保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

(撤去済)函館市 製乳工場の函館市電1006

2019-10-28 12:38:00 | 今は亡き保存車


場所:函館市中野町118 函館酪農公社あいす118
保存されていた車両:函館市交通局1006
(2014年8月28日訪問)

函館牛乳を製造する函館酪農公社に保存されている車両です。体験牧場や乳製品の販売を行う「あいす118」で保存されています。
この1000形は元は東京都電7000形として1955(昭和30)年に製造され、1970(昭和45)年に函館市電に譲渡されました。
2010(平成22)年に廃車された後も車庫で保管されており、2013(平成25)年に競売にかけられ函館酪農公社に落札され、この地へやってきました。


譲渡されたのは車体のみで台車や床下機器、ビューゲルは無く、コンクリート台座の上に置かれています。
休憩所として使用しているとの情報もありますが、訪問時は特に何にも使われていないようで車内へは入れませんでした。


車両が置かれている周囲。車両の横には仔牛と触れ合えるスペースがあります。

この「あいす118」は函館市郊外にあります。函館空港ターミナルビルから約3km、国道278号線(戸井方面行き路線バスあり)からも約3km離れているので、公共交通機関での訪問は難しいかと思います。
車両は公道からも確認出来ますが、施設の閉鎖時間には近づくことが出来ません。

2015年5月19日 現存を確認

※2024年2月20日追記

この車両は2019年10月に撤去されたようです。保存後5年程度で撤去されてしまいました。