場所:豊浦町船見町95 豊浦町中央公民館
保存車両:D51-953
(2011年10月19日訪問)
豊浦町中心部に程近い場所に保存されている機関車です。周囲には図書館や小学校があります。
元は胆振縦貫鉄道(後の国鉄胆振線)が1942年に自社発注した機関車で、形態は国鉄D51標準型に酷似しています。1944年に国有化されD51-953となりました。
特殊な経歴もさることながら、後年に煙突がギースルエジェクターに改造されました。通常の円筒状の煙突とは違い楕円形の断面が特徴です。石炭の完全燃焼や火の粉防止に効果があったようです。
なおこのD51-953ですが、豊浦町の財政難により2003年頃に解体の危機に瀕しました。その後、保存会・ボランティアが熱心な働き鰍ッや機関車の修繕を行い、解体は撤回されました。
当方は2001年頃にも訪問していますが、その当時は塗装が色あせて車体は錆だらけ、部品があちこち無くなるなど荒れるに任せた状態でした。こうして再びきれいな姿を取り戻したことは非常にうれしいです。
2018年11月4日 現存を確認