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場所:デンマーク王国 オーデンセDannebrogsgade24 デンマーク鉄道博物館
保存車両:多数
(2015年9月2日訪問)
(その2)記事からの続きです。
718号電車です。1933年に製造され、デンマーク初のSライン(近郊電車。ドイツではSバーンと呼ばれます)としてデビューしました。1972年までの長期にわたり活躍しました。
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フォードV8を改造したモータートロリー(保線等の巡回車と思われます)です。
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SNNB3です。1910年に製造されたC形タンク式蒸気機関車です。小さな車体に似合わない大きなスノープロウを装備しています。
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1501号です。1981年に製造されたディーゼル機関車です。おそらく電気式と思われ、出力3300馬力、自重115t、最高速度175km/hです。
なお、同形機は2015年時点でもまだまだ現役で客車や貨車の牽引に活躍しています。この1501は第1号機ということから保存されているのでしょうか。
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1112号です。1954年に製造されたディーゼル機関車で出力1500馬力、自重98.6t、最高速度133km/hです。
なおこの機関車はいわゆる西側諸国での標準機として各国へ納入されており、ハンガリーではM61という形式です。その他にスウェーデンやノルウェー、西ドイツ等にも納入されています。
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片側の側面は大きく欠き取られ、巨大なエンジンが収まっている様子を観察出来ます。また運転室にも立ち入ることが出来、運転シミュレーターが設置されています。
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博物館の屋外にも多数の車両が保存されています。これらの中には動態保存されているものがあり学校休暇日には走行するそうですが、訪問当日は走行しておらずどれが動態保存車なのかは不明です。
手前側の客車はFE12140で、1929年に製造されました。
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MH322です。1961年に製造されたディーゼル機関車で、入換に使用されたと思われます。ドイツにもほぼ同形態の機関車がいます。
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114号貨車です。小型で古典的な外観ながら、三角の屋根が珍しい形態です。
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ME35です。客車の様な外観ですがエンジンを積んだ気動車です。
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一番手前はME35、その後ろは同じように客車の様な気動車であるM5です。
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番号は不明ですが「シュガータンカー」とされる貨車です。1958年に製造され、後継車が登場した1972年に引退しました。
「シュガートレイン」と聞くとサトウキビ運搬列車を思い浮かべますが、デンマークでは気候的にサトウキビは育たないと思われますので、この貨車は糖蜜輸送用ではないかと思います。
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1846号です。説明板を撮り損ねてしまったので電車なのか気動車なのかは不明です。片側は3軸台車になっています。
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No,322です。1864年に製造されましたが、当初から側面が無い遊覧客車だったのか、元は普通の客車だったのかは不明です。
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503383号貨車です。2軸のタンク車です。
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この車両のみは近くで観察する事が出来ず、博物館建屋の窓越しに撮影しています。
戦車を載せた長物車です。戦車も含めて保存されているのか、イベント等でたまたま置かれていたのかは不明です。
3回に渡りデンマーク鉄道博物館をご紹介しました。デンマークの鉄道にゆかりの深い貴重な車両が多数保存されています。各車両には詳細な説明板が設置されており、量・質ともにデンマークナンバー1の保存施設です。