保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

南富良野町 幾寅駅前のキハ40

2011-08-01 15:53:00 | 上川(北海道)


場所:南富良野町幾寅 JR幾寅駅前
保存車両:キハ40-764
(2011年7月31日訪問)

幾寅駅前にキハ40が保存されています。
幾寅駅は1999年に公開された映画「鉄道員」のロケ地となり、作品に出演した気動車がこのキハ40-764でした。キハ12を模した改造が行われ、窓埋めやバス窓風側面板の貼り付けが行われました。
ロケ終了後は快速「ぽっぽや号」として富良野~落合間を走行し、旭川周辺の普通列車にも使用されました。しかしロケ用の改造が老朽化を早めてしまい(本来ロケ終了後に改造前の状態に戻す予定でしたが、ぽっぽやブームに乗っているうちに復元機会を逃したと思われます)北海道のキハ40では第1号の老朽廃車となってしまいました。
平成17年6月24日に廃車され、その年の秋頃にカットモデル状態で幾寅駅に設置されました。


車体の切断面を隠すように小屋が作られています。
車両の状態は悪くありませんが、鉄道車両の保存というよりはロケセットの一部として扱われているようです。

2022年6月25日 現存を確認


美幌町 柏ヶ丘公園のC58

2011-08-01 15:31:00 | 網走〔オホーツク〕(北海道)

場所:美幌町野崎10 柏ヶ丘公園
保存車両:C58-82
(2011年7月31日訪問)

美幌町に保存されているC58です。北見に長く配置され石北本線や釧網本線で活躍し、美幌にもゆかりのある機関車です。


屋根付きですがしばらく塗装されていないようで、錆や塗装の剥がれが見られます。
テンダーはボールを当てられたような痛み方をしていますが、自然とこうなったのでしょうか?


この機関車は、広い柏ヶ丘公園の南の端にあります。公園北側には墓地や野球場がありますが、そこからは見えませんので探す場合は注意が必要です。

2017年9月23日 現存を確認

網走市卯原内 9600とオハ47

2011-08-01 15:14:00 | 網走〔オホーツク〕(北海道)

場所:網走市卯原内89-1 卯原内交通公園
保存車両:49643、オハ47-508
(2011年7月31日訪問)

国鉄湧網線の卯原内駅だった場所に保存されている車両です。公園内には、喫茶店を併設した網走市鉄道記念館があります(通常は施錠されています)。


49643は典型的な北海道型キューロクですが、キャブにボイラーを振り替えた獅フ銘板が残ります。
ボイラーの振り替えや車体の振り替えは鉄道では珍しいことではありませんが、立派な銘板を作って取り付けているのは珍しいと思います。


9600に連結されるオハ47。
きれいな状態ですが、なぜか車体標記が特大サイズになっています。まるでプラレールやブリキの模型のような感じです。
車内は宿泊出来るようカーペット敷きになっています。


床下2箇所には、温気暖房器(ウェバスト暖房器)が残ります。
これは釧路配置時代に釧網本線などで混合列車に使用するための装備です。通常は機関車から供給される蒸気で暖房していましたが、貨車が間に挟まると蒸気を供給することが出来ません。そのため自前で暖房できるようにするためです。

2019年7月17日 現存を確認