保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【韓国】谷城郡 ソムジンガル汽車マウルの車両たち(その2)

2014-11-08 17:29:00 | 韓国


場所:大韓民国 全羅南道谷城郡谷城邑 ソムジンガン汽車マウル
保存車両:多数
(2014年10月22日訪問)

その1記事からの続きです。
多数の車両が保存されていますが、当方はこれらの車両の形式や経歴を知りません。そのため画像を紹介する程度に留めます。

1枚目の画像は、メイン広場に置かれている車両たちです。
真ん中の車両は保線用車両なのか、貨車などをこの地で改造した遊覧用の車両なのか不明です。


미카(ミカ)2-129。標準軌の蒸気機関車です。


2122という番号が付けられたディーゼル機関車です。アメリカのロードスイッチャーそのままの形態です。
韓国の鉄道は第二次世界大戦後にアメリカ主導で復旧・整備されました。その際にアメリカから大量のディーゼル機関車が持ち込まれ、この機関車はそのうちの1両かと思います。


これは、先ほど紹介した미카(ミカ)2-129を模したレプリカです。園内を一周する遊覧列車ですが、蒸気動力ではなくディーゼルエンジンで走行します。


これは旧・谷城駅舎です。全羅線はかつてこの公園の場所を通っていましたが、路線改良のため現在は谷城駅ともども築堤上に移設されています。この公園の裏手にあたります。
かつての谷城駅舎が保存され、管理棟として活用されています。


トンイル号(日本では急行または普通列車に相当。現在は廃止)用の客車と思われます。


こちらも1両丸ごとトイレに改造された客車。


公園の奥側(現在の谷城駅とは反対方向)は整備途中ですが、その中にも客車が置かれています。こちらも休憩所やトイレ列車に改造されるのでしょうか。


【韓国】谷城郡 ソムジンガル汽車マウルの車両たち(その1)

2014-11-08 16:59:00 | 韓国

場所:大韓民国 全羅南道谷城郡谷城邑 ソムジンガン汽車マウル
保存車両:多数
(2014年10月22日訪問)

韓国南部の谷城にある鉄道公園です。元は韓国鉄道公社全羅線だった場所ですが、路線改良で廃線になった旧線部分を活用して公園が整備されています。
多数の車両が保存されていますが、当方はこれらの車両の形式や経歴を知りません。そのため画像を紹介する程度に留めます。

1枚目の画像は、プッシュプル電車タイプのセマウル号です。


このセマウル号は12両編成で置かれており、住宅のように改造され「レールペンション」として使われています。宿泊施設なのか、シーズン毎のレンタルなのかは分かりません。


園内のインフォメーションセンターです。建物然としていますが、屋根上に鉄道用クーラーがあることから鉄道車両を改造したものだと分かります。


ムグンファ号の客車を改造したと思われる「1004列車食堂」です。訪問した際は営業開始前でした。


KTXです。花の絵が描かれているのが日本では見られない斬新な保存スタイルです。
先頭車でありながら客室があるため、モックアップではないかとの情報を頂きました(KTXは両先頭車が機関車の様な動力車になっています)。


こちらは非冷房の客車と思われますが、1両丸ごとトイレに改造されています。手前が女性用入口で、点対称の反対側に男性用入口があります。


静態保存されている客車たち。左側の茶色い客車はかなりクラシカルですが、復元整備されたものなのかレプリカなのかは分かりません。

画像が多いため、2記事に分けて紹介します。(その2)へ続く