保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【東京】豊島区 南大塚公園の都電

2015-03-27 16:23:00 | 東京


場所:東京都豊島区南大塚2丁目27-1 南大塚公園
保存車両:都電6162
(2015年3月20日訪問)

南大塚公園に保存されている車両です。「都電ものしり博物館」という看板が掲示されていますが、この車両と案内板以外は特に博物館がある訳ではありません。


なぜか方向幕が一式撤去されており、おでこが丸くなっています。
塗装は都電7000形等で見られたワンマン化を示す黄色に青帯ですが、6000形がこの塗装になったことはありません。そして側面の窓枠が茶色になっていますが、塗装されたかひょっとしたらサッシに交換されているのかもしれません。

※2018年頃に黄色と赤帯の塗装に変更されました。



この場所は東京メトロ丸の内線新大塚駅から道路経由で約400m、JR山手線大塚駅から約800m程の場所にあります。
大塚台公園のC58とは1km程離れています。
厳重な柵に囲まれ近づくことは出来ません。向かいのタバコ屋に申し出れば鍵を開けてくれるとの情報もありますが未確認です(現在は公開していないとの情報もあり)。


【東京】豊島区 大塚台公園のC58

2015-03-26 09:55:00 | 東京


場所:東京都豊島区南大塚3丁目27-1 大塚台公園
保存車両:C58-407
(2015年3月20日訪問)

都電荒川線向原駅から徒歩3分、JR山手線大塚駅から徒歩5分程度の場所に保存されている車両です。50m程離れた丘の下を都電荒川線が走っています。


北海道型のC58で、苗穂、五稜郭、函館など終始北海道に配置されていた機関車です。
周囲を柵に覆われて屋根が設けられるなど厳重にガードされています。しかし説明板は破れ車両の塗装も剥がれているなどあまり管理されている様子ではありません。


キャブにはタブレットキャッチャーも残るなど、首都圏では貴重な北海道型装備を残す機関車です。

南大塚公園の都電6162とは1km程離れています。


【東京】品川区 東品川公園のSL

2015-03-25 13:54:00 | 東京

場所:東京都品川区東品川3丁目14 東品川公園
保存車両:上武鉄道7
(2015年3月20日訪問)

京急新馬場駅南口より徒歩5分程の場所に保存されている車両です。
訪問当日は公園全体が大規模な改修中であり、機関車に近づくことは出来ませんでした。しかし隣接する道路歩道橋から姿を確認出来ます。


1897(明治30)年にアメリカ・ピッツバーグ社で製造された機関車で、伊賀鉄道(現存する元近鉄の伊賀鉄道とは別の鉄道)が輸入しましたが、伊賀鉄道は開業することなくこの機関車は注文流れとなりました。
その後阪鶴鉄道→鉄道院→播丹鉄道→西武鉄道→上武鉄道と渡り歩き、1965(昭和40)年に廃車されるまで68年間も働き続けました。

2-6-0(1C)というタンク機関車としては珍しい軸配置です。従輪が無いため炭庫や水槽を大きく出来ないことやバック運転での走行性能の悪さから、タンク機関車は従輪付きがほとんどです。

【ベトナム】ホーチミン市 サイゴン駅前のSL

2015-03-25 13:26:00 | 海外その他

場所:ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 1NguyễnThông phường9 サイゴン駅前広場
保存車両:141-158
(2015年3月23日訪問)

ベトナム南部にあるベトナム最大の都市ホーチミン、その中心駅であるサイゴン駅前に保存されている車両です。
日本のD51と同じ軸配置2-8-2(1D1)を持つ機関車です。ベトナムの鉄道はほとんどが1000mm軌間ですので、機関車の大きさも日本のD51と同じぐらいかと思います。


1枚目画像でもそうですが、画像が傾いている訳ではありません。機関車自体が傾斜の付いた盛土の上に置かれています。日本ではあまり見られない展示方法です。
この機関車と同じ141型は、第2次世界大戦後にフランスから10両輸入され、後年フランスから独立後に中国から50両譲渡されたそうです。
画像の機関車がどちらのタイプかは分かりませんが、社会主義の星マークやデフレクターの形など中国型に似た印象を受けます。


テンダーには16-151という番号が付けられています。
ヘッドライトの上に四角いライトが取り付けられていますが、これはライトアップするため保存後に取り付けられたと思われます。