保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

豊浦町 公民館のD51

2011-10-21 11:36:00 | 胆振・日高(北海道)

場所:豊浦町船見町95 豊浦町中央公民館
保存車両:D51-953
(2011年10月19日訪問)

豊浦町中心部に程近い場所に保存されている機関車です。周囲には図書館や小学校があります。


元は胆振縦貫鉄道(後の国鉄胆振線)が1942年に自社発注した機関車で、形態は国鉄D51標準型に酷似しています。1944年に国有化されD51-953となりました。


特殊な経歴もさることながら、後年に煙突がギースルエジェクターに改造されました。通常の円筒状の煙突とは違い楕円形の断面が特徴です。石炭の完全燃焼や火の粉防止に効果があったようです。

なおこのD51-953ですが、豊浦町の財政難により2003年頃に解体の危機に瀕しました。その後、保存会・ボランティアが熱心な働き鰍ッや機関車の修繕を行い、解体は撤回されました。
当方は2001年頃にも訪問していますが、その当時は塗装が色あせて車体は錆だらけ、部品があちこち無くなるなど荒れるに任せた状態でした。こうして再びきれいな姿を取り戻したことは非常にうれしいです。

2018年11月4日 現存を確認

共和町 幌似駅跡のスハフ42とワフ

2011-10-20 10:46:00 | 石狩・後志(北海道)

場所:共和町幌似 幌似鉄道記念公園
保存車両:スハフ42-507、ワフ29587
(2011年10月17日訪問)

国鉄岩内線の幌似駅だった場所です。今は駅舎や貨物上屋、車両が保存された公園になっています。


2006年頃に道路改良の影響で駅舎の移築や構内の配置替えが行われ、車両たちも若干移動しています。その際に再塗装されたようで、きれいな状態を保っています。

後志管内は保存目的・民間利用問わず、客車1両+ワフまたはヨのセットで保存されている例が多くあります。セットで販売されていたのでしょうか?


全体の様子。駅舎や貨物上屋もきれいな状態です。ただ、前述の配置替えで残っていた貨物ホーム(貨物側線)は埋められてしまったようです。

2018年8月1日 現存を確認

倶知安町 ペンションのスハ45×2台

2011-10-19 14:40:00 | 石狩・後志(北海道)

場所:倶知安町巽66-1
保存車両:スハ45-21、スハ45-36
(2011年10月17日訪問)

倶知安町郊外の道道478号倶知安京極線沿いに保存されている車両です。
現在は養鶏場に使われています。


手前がスハ45-36です。
かつてこの2両は、札幌市白石区でレストランとして活用されていました。その施設が廃業後に現在地へやってきました。
この地に来た当初は食堂や宿泊施設として使われていましたが、数年前より養鶏場になっています。


奥のスハ45-21は、よく見ると車端部がおかしなことになっています。
これは札幌市に置かれていた頃に、国鉄苗穂工場の手によって改造されたものです。
一見するとスハフに見えますが、スハ45にスハフ42の車掌室部分のようなものを接合しています。よって車体長は21m超になっています。

2017年10月29日 現存を確認

倶知安町 六郷駅跡のオハフ46とヨ

2011-10-19 10:40:00 | 石狩・後志(北海道)

場所:倶知安町北4条東8丁目 六郷鉄道記念公園
保存車両:オハフ46-501、ヨ7913
(2011年10月16日訪問)

国鉄胆振線の六郷駅だった場所です。駅跡は公園に整備され車両が保存されています。
場所は倶知安町立東小学校のすぐ南です。


オハ47を緩急車化した車両です。塗装されたばかりのようで綺麗な状態です。屋根は葺き替えられています。


ヨ7913の車内。ヨ6000形の北海道仕様車の7900番台です。
室内は原形のまま残ります。


少し離れた所にあるSLの動輪。9669のものだそうです。
黒一色に塗装されていますが、磨き出してくれればなぁ・・・(磨き出しにすると維持管理が大変になりますが)。

2018年11月4日 現存を確認

札幌市西区 農試公園のD51

2011-10-18 14:24:00 | 石狩・後志(北海道)

場所:札幌市西区八軒3条西5丁目 農試公園
保存車両:D51-11
(2011年10月17日訪問)

JR琴似駅から徒歩10分ほどの農試公園で保存されています。ナメクジ型D51でスッキリとした優美な姿が特徴です。


廃車まで岩見沢機関区に長く在籍し、函館本線や室蘭本線で活躍しました。
北海道内に保存されているD51では、旭川市にある6号機の次に若い番号のD51です。
(参考)D51-6号機→http://train.ap.teacup.com/osyakatravel/22.html


10年ほど前までは雨水や錆汁が垂れた跡が多くあり荒れた状態でしたが、5年ほど前に大規模な塗装修繕が行われたようです。今はややくすんで来ていますが、まだまだきれいと言える状態です。
なお冬期はシートを被せて養生されるため見学出来ません。

2013年9月2日 現存を確認