保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

大空町 女満別駅の車掌車4台

2011-07-31 20:32:00 | 網走〔オホーツク〕(北海道)

場所:大空町女満別本通1丁目1-3 JR女満別駅
保存車両:ヨ4424、ヨ4459、ヨ4460、ヨ8018
(2011年7月31日訪問)

JR石北本線女満別駅に保存されている車両です。宿泊施設に使用しているという話を聞いたことがありますが、今もそのように使っているのかは不明です。


階段や柵が付けられると共に、電気メーター、灯油タンク、水道配管、ボイラーの煙突のようなものまで取り付けられており、車内で快適に過ごせそうです。


女満別駅のすぐ横にあります。手前は現役の1番ホームです。


この車両たちは長いこと黒色のままで置かれていましたが、2009~2010年の間にご覧のような色に塗り替えられました。ピンクとも紫ともつかない色です。
塗り替えに当たり、車体標記が消えてしまいました。現在外観から車番を判別できるのは、バッテリー箱に書かれたメモ書きのようなものだけです。

2017年9月23日 現存を確認

釧路市 幸町公園のC58

2011-07-30 17:09:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)

場所:釧路市幸町12丁目 幸町公園
保存車両:C58-106
(2011年7月30日訪問)

釧路市街地に保存されているC58です。
車体は白線など派手な装飾がされていますが、屋根付きで大切に保存されています。


C58-106号機は釧路で過ごした期間が最も長く、お召し列車やSLさよなら列車も牽引した釧路に縁の深い機関車です。


幸町公園はJR釧路駅から500mほどの場所にあり、近くには和商市場やこども遊学館などがあります。

2014年6月18日 現存を確認

浜中町茶内 浜中町営軌道の機関車

2011-07-30 16:59:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)


場所:浜中町茶内橋北西121 茶内ふるさと公園
保存車両:浜中町営軌道8tディーゼル機関車
(2011年7月30日訪問)

(※注意)現在は移転しているため、この場所にはありません。

浜中町茶内に保存されており、かつて存在した浜中町営軌道で働いた車両です。
浜中町営軌道は、国鉄茶内駅から内陸部の西円朱別・東円朱別・上風連などへ至る軽便鉄道で、地域の旅客輸送と牛乳の発送に活躍しました。


釧路製作所で製造され、枝幸町歌登に保存されている機関車とほぼ同じ形態です。ガラスが無い箇所が多いですが、車体の状態はまずまずです。


かつては自走客車(ディーゼルカー)も保存されていましたが、車体の老朽化のため撤去されてしまったそうです。今はその台車のみ残ります。

この車両は移転しました。2024年4月時点では、浜中町茶内市街地の浜中町農村運動広場(浜中町茶内橋北東33)に保存されています。

2015年12月8日 現存を確認


弟子屈町 川湯温泉のスハフ42

2011-07-30 12:57:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)

場所:弟子屈町川湯駅前3丁目2-10 ホテルパークウェイ
保存車両:スハフ42-522
(2011年7月29日訪問)

川湯温泉のホテルで保存されている客車です。カラオケルームとして活用されています。
ホテルパークウェイ公式サイトにも紹介があります。↓
 http://www.h-parkway.com/index.htm


スハフ42の車掌室窓。
この車両はスハ43-700番台から改造されたもので、純正スハフ42とは異なり車体はスハ43と同様です。
さらに釧路区で活躍したため、同区独自の改造として車掌室窓が住宅用アルミサッシになっています。この特殊な装備が今でも残っています。
まさに住宅用そのままの部品のため、知らなければ現役時からこの姿だったとは思えないでしょう。


表から見えない部分は元の青塗装が残っています。

この客車があるホテルですが、JR川湯温泉駅から徒歩3分ほどの国道沿いにあります。客車は国道から見えにくい位置に置かれています。

2016年3月21日 現存を確認

別海町 サハリン帰りのD51とキハ22など

2011-07-30 12:35:00 | 十勝・釧路・根室(北海道)

場所:別海町西春別駅前西町271 別海町鉄道記念公園
保存車両:D51-27、キハ22-239、ヨ4642、キ276
(2011年7月29日訪問)

JR標津線の西春別駅だった場所に保存されている車両です。元の駅構内は公園になり、バス待合所や鉄道資料を展示した記念館も併設されています。


このD51は、第二次世界大戦後にサハリン(樺太)へ輸出された30両のD51の内の1両です。国鉄の「D51 27」とは別の車両です。廃車後に他数両のD51ともに日本へ里帰りしました。
派手な塗装もさることながら、前照灯や連結器にサハリン時代の装備が残っています。


D51の次位にはヨ4642。


キ276。キ100の保存車は大抵、くさび状の前頭部が先頭になるように保存したがりますが、ここでは前頭部がヨ4642に連結され置かれています。
貨物列車の最後尾に連結されて回送中のような様子です。


少し離れた所にキハ22があります。ホームは現役時代のものではありません。

この保存車がある場所ですが、駅が無くなった現在でも「西春別駅前」という住所になっています。
西春別の集落はここから6kmほど離れています。なお地図によっては、この保存車がある辺りを「上西春別」と表記しているものがあります。ややこしいので訪問の際は注意が必要です。
冬季は、シートを被せて保護されるため見学出来ません。

2016年3月21日 現存を確認