保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【エストニア】ヴァルガ ヴァルガ駅近くのSL

2018-08-29 10:35:00 | バルト三国


場所:エストニア ヴァルガ 68204 Jaama puiestee
保存車両:Su251-98
(2018年7月18日訪問)

エストニア南部の街、ヴァルガに保存されている車両です。ヴァルガ駅から150m程西側にあります。
ヴァルガは街の中にエストニアとラトビアの国境線が通っていますが、この機関車が置かれている場所はエストニア側です。


軸配置2-6-2(1C1)のテンダー式蒸気機関車です。軌間1520mmの広軌の機関車ですので、小型機に見えますが巨大な動輪を持ちます。


テンダー側面にはエストニア語で「1889~1999 ヴァルガ~プスコフ鉄道110年」と書かれています(プスコフは現在のロシア領にあります)。


日本のC58と同じ軸配置の中型機ですが、C58とは比べ物にならないほど巨大です。従輪の大きさが目をひきます。


案内板には、ヴァルガ~プスコフ鉄道110周年に関する内容がエストニア語、ラトビア語、英語で書かれています。機関車は110周年を記念して保存されているようです。
機関車そのものの解説はほとんどありませんが、1949年にロシアで製造されたそうです。


(撤去済)余市町 国道5号線沿いの札幌市電215

2018-08-27 20:06:00 | 今は亡き保存車

場所:余市町栄町48
保存されていた車両:札幌市交通局215
(2011年10月13日訪問)

国道5号線沿いのドライブインで保存されている車両です。
札幌市交通局215号は1958年に製造された車両です。その後、1988年に「世界食の祭典」に合わせてトラムカーレストランに改造されました。そのまま原形に復元されることなく1989年に廃車されました。


建物に取り込まれ、一部は建物と接合されています。
前述のトラムカーレストラン時代の内装がそのまま利用されていたようですが、訪問時には確認出来ませんでした。


この215号車と接続された建物は、物置としてしか使用していないと思われます。

(2018年8月27日追記)
2018年8月26日に、この車両が撤去されていることを現地で確認しました。
詳しい撤去時期は不明ですが、2017年6月には撤去されていたそうです。当方が最後に現存を確認したのは2017年1月3日です。
車両だけが抜き出され、もぬけの殻になっています。隣接するドライブインは廃業したのか駐車場含めて立入禁止になっています。


【東京】国分寺市 ひかりプラザの新幹線

2018-08-27 19:46:00 | 東京

場所:東京都国分寺市光町1-46-8 ひかりプラザ
保存車両:951-1
(2018年7月16日訪問)

国分寺市の鉄道総研前の施設で、新幹線の試作車である951-1が保存されています。
建物のすぐ横に置かれており、脇のホーム状の所から車内へ入ることが出来ます。


反対側は道路で、側面を観察することが出来ます。0系新幹線よりノーズ部が2m延長されているため異様な雰囲気です。


連結面にはシャッターが取り付けられています。


運転台も見学出来ます。


車内には少ないながらも資料が展示されています。この座席は現役当時のものではないかと思われますが、車内の別の場所に3列転換クロスシートが残されています。
車内の公開は、第2第4月曜日を除く10~16時半に行われているようです(年末年始は不明)。