が出るものと思います。

(2015年3月11日追記)
この車両は撤去されました。当方は2011年以来訪問していませんでしたが、2015年2月中旬に現地で解体されたそうです。
この車両が撤去されたことにより、キハ45系(キハ23系)近郊型気動車の保存車は全滅しました。

(撤去済)北海道旭川市 春光台のスハ42

2015-02-16 17:00:00 | 今は亡き保存車

場所:北海道旭川市春光台3条10丁目
保存されていた車両:スハ42-70
(2010年9月6日訪問)

市道「春光高台線」沿いに置かれているスハ42です。足回りは失われています。
この車両は、旭川市永山町の事業所にあったものがここへ移設されてきたようです。車体に通気口が付けられ、ドアが住宅用に交換されているのも前所有者で改造されたようです。


車体隅には、中古自動車販売許可書?(正式名称が分かりません)が掲出されており、敷地内には自動車の車体や部品が転がっていたため中古車の業者かと思われます。

(2015年2月16日追記)
2015年2月16日に、この車両が撤去されていることを確認しました。当方が最後に現存を確認したのは2014年6月26日です。
この車両は2008年頃に旭川市永山町から移設されましたが、ここ春光台には6~7年程度置かれていたことになります。三たびどこかで再利用されているのかもしれませんが、現段階ではそれを確認出来ていません。


電柱や道路標識の位置から、この車両が撤去されて跡地に青色の塀が延長されたことが分かります。